レイクサイド の商品レビュー
受験生の家族ぐるみでの殺人事件。 わりとドロドロしている内容。 真相は確かに、、そうなのかもしれない。 昔の作品やから、カップルをアベックって言ってて時代を感じた。 けど、実際にありそうな話やから怖い。
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親子での勉強合宿中に起こった殺人事件。4組の親が団結して隠し通そうとすることに違和感を覚えたが、まさか子供たちの誰か1人が起こした殺人を隠蔽するために結束していたとは。警察に報告して捜査がされれば、誰が犯人かはわかるだろうが、誰が犯人かが分からないからこそ結束できるということに納得してしまった。子供たちの受験勉強の裏で、試験問題を知るための金銭のやり取り、売春、薬物、親同士の自由恋愛などが横行しており狂っていると感じた。
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中学受験をさせる家庭の集いで起きた事件をめぐるストーリー。 なんだか終わりはあっけなかったけど、途中は色々騙されたり何が真実なのかハラハラもした。 たかだか中学受験のために本当にこんな事が起きていたら怖い。
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昔観た映画と随分印象が違った。ラストが異なるのはともかく、事件の背景なども(映画では)随分端折られていたなと。内面描写が一切ない実験的作品。著者曰く「そのせいで薄っぺらい本になった」わりに中身は濃い。戯曲に近いけれど、これはこれで面白かった。
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昔からなぜか好きな作品。人物の内面描写も少なく、あったとしても共感できない類の人間ばかりなのになぜ惹かれるのだろうと不思議だったが、今回解説を読んで謎が解けた。恐らく私は演劇っぽい作品が好きなんだろう。高校時代に観劇した『十二人の怒れる男たち』に心奪われてから、特にミステリの演...
昔からなぜか好きな作品。人物の内面描写も少なく、あったとしても共感できない類の人間ばかりなのになぜ惹かれるのだろうと不思議だったが、今回解説を読んで謎が解けた。恐らく私は演劇っぽい作品が好きなんだろう。高校時代に観劇した『十二人の怒れる男たち』に心奪われてから、特にミステリの演劇(に適した)作品が大好物となったらしい。 初読時はまだ大学生で親になれば少しは登場人物たちの気持ちもわかるかと思っていたが、やはり異常の一言に尽きる。時代の変化もあると思うが、そこまでして中学受験しても後で必ず歪みが生じる。
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そこまで長くなく読みやすい文章だったのであっという間だった。 中学受験の勉強合宿で主人公の愛人が殺される。他の親も隠蔽するために工作をするが、明らかに異常な連帯感。誰が殺したのか、なぜ隠蔽するのか。 犯人は途中でなんとなくわかるものの、はっきりとしない最後。珍しい感じ? 中学受験にそんなに必死になる親の気持ちはよく分からない(自分もした側だけに)。入った後が大変になるなら、自分に合ったところに行ったほうが良いのでは? ていうか親がドラッグやら性接待みたいなことしている方が嫌。 ていうか主人公が浮気してるのがキモすぎる。お前がそもそも悪い。
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中学受験の学習合宿のために、湖畔の別荘地に四組の親子が集まる。 しかし、そこで殺人が起き、親達はその死体を隠蔽することになるのだが……。 釈然としない結末。
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東野圭吾らしくスイスイ読めて気持ち良かったし、この終わり方のパターンも嫌いじゃない。 でもちょっと設定と展開に無理がないかな。 不倫相手が被害者だというのに妻のために殺人の隠蔽までやるかな。しかも、馴染みのある相手の頭部を傷付けるような事まで。 子を思う親の歪んだ愛情は他人の命をも奪うというテーマは何度か読んだ記憶があるが、作者のお気に入りなんだろうか。 なんで主人公と被害者を不倫関係にしたのか、と考えたら、やはり最後の、真犯人を匂わせるようなくだりを書きたかったからかなと。
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