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ウェブ進化論 の商品レビュー

4.2

498件のお客様レビュー

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2009/10/04

最近ウェブ進化について多くの書籍が出版されているが その多くはWEB2.0技術解説書という印象。 しかしながらこの書籍はWEB2.0という切り口で ネット社会を俯瞰で捕らえている。 第三次産業革命とか、第一次情報革命とか そこまで大きな風呂敷を敷く(お茶を濁す)のではなく ネット...

最近ウェブ進化について多くの書籍が出版されているが その多くはWEB2.0技術解説書という印象。 しかしながらこの書籍はWEB2.0という切り口で ネット社会を俯瞰で捕らえている。 第三次産業革命とか、第一次情報革命とか そこまで大きな風呂敷を敷く(お茶を濁す)のではなく ネットの「あちら側」と「こちら側」というユニークな視点で解説しているのが面白い。 MicrosoftとGoogleの比較 はたまたGoogleとYahoo、楽天、Livedoorとの比較を 分かりやすく理路整然と解説している。 またロングテールの説明も、今まで見たどの解説よりもイメージしやすい。 僕もネット社会で生きているが なかなか俯瞰して業界を見ることができない。 どうしても、技術よりな話ばかり(ミクロ)に気を取られ それが社会にどう作用するか(マクロ)の部分は 案外見えにくいものである。 それを補完してくれた良書。 Googleによる富の再分配システムのくだりはしびれる!

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2009/10/04

一握りの、情報を持ちえた者だけが権威となる時代は終わりをつげ、集合知または大衆知により、市民が情報の世界で主人公になりうる時代がやってくる。そんな心踊る気持ちにしてくれました。

Posted byブクログ

2009/10/04

過去から現在まで、そして未来のWebのことがとてもわかりやすく書かれた1冊。 今まで漠然と“感じていた”ことが「コレだったのか」と納得できる。とても読みやすい1冊

Posted byブクログ

2009/10/04

今話題の本ですね。Web2.0とは、みたいな話らしい。内容がアグレッシブ(≒真偽が疑わしい)なので面白く読めます。ほんとかよ、すごいな的な。内容的にも読んでおいて損はないような。しかしネットはやはりすごいと思います。可能性が。今後10年、20年が楽しみです。

Posted byブクログ

2009/10/04

知り合いに勧められて読んでます。 なかなかの読み応えです。おもしろいです。 インターネットの「こちらがわ」と「あちらがわ」というとらえ方はなかなか言い得て妙です。仕事柄、アマゾンJapanと商談をすることがありますが、彼らのビジネス感覚が少し理解できた気がします。この世界には...

知り合いに勧められて読んでます。 なかなかの読み応えです。おもしろいです。 インターネットの「こちらがわ」と「あちらがわ」というとらえ方はなかなか言い得て妙です。仕事柄、アマゾンJapanと商談をすることがありますが、彼らのビジネス感覚が少し理解できた気がします。この世界にはいるなら、少しずつとかおそるおそるやるのではなく、思い切って飛び込むことですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

ネットの「あちら側」を舞台に成長し続けるグーグルとアマゾンを中心に、「Web2.0」や「ロングテール」といった、これからのトレンドになりそうな用語を分かりやすく解説。ITに携わる人なら誰もが読むべき良書。

Posted byブクログ

2009/10/04

グーグル社は検索エンジンを管理・運営する会社だと思っていました。サービスは話題になるけど会社のことが話題になることは少ないためグーグル社の目的や活動は謎でした。なぜ、あんなすごいサービスを生み出すことができる疑問でした。 本書によると博士号を持った天才たちが日々新しい技術を考えプ...

グーグル社は検索エンジンを管理・運営する会社だと思っていました。サービスは話題になるけど会社のことが話題になることは少ないためグーグル社の目的や活動は謎でした。なぜ、あんなすごいサービスを生み出すことができる疑問でした。 本書によると博士号を持った天才たちが日々新しい技術を考えプログラムを書き続けているそうです。だからあんなすごいサービスを生み出すことができのかと感心してしまいました。グーグル関連のサービスはすべて無料です。無料では採算が取れないのではと考えてしまう。それは凡人の考えで、天才は工夫をして収益を上げてしまう。そんなところにもグーグル社のすごさがあります。ITの世界は現在も進化しています。その中でグーグル社は他社とは違う方向性の進化をしています。それは世界の常識にとらわれない進化をしているということです。本書でグーグルの中身を少し見ただけですがグーグル社のすごさの秘密がわかったような気がします。

Posted byブクログ

2009/10/04

最近読んだ本では一番おもしろかった。 ネット関係の仕事に携わっているが、 ますます業界が面白くなると予感させる本。 ネット業界で働く人、ネット業界で一旗上げたいと思ってる人、必読!

Posted byブクログ

2009/10/04

・表現者としてフェッショナルであり続けるためには、常態となった甲子園地区予選を戦い続けることを余儀なくされる「自由競争・継続競争の時代」 ・より重要なのは、技術革新によって「知の世界の秩序」が再編されるというところ ・米国が圧倒的に進んでいるのは、インターネットが持つ「不特定...

・表現者としてフェッショナルであり続けるためには、常態となった甲子園地区予選を戦い続けることを余儀なくされる「自由競争・継続競争の時代」 ・より重要なのは、技術革新によって「知の世界の秩序」が再編されるというところ ・米国が圧倒的に進んでいるのは、インターネットが持つ「不特定多数無限大に向けての開放性」を大前提に、その「善」の部分や「清」の部分を自動抽出するにはどうすればいいのかという視点で、理論研究や技術開発や新規創造が実に活発に行われているところ ・権威ある学者の言説を重視すべきとか、一流の新聞社や出版社のお墨付きがついた説の価値が高いとか、そういったこれまでの常識をグーグルはすべて消し去り、「世界中に散在し日に日に増殖する無数のウェブサイトが、ある知についてどう評価するか」というたった一つの基準で、グーグルはすべての知を再編成しようとする。 ・誰かに発注すればいいものをゼロから自分で作る意味は何か。 ・道具自身に革新性があるのではなく、すべての情報を共有することを原則に「情報自身の淘汰」に委ねるという思想のほうに革新性がある。 ・本をページ単位で販売する「アマゾン・ページ」、アマゾンを通して購入した顧客に対してのみその本をオンラインで読む権利を提供する「アマゾン・アップグレード」は、二つとも斬新かつ破壊的な新サービスだ。 ・開放によって全体が大きく発展してパイが大きくなるほうが、閉鎖してジリ貧に陥っていくよりもずっといい。 ・マイクロソフトやインテルがどんなに頑張っても、一台のコンピューターに閉じた世界でできることは限られている。 ・検索エンジンというのは、実に能動的なメディアである。問題意識、目的意識が明確な人にはいい。このことについて知りたい。あのことについて調べたい。そういう欲求がある人にとっては素晴らしい道具だ。 ・講義内容だけが公開されても、世界の片隅にいて、たった一人黙々とネットに向かって独学するのは難しい。だから科目ごとの学習コミュニティをネット上に無数発生させることが重要 ・「全体」などを全く意識せずに行う「個」のネット上での営みをうまく集積すれば、自動的に「秩序形成」という価値を創出できるのではないか。 ・思想の精神的支柱になっているのは、オプティミズムと果敢な行動主義である。 ・グーグルの二人の創業者ラリー・ページとセルゲイ・ブリンの言葉 『不特定多数無限大とも言うべき膨大な数の見ず知らずの人々がネットの向こうに存在することに。そしてその人々との間の相互作用を瞬時に空間を超えてい行えることに。いつも世界とつながていることに。世界中に蓄積・更新されている知のすべてにアクセスできる可能性に・・・。』 ・「転職によるいい意味での人生の急展開」「新しい場での新しい出会いがもたらす全く新しいオポチュ二ティの到来」「組織に依存しない個人を単位としたネットワークがフル稼働することの強靭さ」 ・ベンチャーが「自社の粗捜し」を最優先事項にしたら、存在意義などなくなってしまう。

Posted byブクログ

2009/10/04

この本の要点とも思えるグーグルの展開した戦略構造や web2.0についてもかなり理解できましたが、 著者の卓越な文章能力にも驚かされました。 もちろん彼の専門ではある内容なのだけれど、 複雑に思える現代ウェブの事態をとても巧みに説明していたのではないかと思います。 それ...

この本の要点とも思えるグーグルの展開した戦略構造や web2.0についてもかなり理解できましたが、 著者の卓越な文章能力にも驚かされました。 もちろん彼の専門ではある内容なのだけれど、 複雑に思える現代ウェブの事態をとても巧みに説明していたのではないかと思います。 それも図を用いず、文章のみで説明を果たせているところに 著者の挑戦的な意図さえ感じられたた気がします。 通常的にブログというメモ・考察メディアを多用しているという筆者ならではの、 快活でかつ知的な文章で飽きることなく読みすすめられました。 本文中でご自身でも触れられていたけれど、 文中の随所にも垣間見られる梅田氏の自己向上環境の維持努力、性善説にも似た楽天主義には感動をすら覚えます。 非常に良い本だと思います。

Posted byブクログ