飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ の商品レビュー
末期がんに侵された医師が残した記録、再版。余命を知ってから見ることのない第2子を作るというこの夫婦の精神力が凄い。
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SMAPの稲垣吾郎さんが演じていたドラマを見て買いました。本の中に偶に出てくる英詩の印象が強いです。涙が出ました。
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31歳で不治の病に冒された医師が、家族と知人にあてた遺稿集。 筆者である井村さんの「死にたくない」という思いと、自分を愛し気遣ってくれる人たちへの感謝の気持ちがひしひしと伝わってくる。単なる闘病記に終わらず、人としての生き方についても深く考えさせられる一冊だった。 余談だ...
31歳で不治の病に冒された医師が、家族と知人にあてた遺稿集。 筆者である井村さんの「死にたくない」という思いと、自分を愛し気遣ってくれる人たちへの感謝の気持ちがひしひしと伝わってくる。単なる闘病記に終わらず、人としての生き方についても深く考えさせられる一冊だった。 余談だが、井村さんが亡くなったときに奥さんのおなかの中にいた「まだ見ぬ子」清子さんは、立派に成長して昨年結婚されたそうだ。おめでとうございます。
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稲垣吾郎さん主演でのドラマをきっかけに原作を。実在の医師が書いた手記だからこそ、言葉一つ一つに重みがあります。
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あんなにも娘と妻を愛し、自分の死を受け止められた彼は、まさに理想の父親であり、尊敬に値する人間なのだと思う。泣いた。
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● 転移した肉腫に犯され、 30代前半で亡くなった医師の手記です。 ● 透明な文章でした。 人間の心というのは、 死期が近づくにつれ濾過され、 純水のように澄んでゆくものなのかもしれません。 例えば、 自殺した裏切り者のユダに対して同情を示すくだり。 他者の不完全さや...
● 転移した肉腫に犯され、 30代前半で亡くなった医師の手記です。 ● 透明な文章でした。 人間の心というのは、 死期が近づくにつれ濾過され、 純水のように澄んでゆくものなのかもしれません。 例えば、 自殺した裏切り者のユダに対して同情を示すくだり。 他者の不完全さや苦しみにまで、 愛おしさを感じる著者の人間性。 ● 正直に告白すると、 私は闘病記というものが苦手です。 実に穿った見方なのですが、 闘病記を読み、自分の涙に酔う姿というのが、 私には、偽善的に思えてしまうのです。 死を目前にした心の機微など、 本来、健康な私たちに理解できるはずがありません。 闘病記を読んで、 さも理解したかのような気持ちになり涙を流す。 そんな姿が、私には気持ち悪く思えてしまうのです。 ● ですから、 前回紹介した「1リットルの涙」も本書も、 私のものではありません。 母の本棚から、勝手に借りました。 ● 母の本棚には、何冊も闘病記があります。 母がこんなに闘病記を読むようになったのは、 私が躁うつ病を患って以後のことのような気がします。 母は闘病記に何を求めているのでしょうね。 そこから何を得ているのでしょうね。 それを知りたくて、 私は本書を手に取りました。 もしくは私なりの、 母への歪んだ感謝の念。謝罪の念。 ● 借りて良かったです。 でも、 もうしばらく闘病記はいいです。
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