株式投資の未来 の商品レビュー
米国株長期投資についての名著 1957〜2004年辺りのデータを基に、高齢化や世界経済をも見据えた戦略を提示している。 インデックス投資一辺倒よりも数歩突っ込んだ内容となっており、高配当米国株を選ぶ際の参考になりそう。
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高配当の重要性再認知。セクター、歴史、高齢化、流行など様々な観点で株式投資本。長いが読む価値あり。やっぱり長期運用するなら株式インデックス突っ込んどけ!ってこと!
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データを元に説得力のある内容でした。 ポートフォリオを作る時の参考になった。 株式はリスクあるかもしれないが、結果としては低リスクな気がする。
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個別株、その中でも優良企業(有名企業であり広く社会に浸透したブランドを有していて、財務基盤が健全であり、十分な配当を出している企業)への長期投資及び配当の再投資こそが、投資の最適解であり、インデックス投資を超えるパフォーマンスをたたき出す。 インデックス投資がパフォーマンスを挙...
個別株、その中でも優良企業(有名企業であり広く社会に浸透したブランドを有していて、財務基盤が健全であり、十分な配当を出している企業)への長期投資及び配当の再投資こそが、投資の最適解であり、インデックス投資を超えるパフォーマンスをたたき出す。 インデックス投資がパフォーマンスを挙げられないのは、PERが低いにも関わらず過大に評価されている株式を組み込まざるを得ない為にパフォーマンスが落ちてしまう。 広く浸透して、株価も適正な優良企業こそが重要。 かつ、配当を継続的に再投資することで、株価が低迷した時に多く株を買えて、上昇相場でより恩恵を受けることができる。
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とても大切なことが書いてある。 少しとっつきにくいが、株式投資を始める前に読んでおけばよかった。(とはいえ、最初にこれを読むのはハードルが高いが) 「成長の罠」は本当に多くの投資家たちがハマりやすいポイントだと思う。これで株式市場を退場した人もいるのではないだろうか。 人口動態と...
とても大切なことが書いてある。 少しとっつきにくいが、株式投資を始める前に読んでおけばよかった。(とはいえ、最初にこれを読むのはハードルが高いが) 「成長の罠」は本当に多くの投資家たちがハマりやすいポイントだと思う。これで株式市場を退場した人もいるのではないだろうか。 人口動態と株式市場の話も興味深かった。この観点で考えたことはなかったので、勉強になった。しかし、アメリカ市場については楽観的に思えるが、競争力の低下している日本市場についてはどうだろう、と少し不安になった。日本市場もかなり外国人投資家に買われてはいるが…。 高配当投資でよく参照される本ではあるが、高配当投資以外の部分でも、むしろそちらのほうが私的には参考になる部分が多かった。良書。 翻訳者と連絡が取れなくなってるらしく、様々な利権処理や電子書籍化が難しいのではないかと思う。早く翻訳者が見つかると良いなとおもいます。
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何かで認識し借りてみた本 メモ ・3つの学び 「成長の罠(成長株や成長国への投資はリターンが低くなりがちであること)」 「配当金再投資の重要性」 1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、 株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。 値上がり益が生み出した部分は3%に過ぎない 「儲かるセクター(ヘルスケア、生活必需品、エネルギー)の存在」 ・長期で見れば株式のリスクは軽減される ・配当は下落相場ではプロテクターとなり、上昇相場ではアクセルにつながる。すなわち配当再投資は重要
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とんでもなく良書。この本を読んでいるか読んでいないかで、その人の投資マインドが大きく変わってくることはほぼ間違いないですと思う。話題のインデックス投資よりも更にリターンを高めるための投資方針が書かれている。 また、これから世界で起こると考えられる問題に対して市場がどう動くと予想さ...
とんでもなく良書。この本を読んでいるか読んでいないかで、その人の投資マインドが大きく変わってくることはほぼ間違いないですと思う。話題のインデックス投資よりも更にリターンを高めるための投資方針が書かれている。 また、これから世界で起こると考えられる問題に対して市場がどう動くと予想されるか、それに対して私たちはどう考えて行動すれば良いかも書いてある。 ただし、アメリカ目線で書かれた本なので、100%日本人が同じように考えてよいかは注意して読む必要がある。
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正直投資初心者には難しく、読了まで時間がかかり、専門的な知見では理解が追いつかない点もややあったが、読んで損はない目から鱗の充実した内容だった。 ー 以下備忘 ー ・高配当投資の重要性 ・株式の長期的リターンは増益率(成長率)そのものではなく、投資家の期待がそれを上回っているかどうかで決まる ・バリュエーション投資(配当利回りは市場平均と同程度でも投資家の期待度が低いと、割安株を再投資することで保有株数が膨らみリターン上昇が加速する) ・時に裏打ちされた銘柄→消費者ブランドの力(フィリップ・モリス、コカコーラ、ファイザー他) ・長期高配当投資に強いセクター(エネルギー、ヘルスケア、生活必需品) ・配当再投資〜下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル ・新興企業(IPO、ハイテク)はS&P500種生き残り銘柄の長期リターンに敵わない ・先進国は高齢化でも新興国(中国・インド・アフリカ等)の労働者人口の増加と生産性の向上、成長率からモノ・サービスの供給が減ることはなく、米国のベビーブーマー世代が引退と同時に手放し始める株の買い手もなくなることはない。 ・時代の流れとともに先進国から新興国へと経済の主体がシフトするため、米国一国主義ではなく、国際インデックス運用を。米国と米国外の比率は6:4を推奨。 ・REITはS&P500種の平均配当利回り1.7%の3倍
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高配当投資の教科書と言われているらしい本著です。 成長業界や成長セクターへの疑義からSP500の当初銘柄こそが高いリターンを示してきた事実が語られます(SP500でもっとも高いリターンを示したのはフィリップタバコ)。 フィリップタバコのリターンは成長株と思われるIBMよりも高...
高配当投資の教科書と言われているらしい本著です。 成長業界や成長セクターへの疑義からSP500の当初銘柄こそが高いリターンを示してきた事実が語られます(SP500でもっとも高いリターンを示したのはフィリップタバコ)。 フィリップタバコのリターンは成長株と思われるIBMよりも高いリターンで、その要因は、"人々の期待値とそのリターンが乖離しているから"だそうです。 同種の事実が色々と手を変えて登場します(バリュー株投資や新興国の危うさなど)。 インデックス投資に高配当株を混ぜている自分のスタンスはこの本を読むとあながち間違っていなかったんだな、と思いました(ただ。米国でのタバコ産業や石油会社は日本独自の習慣に業界を置き換える必要はあると思いました)。
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★成長の罠について。 急成長で加熱する銘柄やセクターは危ない。大切なのは、投資家は「どの程度期待しているか」だ。過大評価はリターンを押し下げる。 PERの上限は20-30倍までが妥当。 生活必需品は強い。食品、飲料、タバコ、バストイレ用品、日用雑貨。 一方で、一般消費財は生活必...
★成長の罠について。 急成長で加熱する銘柄やセクターは危ない。大切なのは、投資家は「どの程度期待しているか」だ。過大評価はリターンを押し下げる。 PERの上限は20-30倍までが妥当。 生活必需品は強い。食品、飲料、タバコ、バストイレ用品、日用雑貨。 一方で、一般消費財は生活必需品ではないので注意。自動車、外食、タバコ、デパート、娯楽など。 投資家はすべて客観的でなければならない。ファンダメンタルズに照らして、株価が高すぎると判断すればさっさと売る(PER40倍以上か?) グローバルインデックスファンドで国際的に幅広く分散させること。 株式ポートフォリオの分散を十分にしたいなら、REITを組み入れるのが正解だ。
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