孤狼 の商品レビュー

堂場瞬一(著者)

2020/07/26

極秘の特命捜査を命じられた鳴沢と今。警察の暗部が描かれている。
食べることばかり考えている今が憎めないキャラクターでよかった。

2019/07/05

シリーズ4作目にしてやっと安定感が出てきた。小学生の子供も抱える恋人、元恋人の刑事上がりの探偵、巨漢の良き相棒といった孤狼の鳴沢を支える仲間が出来たことと、警察のドロドロした組織の派閥争いと死にゆく父との確執や葛藤がうまく入り混じりあい、良質な刑事小説に仕上がっていた。

2019/01/20

まだシリーズ途中だけど、1番良かった！今回の相棒｢今｣の存在が鳴沢を柔らかい感じにさせた気がする。 また、今を始め、かつての相棒の小野寺も登場して頑なに孤独に生きる鳴沢が周りの助けによって、段々と変わってくる。事件は1人の警察官の死と失踪から大きな警察の闇に迫る。鳴沢の変わらない正義と変わり行く鳴沢自身の心が見えて良かったﾃﾞｽ。

2018/11/09

刑事　鳴沢了シリーズ　第4作

本庁の捜査一課理事官から特命を受けた鳴沢刑事と今刑事のコンビが、警察内部の犯罪を暴いていく。

その犯罪の裏には警察組織の派閥争いが背景にあった。

今刑事は巨漢な体で、食いしん坊というちょっと面白いキャラだが、取り調べや、捜査の飲み込みなどは硬派の鳴沢が唸るほどの素早さ。

その２人のギャップがとても面白く、事件も徐々にスピード感が増して、とても面白かったです目がハート

とくに少しずつ成長していく鳴沢が感じ取れ、読後感は最高ですわーい（嬉しい顔）

2018/06/17

一人の刑事が死に、一人が失踪した。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。執拗な妨害、愛する人への脅迫ー警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。

2016/09/19

シリーズ４作目。今回の敵は警察内部にあり！刑事ものでこのテーマはやっぱりハマる！そして、今回の相棒は巨体で大食いの今。鳴沢さんからすると、絶対合わなさそう…でしたが…このコンビ、絶妙なバランスでいいですね。いろんな顔を併せ持つ今さん、お気に入りです。再登場の冴も魅力が増していたし、お父さんの一言メッセージもジワ〜っときました。シリーズを順番に読んできましたが、今回が一番おもしろかったです。

2016/05/30

※アマゾンより引用

■内容
一人の刑事が死に、一人が失踪した。
本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。
調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。
執拗な妨害、愛する人への脅迫―警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。

2016/05/14

警官が一人自殺し、一人行方不明となった。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢は、事件を追うことに……縺れた糸は、警察の内部腐敗問題へと繋がっていくのだった。

捜査を進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。執拗な妨害、愛する人への脅迫―警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。

2015/03/31

堂場瞬一、刑事・鳴沢了シリーズ第4巻。
警視庁青山署の刑事、鳴沢了は警視庁捜査一課理事官の沢登に呼び出された。堀本という刑事が自殺し、戸田という刑事が失踪した。沢登はこの事件を特命として、練馬北署の刑事、今敬一郎と二人で捜査をするよう命じられる。
特命ということで、他の刑事としがらみのない二人が選ばれたのだ。今は巨漢の刑事。
捜査をするにも情報はない。正式な捜査ではないので、調査もままならない。しかし、二人で調べていくうちに内通者も現れ（電話で情報を入れてくるだけ）、周囲の異常な状況に気が付いてくる。それは、ノンキャリアの一部刑事で構成される「十日会」とキャリア組の「紫旗会」との軋轢。十日会は組織のトップを警視庁のトップにするため、違法な手段（覚せい剤の横流しや拳銃のおとり捜査）で自分たちの手柄を得ていたのだ。
捜査の妨害もさらた。
前回の事件で相棒だった小野寺冴は刑事を辞め、探偵をしていた。冴も事件に入り込み、事件は意外な方向へ進んでいく。
そして、戸田を発見した了はそれが仕組まれていたものだと知る。しかし、今と冴の力により、その仕組みが明らかになり、事件は明るみに出ることになる。
捜査を指示した沢登理事官。実は…

2014/08/10

今回の相棒がイイコンビ。
冴も途中参加でキャストが良かった！
やはりこのシリーズはコンビを組む相手の魅力が重要かも。