1,800円以上の注文で送料無料

株式投資の未来 の商品レビュー

4.5

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/02/01

高配当投資の教科書と言われているらしい本著です。 成長業界や成長セクターへの疑義からSP500の当初銘柄こそが高いリターンを示してきた事実が語られます(SP500でもっとも高いリターンを示したのはフィリップタバコ)。 フィリップタバコのリターンは成長株と思われるIBMよりも高...

高配当投資の教科書と言われているらしい本著です。 成長業界や成長セクターへの疑義からSP500の当初銘柄こそが高いリターンを示してきた事実が語られます(SP500でもっとも高いリターンを示したのはフィリップタバコ)。 フィリップタバコのリターンは成長株と思われるIBMよりも高いリターンで、その要因は、"人々の期待値とそのリターンが乖離しているから"だそうです。 同種の事実が色々と手を変えて登場します(バリュー株投資や新興国の危うさなど)。 インデックス投資に高配当株を混ぜている自分のスタンスはこの本を読むとあながち間違っていなかったんだな、と思いました(ただ。米国でのタバコ産業や石油会社は日本独自の習慣に業界を置き換える必要はあると思いました)。

Posted byブクログ

2022/10/07

★成長の罠について。 急成長で加熱する銘柄やセクターは危ない。大切なのは、投資家は「どの程度期待しているか」だ。過大評価はリターンを押し下げる。 PERの上限は20-30倍までが妥当。 生活必需品は強い。食品、飲料、タバコ、バストイレ用品、日用雑貨。 一方で、一般消費財は生活必...

★成長の罠について。 急成長で加熱する銘柄やセクターは危ない。大切なのは、投資家は「どの程度期待しているか」だ。過大評価はリターンを押し下げる。 PERの上限は20-30倍までが妥当。 生活必需品は強い。食品、飲料、タバコ、バストイレ用品、日用雑貨。 一方で、一般消費財は生活必需品ではないので注意。自動車、外食、タバコ、デパート、娯楽など。 投資家はすべて客観的でなければならない。ファンダメンタルズに照らして、株価が高すぎると判断すればさっさと売る(PER40倍以上か?) グローバルインデックスファンドで国際的に幅広く分散させること。 株式ポートフォリオの分散を十分にしたいなら、REITを組み入れるのが正解だ。

Posted byブクログ

2022/08/30

配当こそが利益の源泉 成長の罠に気をつける 成長の罠とは実際の価値より株価が割高になっている状況 おすすめ投資先 PERが市場平均並みで適正な株価 長期的な増益率が市場平均を上回る 配当利回りは市場平均並みかそれ以上 生活必需品、ヘルスケア、エネルギー

Posted byブクログ

2022/08/22

株式投資のベストセラーということで敷居を高く感じたものの買ってしまったが、とても面白い内容であっという間に読み終わった。特に意外だったことは成長の罠という言葉にもあったように、企業や国の成長率がそのまま株価に反映されるのではなく、あくまで世間の期待に対してどうなのかが重要であると...

株式投資のベストセラーということで敷居を高く感じたものの買ってしまったが、とても面白い内容であっという間に読み終わった。特に意外だったことは成長の罠という言葉にもあったように、企業や国の成長率がそのまま株価に反映されるのではなく、あくまで世間の期待に対してどうなのかが重要であるということだった。これに照らし合わせるとハイテク企業は画期的な技術で世の中を便利にしたが、それに投資した場合はそもそもの期待が高くて株価を適正価格よりも高い価格で買うことになり、リターンはあまり見込めない。セクター毎にみると成長率とリターンの相関はほとんどなく、生活必需品、ヘルスケア、エネルギーがこれまでの歴史で市場平均を上回るリターンをもたらしてきた。これから先、米国株投資やその他の投資で自信が持てなくなったときはこの本に立ち戻って何度も読み返したい。

Posted byブクログ

2022/03/22

敗者のゲームやウォール街のランダムウォークとならんで、圧倒的名著。敗者のゲームやウォール街のランダムウォークを読み、インデックス投資への基礎の考え方をベースにもった上で、本書を読むと、さらなる、発見、理解が得られるように思う。成長の罠がどの程度影響するのか、インデックスを超えるリ...

敗者のゲームやウォール街のランダムウォークとならんで、圧倒的名著。敗者のゲームやウォール街のランダムウォークを読み、インデックス投資への基礎の考え方をベースにもった上で、本書を読むと、さらなる、発見、理解が得られるように思う。成長の罠がどの程度影響するのか、インデックスを超えるリターンを狙える可能性など。基礎の書籍として、とても名著だと思う。

Posted byブクログ

2022/02/26

目前に迫った高齢化の波に対して投資のアプローチを解説した本。 人気の成長株ではなく、時に価値を裏打ちされた割安株を狙う。

Posted byブクログ

2021/12/28

今まで読んだ全ての投資関連の書籍の中で最もためになった本。 生産性の向上では人口減をカバーできないという記述があり、Index投資の弱点をカバーする投資方法を提案している。

Posted byブクログ

2021/12/27

今まで読んできた株式投資の書籍で一番面白かったし、ためになった。成長企業は期待が高すぎる故割高傾向であり、歴史的に見ると成熟した高配当銘柄に対するバリュー投資のリターンが高いというのは目から鱗であった。人間は欲が出るものでついつい人気株に手を出しがちだが、長期的な視点で投資をして...

今まで読んできた株式投資の書籍で一番面白かったし、ためになった。成長企業は期待が高すぎる故割高傾向であり、歴史的に見ると成熟した高配当銘柄に対するバリュー投資のリターンが高いというのは目から鱗であった。人間は欲が出るものでついつい人気株に手を出しがちだが、長期的な視点で投資をしていきたい

Posted byブクログ

2021/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウォーレン・バフェットやピーター・リンチ好きの個人投資家が読むと、ワクワクする一冊。 配当再投資戦略の有効性や、リターンと時価総額が相関しないこと、などがわかりやすく説明されている。 本書を読んでいると、個人投資家が長期的に資産形成をしたいのであれば、やはりインデックス投資を主軸にすべきだと思えてくる。 エンジェル投資家やVCのような投資手法は、現実的ではない。 ベンチャー企業の主役はあくまで起業家と社員であり、次点でVCやエンジェル投資家がいる。個人投資家がそこに首を突っ込めば、成長の果実を得るどころか高すぎるバリュエーションで大きな損をしてしまうだろう。 本書で示されている、過去のデータをもとに考えれば、株式は長期保有目的なら安心してホールドできる資産と言える。 そのため、どの個別株を買うかばかりに時間と労力を注ぐのではなくインデックス戦略をメインに据えて、余った時間を自己投資に振ることで稼ぐ力(入金力)を伸ばすことが大切だと改めて感じた。 他にも、生産性が向上する要因の大半はルール作りや従業員の意識改革だという話が目から鱗だった。設備投資をやたらめったら行う前に、人的資本の投入方法を洗練させることが必要なのは、企業だけでなく日常生活にも当てはめられそう。

Posted byブクログ

2021/08/26

16年前に書かれた本だが、今も衰えず、株式投資をする上での様々な見解が書かれていて、とても勉強になった。 今後の世界の流れを見て、どういった株にどれぐらいの割合で投資すれば良いのかが具体的に記されていた。 意外な真実が多くあり、驚きとともに、納得できた。

Posted byブクログ