レイクサイド の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2023/02/25

かなり心が削られる作品
それもやるせなさや悲哀といった感情ではなく胸糞という点で

登場人物ほぼ全員が倫理観の欠如があるという並のイヤミス以上の衝撃があった

推理要素は比較的優しめ
ページ数も短めのため読みやすいが上記理由から万人にはオススメしにくい作品

2023/02/18

序盤に交わされる会話に下品な思考が追いついてしまった。
ん？これは怪しいな、と、思う場面も多々あるが、後半にかけて以外な真相が明らかになってくる。
読み手に勝手に誤解させる。
読後はねぇ、結局お前が原因で、お前がしっかりしていれば起こらないことだろってこと。
人の心の有り様が、まざまざと見せつけられる。
それぞれの言いたい事も、思いも、そりゃ分かるよ？
でもさ、その一線を超えては、ダメだよ。
経験値が違うんだから、教えてあげないと。

2023/02/05

有り得ない話ではない。一本ネジが外れてしまうと、崩れ落ちる様に連鎖的に狂っていく思考回路は人間の弱さだ。

現状を維持したいという保守的な欲望、罪を隠すために罪を重ね、徒党を組む。大事な何かを優先したいがために、尊い命を軽んじることは、現実の殺人事件にも見られる犯罪者の心理だ。

誘惑に負けずこの一本のネジを外すことなく生きていく事を、改めて誓う。

2022/12/30

帰省した実家にあったので手に取った。東野圭吾ものは何冊か読んでいるが、面白いのもあればそうでもないものもあるという印象。子供の勉強合宿に来ていた家族たちの中で発生した殺人事件を隠蔽しようとするお話なのだが、ちょっと今一つだったかな。

2022/12/19

子供達の受験勉強合宿でレイクサイドの別荘に集まった家族達。会社の同僚である愛人がやって来たが、事故で殺してしまった。それを隠そうとみんなで共謀し合う。警察の事情聴取を受けた場合の事などを考えるも、途中でストーリーが終わるような印象がなんとも不完全燃焼である

2022/12/15

自分達の所業を正当化するかの様に、綺麗事を並べる父兄達の醜さに辟易した。
秘密を共有する事で生まれた表面上の結束。
その裏にある各々の利己的な真意が胸糞悪い、、

2022/11/23

TVの2時間サスペンス見ている感覚
風景は湖とその近くにある別荘
不正を働いてまで、母親達が身体をはってまで、そして親の弱みにつけ込む教師がいる中学に、自分の子供を入学させたいと思うのだろうか。。。

誰が犯人なのか？どうして殺しちゃったのか？
モヤモヤのまま読了

2022/11/08

人間関係やら、お受験の実情(？)やらが色々と複雑に絡み合っているようで、最後まで読んでみるとかなり単純な事件で、ちょっとがっかり。
途中から結末も見えてしまったし。

でも、その単純なものを複雑に見せているのはやっぱりすごいのかもしれません。

「犯人と思われる人」の視点でこの小説が書かれていたら、どんな感じなのかなーと思いました。
個人的には、そのほうが面白そうな気がするのだけど。

2022/10/15

4組の夫婦とその子供たちが受験勉強のため合宿をしている別荘地で起きた殺人事件、不自然にその殺人を隠蔽しようとする大人たち。その背景を読者として推理するが見事に裏切られました。

2022/09/23

2時間ドラマを観ているような感覚、子供の将来の幸せを願う親として全く共感出来ないけど、作品としては読みやすくて面白かった。