カモメに飛ぶことを教えた猫 の商品レビュー
ヨーロッパのベストセラー,愛と感動の物語。猫のゾルバがカモメと誓った3つの約束とは?(ヤングアダルト図書総目録より)
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想像以上! 異なるいきものが心を通わせる素晴らしさ。 いつもは、なんだか無責任で何でも他人事的な感じで登場することの多い猫がこんなにもしっかり者で登場するなんて猫好きには嬉しい限り。
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お手本のような、価値観の違いを越える優しさの物語 猫は何でも知ってるし、出来るってことがよくわかった
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ファンタジー。寓話。動物。 動物が主人公の物語にはどうも弱い。号泣。 カモメの登場する作品というと、リチャード・バック『カモメのジョナサン』を思い出す。あちらは哲学的だったな。 『カモメに飛ぶことを〜』は、よりはっきりと「作者の伝えたいこと」があるように感じる。
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正直なところどっかで聞いたような展開しかなかったので、評判の割に...というがっかり感が。動物モノで最近読んだウォーターシップ・ダウンが素晴らしすぎるので、どうしても比べてしまうのもあるかもしれない。動物モノだと思って読むべきではなかったか??挿絵のカモメがかわいい。
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ほぼタイトルの猫に釣られ手に取ってみましたが、お昼休みのほんの30分前後で読み終わるほど感動と面白さがあって何度も再読してしまう。不器用そうに感じられるゾルバの愛情はじんと来ました。猫たちみんな心優しいですね。
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瀕死のカモメが卵を託したのは一匹の黒猫ゾルバ。 卵から孵った雛鳥を愛情いっぱいに育てるゾルバと仲間の猫たち。 種族とかそういうものをこえて愛しあうことを教えてくれる 「8歳から88歳までの若者の小説」です。
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☆4 ひょんなことから、カモメの最期にいきあった黒猫のゾルバは、息も絶え絶えなカモメと3つの約束を交わす。 ひとつ、カモメが産んだ卵は食べない。 ふたつ、ひなが生まれるまで、その卵の面倒を見る。 みっつ、ひなに飛ぶことを教える。 死んでしまったカモメに代わり、ひなを守り、育て...
☆4 ひょんなことから、カモメの最期にいきあった黒猫のゾルバは、息も絶え絶えなカモメと3つの約束を交わす。 ひとつ、カモメが産んだ卵は食べない。 ふたつ、ひなが生まれるまで、その卵の面倒を見る。 みっつ、ひなに飛ぶことを教える。 死んでしまったカモメに代わり、ひなを守り、育てるゾルバ。ゾルバに協力する街の猫たち、大差や秘書、博士、向かい風などのキャラクターも魅力的。文章や言い回し、言葉のセンスが面白い。 本題は、自分とは違う種族の人を受け入れること、多様性を尊重すること、なんだろうけど、そこの部分だけ急にセリフがどかんとあってちょっとくどいなと思った。でも言いたいことはわかります。
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児童文学としては、いいんじゃないかな。 作者がチリ人で、ドイツが舞台なのに、ドイツっぽくない。 母カモメが流出した原油のせいで死ぬなど、ジャーナリスティックなところもあるにはあるが、全体は明るい信頼賛歌で、出てくる猫も皆個性的だけどいいやつだし、子カモメも健気だし、大人にはちょっ...
児童文学としては、いいんじゃないかな。 作者がチリ人で、ドイツが舞台なのに、ドイツっぽくない。 母カモメが流出した原油のせいで死ぬなど、ジャーナリスティックなところもあるにはあるが、全体は明るい信頼賛歌で、出てくる猫も皆個性的だけどいいやつだし、子カモメも健気だし、大人にはちょっと物足りないかもしれないけど、子どもにはいいと思う。 白水社Uブックスより偕成社とかポプラ社から出たら、もっと子ども向けの作りになったろうけど。 ルビがないので、このままでは小学校高学年以上でないと読めない。
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