ブルー・オーシャン戦略 の商品レビュー

W.チャン・キム(著者),レネ・モボルニュ(著者),有賀裕子(訳者)

2010/08/12

ガチガチの競争が繰り広げられるレッドオーシャンよりも
ブルーオーシャンを創造しましょう！
そりゃそうだけど、ブルーオーシャンの期間は長くは続かない。
レッドオーシャンでの競争をやりつつ当然ブルーオーシャンを
創造する。生き残るにはこれが当たり前のような気がする。
一瞬期待したんだけどよく考えてみたら…。
ポジショニングでブルーオーシャンへ、併せて組織能力の向上を。

2009/10/04

経営戦略の分野における歴史的名著となりそう。これまでの戦略論は畢竟「競争戦略」だったのに対して、本書は競争を超えた戦略、ブルー・オーシャン戦略を提唱する。ブルー・オーシャンというネーミングの秀逸さとも相まって、まさに戦略論のブルー・オーシャンを切り開いたと言っていい。（類似のことは、これまでも言って来た人がいるが、ここまで体系化されたものはあまりない）

日々仕事に追われていると、どうしても自社や業界内部のことだけに目が行ってしまうが、ブルー・オーシャンを見つけるにはそれだけではいけない。顧客にとって自社と競合・代替する製品やサービスは何か、まだ顧客になっていない人を引き寄せるには何が必要か。こうした問いこそが重要だと教えてくれる。

斬新なコンセプトを打ち出した本にしては、実務に活かせる記述も多く、教科書・ハンドブックとして徹底的に使い倒したい本だ。ともあれ、今後はブルー・オーシャン戦略の理論を踏まえずして戦略論を語ることなかれ、だ。

2009/10/07

シルク・ド・ソレイユや新事業を開拓した航空機の話は面白かったので☆5つ。ブルーオーシャンとは、まだ開拓されていない、あるいは見つけられていない市場のことであり、レッドオーシャンとは血の飛び交う既存の競争市場のことを指している。新しい市場を自分でつくることが、競争に勝つ最大の近道であり、かつ世のため自分のためになると書かれている。この本はおススメです。

2009/10/04

すごく読みやすく書かれていて面白かった。
ブルーオーシャン戦略って想像以上に奥が深い。
まったく新しい商品で市場を作ることだと勘違いしていた。既存の商品でも見直しをすれば、レッドオーシャンから抜けられるとは考えてなかった。もっと早くに読んでおけばと後悔。

2009/10/07

本書は、一言で言えば「競争状態脱却の戦略」と言えます。
つまり、競争の状態からどのように勝ち抜いていくか。といった
従来の競争の原理を述べるのではなく、新しい需要を引き出し、
どのようにして新しい市場を作り出すか。に的を絞って述べています。

そして大きな流れは、ブルー・オーシャンの定義から始まり、分析を行うための
フレームワーク、戦略策定のためのフレームワーク、戦略実行のための
フレームワークといった感じになります。（大雑把＆重要点）

特に使えそうなフレームワークは、「戦略策定のフレームワーク」で、

「ブルー・オーシャン戦略」　　　　　　　「正面戦略」

１．代替産業に学ぶ　　　　　　　　　　１．業界内ライバル企業に照準を合わせる
２．業界内の他の戦略グループに学ぶ　　２．戦略グループ内にだけ
３．買い手グループに目を向ける　　　　３．買い手の要望によりよく応える
４．補完材や補完サービスを見渡す　　　４．業界内の枠組みの中だけ
５．機能思考と感性思考を切り替える　　５．業界の〜
６．将来を見渡す　　　　　　　　　　　６．外部トレンドの適応

です。
従来の型は、業界内に目を向けてばかりで、ブルー・オーシャン戦略においては、
「私達の業界と同じような構造で成功した他業界はないのか？」
「他の業界から学べる事はないのか？」
「トレンド形成に関われないか？」
といった事が顕著だと思います。

まぁ、このフレームワークを覚えたからと言っても、
即すばらしい戦略を描けるかといったら、「描けない」というのが
答えなんですが、知っておく事は必須でしょう。

一読ならずに、二読してもまだ価値はありそうです。

2009/10/04

http://blog.livedoor.jp/daimon27/archives/838860.html

2009/10/04

ワイン会社の話は聞いたことがあったが、どういった戦略かはさっぱり覚えていなかったので、読書。
既存の業界でイノベーションを実現するための戦略。これまで見過ごされているニーズ、付加価値を発見し、それに合わせて削れるものは削る、付け足すものは付け足す、という方法。

2009/10/04

有名な本です。
発売当時は世間を席巻しましたが、
外聞である程度把握していたためか、読んだ時の衝撃はありませんでした。
よって★2つと辛めにしてあります。

この戦略の課題は、新規参入分野は最初はブルー・オーシャンですが、
他社が参入してきたときに勝ち続けるにはどうすればいいかを
結局は考えないといけないことですね。
企業は新規参入を続けることはむつかしいでしょうから。

戦略として、知らないとまずいものだとは思うので
1度は目を通しておいても良いかもしれません。

2009/10/04

競争のない世界、ブルーオーシャン。
自分のやってる商売が、実にレッドオーシャンで足掻いてるかが非常に納得してしまった一冊。
差別化、差別化と考えてみてはいたものの、なかなかゴールまでには辿りつけない。ゴールは永遠にないのだろうけど、この本の戦略キャンパスを実践することで少しでもブルーオーシャンを早く切り開けるように戦略をたてます。

2009/10/04

ちょうど２年くらい前に読んだ本です。
成熟産業や衰退産業の中でも、発想の仕方によって新市場を開拓することができると提言しています。
自分の強みと弱みを知り、今後力を入れるべきことを深く考察することで、ブルーオーシャン（未開拓市場）を作ることができるんですね。
経営を考える上でも、とても参考になりました。