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刺青殺人事件 新装版 の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

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なぜこの作品が評価さ…

なぜこの作品が評価されないのかわからない。乱歩、横溝と並ぶ高木彬光の処女作。

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初稿版の「刺青殺人事…

初稿版の「刺青殺人事件」を先に読んでいたので、著者がどこに手を加えたのかが解って楽しめた。中心となるトリックは盲点を突いた見事なものだと思う。

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昭和二十三年に発表さ…

昭和二十三年に発表された作品の新稿版。これぞ本格。多くの作家が影響を受けているであろう著者の処女作。ミステリーを語るならはずせない作品。天才神津恭介の華麗な推理が冴え渡る。容疑者の性格を見事に言い当て、確信を得る為に行った方法はなかなか粋。

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「刺青」が題材になっ…

「刺青」が題材になっているところが何とも耽美的。文章は古めかしいですが、面白いです。

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2023/01/02

高木彬光 刺青殺人事件 タカギアキミツ シセイサツジンジケン  彼の作品2冊目を読み終わりました。 まだまだ知らない作品、知らない作家がいるのです。 私の好きな作家ランキングに入りました。 彼の作品は本屋で購入できるのでしょうか? 後書き等により、残りの作品、あるいは他の作家、...

高木彬光 刺青殺人事件 タカギアキミツ シセイサツジンジケン  彼の作品2冊目を読み終わりました。 まだまだ知らない作品、知らない作家がいるのです。 私の好きな作家ランキングに入りました。 彼の作品は本屋で購入できるのでしょうか? 後書き等により、残りの作品、あるいは他の作家、作品名を入手することも出来ました。 まだまだ未知の作品を読まなければなりません。 忙しい。

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2017/09/27

これが、デビュー作ですか!? クオリティの高さは東西ミステリー32位にランクインしているだけのことはあります。 未読の人は是非。

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2016/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高木彬光のデビュー作。大好きな神津恭介の初登場作品。 書かれた時代を考えると画期的な密室トリックだと思う。最初から「殺されたのは野村絹代ではない」という事はわかるんだけど、じゃあ野村珠代なのかというと、浴室に残された両手、両足に刺青がないから違うとなる。最終的に、写真に残された珠代の刺青は書かれたものであり、肘下、膝下には刺青がないことがわかるのだが、前半部分の珠代の刺青に関する記述をみると、絹代のセリフでは「彫る」とあるのに、説明文では「描く」とあるのがうまいところ。密室のトリックはわからなかった。併録されている「闇に開く窓」のトリックは、「鉄線に滑車」って、大掛かり過ぎでしょ!

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2015/02/07

神津恭介シリーズ、少し読んでみようと思って! なるほどおもしろい。戦後という時代も好きだし! 現代となっては使い込まれたトリックなんだけど、この時代だったら新鮮だったろうなー。 評価の高いヤツから(←このへんやらしい)読んでみるよー。

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2014/01/05

東大医学部のうす暗い標本室に並ぶ、刺青をした胴体。不気味な色彩で浮かび上がる妖術師「大蛇丸」。この一枚の人皮から、恐ろしい惨劇が始まった。密室殺人と妖しく耽美な世界に神津恭介が挑む、戦後本格推理小説の礎となった処女長編。デビューにいたるまでを綴ったエッセイや、最近発見された初期の...

東大医学部のうす暗い標本室に並ぶ、刺青をした胴体。不気味な色彩で浮かび上がる妖術師「大蛇丸」。この一枚の人皮から、恐ろしい惨劇が始まった。密室殺人と妖しく耽美な世界に神津恭介が挑む、戦後本格推理小説の礎となった処女長編。デビューにいたるまでを綴ったエッセイや、最近発見された初期の未発表短編「闇に開く窓」を収録。 (「BOOK」データベースより) 本編を読み終わって、いくつか掲載されているあとがき的なものを読むまで、ずーっと「いれずみさつじんじけん」だと思っていました。 正しくは「しせいさつじんじけん」でした(恥)。 この作品は高木氏の処女作、氏自身、筆を取ったのさえ初めてというから驚きです。 そのうえ、3週間ほどで書き上げたというからもう驚愕。 ただし、初稿はこの半分ほどの枚数だったとのこと。 書き始めた理由も、終戦に伴い技師としての職を失い、占い師に「小説を書きなさい、それもできるだけ長いものを」と言われたからというからスゴイ。 そして時代もありなかなか出版することができなかったら、また占い師に「大家に送りなさい、そうすれば年内に認められ……」と言われ、何の面識もない江戸川乱歩氏に送りつけ、大晦日に返事をもらったという。 でき過ぎだわ。 私にも誰か言ってくれないかしら。 あ、でも才能も一緒に授けてもらわないとダメだけどね。 作者の意図したとおり、ミスリードされた私は模範的読者です(笑)。 蛞蝓という漢字もこの作品で覚えました。 江戸川乱歩氏が「探偵小説としては感心したが、小説としては上出来にあらず」と言ったそうですが、確かにところどころ引っかかるなあという箇所がありました。 まあずぶの素人の私が言うのもアレですが。 密室だったことを棚上げで進んでるけどいいの? え、もしかしてあれは内緒のまま? 嘘ついたまま? とかね。 それとクライマックスがあまりに乱暴な気がしました。 「映画化されるとの報もあり」とあとがきにあったので、ググってみましたが、監督・俳優さんが少し違っていました。 話が進むうちに変更になったのでしょうね。 あとがきにあった「写真には真を写すという、別の先入主があるのだった」という言葉が印象に残っています。

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2013/09/16

江戸川乱歩先生が絶賛したという、高木氏の処女作にして代表作である探偵小説です。でも、残念ながらこの本は絶版しておりまして、中古しか手に入らないと思います。  内容は、凄いというより表現のしようがありません。!(◎_◎;) 出ました!お約束の「密室殺人」と思いきや、それは序章にす...

江戸川乱歩先生が絶賛したという、高木氏の処女作にして代表作である探偵小説です。でも、残念ながらこの本は絶版しておりまして、中古しか手に入らないと思います。  内容は、凄いというより表現のしようがありません。!(◎_◎;) 出ました!お約束の「密室殺人」と思いきや、それは序章にすぎません。 思わず興奮し頁を捲る手が止まりません・・・そして事件も迷宮入りかと思いきや、ジャジャ~ン名探偵 神津恭介の登場! 本書より抜粋、「悠揚にして迫らず、しかも明徹細緻」な神津推理に圧倒されます。ちょっと反則ギリギリの点は否めませんが、この作品は後世に残したい名作探偵小説です。 文句なしのお薦め作品です!

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