魔王 の商品レビュー
幾通りかの楽しみ方がある御話。地味なサイキッカー達の戦いでもあるし、政治を絡めて世の中の流れを考える御話でもあるし、兄弟の絆っぽい御話でもある。ただ、ドラマの途中で「終」なのは残念。
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「かんがえろ、かんがえろ、マクガイバー」 大衆心理の怖さとファシズムへの流れ。 流れの中でも自分の頭で「かんがえろ」「かんがえろ」 伊坂さんは同世代なんですが、ここんとこ感じていたものを書いてくれたな、って作品でした。エンターテイメントというよりメッセージ性の強い作品か...
「かんがえろ、かんがえろ、マクガイバー」 大衆心理の怖さとファシズムへの流れ。 流れの中でも自分の頭で「かんがえろ」「かんがえろ」 伊坂さんは同世代なんですが、ここんとこ感じていたものを書いてくれたな、って作品でした。エンターテイメントというよりメッセージ性の強い作品かな。「死神の精度」を読んでる人には先を予期させる仕組みとなってますね。 終わり方は、すっきりとしていない分不気味さが残ってていいと思いました。
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すっごく久しぶりに本を読んだ。そんな久しぶりな読書には少々不気味な作品だった。まず読みはじめからおやっというかんじがして。この本は本当に社会に向けた本だと思う。というよりもあぁ言う政治家やらなんやらにも読んで欲しい。この社会に生ている中で、この本を読んでいると本当にありそうでリア...
すっごく久しぶりに本を読んだ。そんな久しぶりな読書には少々不気味な作品だった。まず読みはじめからおやっというかんじがして。この本は本当に社会に向けた本だと思う。というよりもあぁ言う政治家やらなんやらにも読んで欲しい。この社会に生ている中で、この本を読んでいると本当にありそうでリアルだし怖い感じがした。中国、アメリカ、年金など数々の現在にある問題。この先犬養のような人物が現れるかもしれない。
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伊坂幸太郎作品で読後に心の底からの恐怖感を感じた一冊。めくれているスカートをなおせる人間がどれだけいるんだろう?
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前半の会話の掛け合いが凄い良かった。潤也の「せせらぎ」の話しといい、マスターと兄さんの会話といい。人間誰だってクラレッタのスカートを直してあげたいと思うよ。誰の心の中にだってある。けどそれをいとも簡単に染め上げてしまうのが群衆心理。
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考えろ考えろ。あたし鵜呑みにしちゃうタイプなんで。バランスをとりながら、この兄弟は生きてきたんだなぁ。で、千葉さんが出てきたあたりであたしこのお兄さんが死んだ理由がわかんなくなっちゃった。ただ「可」だったからなんかなぁ。死神のせいなのか魔王のせいなのか、マスターのせいなのか…?謎...
考えろ考えろ。あたし鵜呑みにしちゃうタイプなんで。バランスをとりながら、この兄弟は生きてきたんだなぁ。で、千葉さんが出てきたあたりであたしこのお兄さんが死んだ理由がわかんなくなっちゃった。ただ「可」だったからなんかなぁ。死神のせいなのか魔王のせいなのか、マスターのせいなのか…?謎は残るけど、それも「考えろ」。答えは誰も教えてくれないんだなぁ。
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伊坂さんの作品の中ではメッセージ性が強い方じゃないかな。ファシズムとか憲法9条とか。 群集心理は相変わらず怖いです。果たして群集の中で一本の木となれる人はこの世の中にどれくらいいるのだろうか。だからといって犬養みたいなはっきりと発言できる政治家がいてもいいのではないか、とも思って...
伊坂さんの作品の中ではメッセージ性が強い方じゃないかな。ファシズムとか憲法9条とか。 群集心理は相変わらず怖いです。果たして群集の中で一本の木となれる人はこの世の中にどれくらいいるのだろうか。だからといって犬養みたいなはっきりと発言できる政治家がいてもいいのではないか、とも思ってしまう。でも潤也みたいになりたいな。
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メッセージ性が強いというか、考えさせられる作品。政治とか憲法とか、改めて目を向けて考えなきゃいけないな、と感じる。 考えろ考えろ。私も自分にきちんと問いかけて、考えられる人でありたい。 『死神の精度』とのつながりも、やっぱり楽しい。 読んでよかった。やっぱり今伊坂さんはすごく好...
メッセージ性が強いというか、考えさせられる作品。政治とか憲法とか、改めて目を向けて考えなきゃいけないな、と感じる。 考えろ考えろ。私も自分にきちんと問いかけて、考えられる人でありたい。 『死神の精度』とのつながりも、やっぱり楽しい。 読んでよかった。やっぱり今伊坂さんはすごく好きな作家さんです。オススメ。 2007年6月7日
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千葉さんにニヤリッ☆ 困った時は「考えろマクガイバー」と心の中で唱えるようになりました。 潤也君の「でも俺は勝つよ」といった根拠のない自信も好きです。
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憲法9条だったり,ナショナリズムだったり,なんとなく面白いテーマである程度の手応えもあるのに「あの人はどうなったの?」というような置いてけぼり感もあった。でも考えさせられた〜。
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