カモメに飛ぶことを教えた猫 の商品レビュー
童話です。(小学校高…
童話です。(小学校高学年~ではないかと思います。)ひとりぼっちで産まれたカモメを港に住む猫が育て旅立たせるまでの話です。カモメが猫に寄せる信頼と猫のカモメに対する愛情に心が和みます。
文庫OFF
泣かずに読めない。冒頭から泣き始め、最後のページでまた泣いた。ゾルバが野良猫二匹を脅す時のセリフが良かった。。挿絵もかわいい。あっという間に読み終えた。
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とっても面白かった! タイトル通り、「カモメに飛ぶことを教えた猫」の話。 原油に呑まれて死んでいったカモメとの約束を守り、卵を食べずにヒナをかえし、そして飛ぶことを教える。どうやって?と思った方は、ぜひ読んでみて。 猫たちが、百科事典を使っていたり、とても真面目だったり、環境...
とっても面白かった! タイトル通り、「カモメに飛ぶことを教えた猫」の話。 原油に呑まれて死んでいったカモメとの約束を守り、卵を食べずにヒナをかえし、そして飛ぶことを教える。どうやって?と思った方は、ぜひ読んでみて。 猫たちが、百科事典を使っていたり、とても真面目だったり、環境問題を訴える場面もあり、切り口によつていろんな紹介ができそう、と思った。 個人的にはラストがすごくよかった。 最後までぜひ読んで欲しい。
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柚月裕子さんのエッセイで紹介されていた本。 人間による原油の海への垂れ流しの被害に遭って,傷つき力尽きて落下してしまったかもめが,落下地点に偶然いた猫に3つの約束を守ってくれるようにお願いするというもの。1つ目がこれから産み落とす卵を食べないこと,2つ目は雛が生まれるまで卵の面倒...
柚月裕子さんのエッセイで紹介されていた本。 人間による原油の海への垂れ流しの被害に遭って,傷つき力尽きて落下してしまったかもめが,落下地点に偶然いた猫に3つの約束を守ってくれるようにお願いするというもの。1つ目がこれから産み落とす卵を食べないこと,2つ目は雛が生まれるまで卵の面倒を見ること,3つ目は生まれてきた雛に飛ぶことを教えること。猫のゾルバは仲間たちの力を借りながら律儀に3つの約束を果たす。 種族の違うものの間の愛情をテーマにした作品らしい。 登場する動物たちの心理や会話が描かれるが特に擬人化しているわけではないようで人間のいるところでは人間の言葉を喋らないだけで動物たちは人間の言葉を扱えるというファンタジーっぽい設定のようだ。しかし一方で書物を読む猫がいたりやはり現実の猫ではないようでもある。 すべて動物たちの知恵で解決するのかと思いきや,最後に人間の力を借りてしまうあたりが残念というか示唆的と感じた。 あと,最初のかもめの要求する約束が若干理不尽というか,縁もゆかりもない猫にいきなり見返りもない約束をさせるのが無理があるようにも感じた。ゾルバが良い猫だったから良かったというだけなのではと。
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朝日新聞で説明されていた本である。ドイツの港町でカモメがタンカーの石油にまみれて飛べなくなり、卵の世話とひなが飛べるようになるまでを猫に託す。1匹の猫だけでなく、何匹もの猫がカモメのひなを見守り、最後はカモメの飛行を見守る。最後がもうひとつ何かあってもいいような書き方であった。 ...
朝日新聞で説明されていた本である。ドイツの港町でカモメがタンカーの石油にまみれて飛べなくなり、卵の世話とひなが飛べるようになるまでを猫に託す。1匹の猫だけでなく、何匹もの猫がカモメのひなを見守り、最後はカモメの飛行を見守る。最後がもうひとつ何かあってもいいような書き方であった。 大人でも十分に読むに足る本である。
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端々に作者の信念が溢れ、心が震えた。読み終えた途端に涙が出た。感動より、人間自身の問題なのに、人間ではない動物の口を使って語るしかない悔しさだ。どうしようもない戦争を目の当たりにしたせいなのか。猫の肉球でそっと背中を押されたいと思う。
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「猫」とは身近でミステリアスな生き物 「猫」を擬人化した物語は、世界中に多く存在する。 日本でもあの超有名な「吾輩猫」がある。 この「カモメに飛ぶことを教えた猫」は、劇団四季でミュージカル公演されている。 作者はチリ生まれ、ドイツやスペインで活動も2020年4月にコロナウイル...
「猫」とは身近でミステリアスな生き物 「猫」を擬人化した物語は、世界中に多く存在する。 日本でもあの超有名な「吾輩猫」がある。 この「カモメに飛ぶことを教えた猫」は、劇団四季でミュージカル公演されている。 作者はチリ生まれ、ドイツやスペインで活動も2020年4月にコロナウイルスがもとで亡くなった。 環境問題やマイノリティの問題を時折チクリとさせながらの170ページほどの中編の寓話は、シンプルな展開で「大切な」ことを感じさせる「良い」作品でした。 黒猫ゾルバと「大佐」「秘書」「博士」「向かい風」の名を持つ「誇り高き港の猫」たちが、死んでいく親カモメから託されたカモメの子を飛べるように奮闘する。 最後に飛ぶことができたとき「足りなかったのは飛びたいという強い意志」だった。 読後の感動としては月並みだけど、何だかホッとするお話でした。
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瀕死のカモメがたどり着いた先で卵を託されるネコ。カモメは生まれたヒナに飛ぶことを教えて欲しいとネコにお願いする。 真面目で眠い話かと思っていたけど、展開が早く、おもしろく読めた。ちょっとルドルフといっぱいあってなっぽい。
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感情表現を豊かにするために、ちょっと小説を読んでみたくなり、タイトルに惹かれてこの本を読んだ。 テンポよく読み進めることができて、すぐに読み終えたが、色々考えさせられることが多かった。 会ったばかりの人を信じることが自分にはできるだろうか。そして、託された自分は頼まれたことを実行...
感情表現を豊かにするために、ちょっと小説を読んでみたくなり、タイトルに惹かれてこの本を読んだ。 テンポよく読み進めることができて、すぐに読み終えたが、色々考えさせられることが多かった。 会ったばかりの人を信じることが自分にはできるだろうか。そして、託された自分は頼まれたことを実行できるのだろうか。自分で抱え込むことなく仲間に相談し、協力して解決できるだろうか。できないからと諦めないで、努力してなんとかしようとするだろうか…。
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原書名:Historia de una gaviota y del gato que le enseno a volar(重訳) 著者:ルイス・セプルベダ(Sepúlveda, Luis, 1949-、チリ、小説家) 訳者:河野万里子(1959-、大阪府、翻訳家)
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