死神の精度 の商品レビュー
読み進めるうちに死神のことが大好きになっていきました。 例の人参のシーン、電車内で読んでいたにもかかわらず、思わずフッと笑ってしまいました。 やはり伊坂作品の掛け合いは面白いですね。
Posted by
家にある自分の本棚を見たら、なんとなく目に付いて、 なんとなく再読。 やっぱり伊坂さんの本は面白いなぁ~。 そう言えば映画になったんだよね。 今度、見てみよ。
Posted by
死神が一人称で語る短編集。ホラーではなく、感動ミステリー。死神が音楽好きというのも、なんか微笑ましい設定。6編の短編、繋がっているのもあったし、どの話も良かった。
Posted by
死神に共感して 死ぬことは特別ではない と頭で理解しても 感情が追いつかない 人ごとならね 冷静ですよ
Posted by
人が死ぬことについて、考えさせられる作品だった。死に神の千葉と死の対象になった登場人物とな会話の中に、死をそういう風なとらえ方もあるかと感じる部分があった。話の流れ的には、後から別の話が繋がったりと、伊坂ワールドらしい読みやすい内容だった。急に知らない千葉さんにこれから会うとちょ...
人が死ぬことについて、考えさせられる作品だった。死に神の千葉と死の対象になった登場人物とな会話の中に、死をそういう風なとらえ方もあるかと感じる部分があった。話の流れ的には、後から別の話が繋がったりと、伊坂ワールドらしい読みやすい内容だった。急に知らない千葉さんにこれから会うとちょっと警戒するかも。
Posted by
六編が収録された短編集。 対象となる人間の死に、「可」あるいは「見送り」の判断を下す死神が主役なのですが、この一風変わった設定と、テーマの重さを感じさせない軽妙さが、いかにも伊坂作品らしいと思います。 ミステリやロードムービー等、色々なタイプの物語が楽しめて飽きさせないし、何より...
六編が収録された短編集。 対象となる人間の死に、「可」あるいは「見送り」の判断を下す死神が主役なのですが、この一風変わった設定と、テーマの重さを感じさせない軽妙さが、いかにも伊坂作品らしいと思います。 ミステリやロードムービー等、色々なタイプの物語が楽しめて飽きさせないし、何よりクールだけどちょっと滑稽に映る死神のキャラクターが素敵でした。 死について考えるのはやっぱり怖いけど、せめて限りある時間を大切にするのを忘れちゃいけないな、という気持ちになりました。
Posted by
作品解説(帯より):①CDショップに異常に入りびたる ②苗字に町や市の名前がつかわれている ③受け答えが微妙にずれている ④素手で人に触ろうとしない ⑤いつも雨にたたられている そんな人が近くにいたら死神かもしれません クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。 第5...
作品解説(帯より):①CDショップに異常に入りびたる ②苗字に町や市の名前がつかわれている ③受け答えが微妙にずれている ④素手で人に触ろうとしない ⑤いつも雨にたたられている そんな人が近くにいたら死神かもしれません クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。 第57回 日本推理作家協会賞 短編賞部門受賞 相手が死のうが生きようが3無主義(無理解、無感動、無関心)を貫く死神・千葉。この作品内での死神の仕事は、上司が選出した人物を一週間調査し、対象者の死に対して「可」もしくは「先延ばし」の決定をすることである。しかし、千葉を含むほとんどの死神は人間の生死には興味がないため、選出された人物の死はほぼ確定する。 この作品では、平凡な生活を営んでいる人間でも、「死」のスパイスが加味されることによって一つのドラマが形成されることを描いており、いつか必ず訪れる死に対して、我々はどのように考えることができるかを問いかけている。 千葉が人間たちと会話をする際に、全てがセンスの良いジョークに映る様は、映画「ツインズ」の弟役、「レインマン」の兄役のように、善悪の判断が出来ない彼らの思考をイメージすると一番しっくりくるかもしれない。強烈な個性を持つ千葉の存在は、それまでの「死神」に対するイメージを払拭させてしまうことだろう。 ※)3無主義=無関心、無気力、無責任 実際はこれです。
Posted by
死神の精度…ミュージックに甘いのが死神の弱点。 死神と藤田…死神が落とし前をつけさせるというのも人間臭い。 吹雪に死神…死神の仕事はラジオを見つけて仕事を放り出すレベル。 恋愛で死神…幸せをつかむべき者が死んだら死神の仕業。 旅路を死神…死神は気まぐれで人を救おうとする。 死神対...
死神の精度…ミュージックに甘いのが死神の弱点。 死神と藤田…死神が落とし前をつけさせるというのも人間臭い。 吹雪に死神…死神の仕事はラジオを見つけて仕事を放り出すレベル。 恋愛で死神…幸せをつかむべき者が死んだら死神の仕業。 旅路を死神…死神は気まぐれで人を救おうとする。 死神対老女…評価はこの章。あの人だったのか、と話がパッと繋がり時間が一気に進む。こんな晴れやかな気分で人生を終えられたらきっと素敵だろうなと羨ましいほど。憎いね、死神。
Posted by
とある人間の1週間を調査し、死ぬべきか、または死を見送るべきか判断を下す音楽好きの死神、千葉。彼が担当した6人の人間との残り1週間の人生の物語を集めた短編集。生死というテーマを扱いながらも、死神である千葉の浮き世離れした発言や行動に思わずクスッと笑わせてくれる。短編それぞれがバラ...
とある人間の1週間を調査し、死ぬべきか、または死を見送るべきか判断を下す音楽好きの死神、千葉。彼が担当した6人の人間との残り1週間の人生の物語を集めた短編集。生死というテーマを扱いながらも、死神である千葉の浮き世離れした発言や行動に思わずクスッと笑わせてくれる。短編それぞれがバラバラの物語であるかのように見せながら、ラストで短編同士の繋がりが明かされる。『人間というのは、眩しい時と笑うとき、似た表情になる』んー、伊坂さんは時間や言葉の使い方のセンスが抜群だなぁと改めて感心してしまった。続編も期待!
Posted by
系統的には殺し屋の話「グラスホッパー」系かな? 死神が主人公なので、ファンタジー寄りではあるが。 しかし面白く読みすすめられた。 主人公は同じ死神で、対象となる(つまり死ぬ)人が変わっていく繋がりのある短編。 恋愛の編のみ、凄く悲しい気持ちになった…。 それでもラストまで読み進...
系統的には殺し屋の話「グラスホッパー」系かな? 死神が主人公なので、ファンタジー寄りではあるが。 しかし面白く読みすすめられた。 主人公は同じ死神で、対象となる(つまり死ぬ)人が変わっていく繋がりのある短編。 恋愛の編のみ、凄く悲しい気持ちになった…。 それでもラストまで読み進めると、少しすっきりした気持になって。 やっぱり面白いなぁと読み終えられた。
Posted by