福音の少年 の商品レビュー
空気感が良い。少年二人のやりとりがBLくさい。 終わり方に賛否両論あるが、私は素晴らしい終わり方だと思う。 うまい。
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「人は変われるものだろうか。何かを得ることで、失うことで、誰かに出会うことで、分かれることで、思いもつかぬ変化を成す。計算できない、想像の及ばない変化をとげる。それほど可塑性に満ちた存在なのだろうか。」 借りてきて、読んでいて、暫くして、そういえば私はあさのさんの本って余り読ん...
「人は変われるものだろうか。何かを得ることで、失うことで、誰かに出会うことで、分かれることで、思いもつかぬ変化を成す。計算できない、想像の及ばない変化をとげる。それほど可塑性に満ちた存在なのだろうか。」 借りてきて、読んでいて、暫くして、そういえば私はあさのさんの本って余り読んだことないなぁ、ということに気付く。 あさのさんといえば、まさに「青春」を代名詞として部下系なイメージがあったのだけれど、この本はかなりミステリテイスト。 その点で、変に裏切られ、そのまま最後まで突っ走ってしまったので、あまりさっぱりな爽快感がなかったのだ。 それでも、最後まで飽きさせないその力強さは素晴らしいなぁ、とつくづく感心しきり。 ふわふわとした世界かと思いきや、いきなり少女売春だとか、プロの殺人者とか、、、なんだか、突拍子がなくて、少しついていけなかったのでした。 【8/27読了・初読・市立図書館】
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登場人物の名前からしてゴチャゴチャして 一体何が書きたいのか、 少年少女の心の闇?の理由は何なのか、 結局何一つ分からないままのラスト。 好き嫌いが分かれる作品ではあるのでしょうが・・・。
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第一声で言えば後味悪い。 もうドリアンと納豆と砂糖と塩とちょっぴりオリーブ油加えたの飲んだくらい悪い。 でも後々考えてみると、それくらいしなきゃまとまらなくなっちゃうんじゃないかと思う。あさのあつこの他の作品(例えばバッテリーとか)と同じ感覚で読んじゃダメだと思う。私は手前に「...
第一声で言えば後味悪い。 もうドリアンと納豆と砂糖と塩とちょっぴりオリーブ油加えたの飲んだくらい悪い。 でも後々考えてみると、それくらいしなきゃまとまらなくなっちゃうんじゃないかと思う。あさのあつこの他の作品(例えばバッテリーとか)と同じ感覚で読んじゃダメだと思う。私は手前に「ランナー」読んでたから、あさのあつこの描く青春の暗さを多少想像できた。 でも・・・ これ、暗すぎだよ。 ランナーが可愛く見えるよ。 明帆、陽、藍子、ジャーナリストの秋庭、総理大臣候補の男・・・ 全部絡み合って結局はっきりと答えのでない、難しい問題を解いたあとみたいだった。 あらすじ的にはミステリーのように書いてるけど、これはミステリー感覚で読み過ぎちゃダメ!あくまで少年の心の闇に迫っていくという感覚で読んでいくのが良いと思う。 問題作だったよ。いろいろ。
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この話はなんだったんだろう。 少年は、こんなに心に虚無を持っていて、不安定なものなんだろうか。 ここに出てくる2人の少年、柏木陽と永見明帆も本当に不安定だ。 聡明さと冷淡な顔と、無邪気さと諦念と幼さが同時に存在する。 アンビバレンツ。 自我すらも不安定で、読んでいて2...
この話はなんだったんだろう。 少年は、こんなに心に虚無を持っていて、不安定なものなんだろうか。 ここに出てくる2人の少年、柏木陽と永見明帆も本当に不安定だ。 聡明さと冷淡な顔と、無邪気さと諦念と幼さが同時に存在する。 アンビバレンツ。 自我すらも不安定で、読んでいて2人の見分けがつかなくなってくる。 思春期の少年とは、こんなに不安定なものだっただろうか。 でも、不安定さの中に、確かな真実もある。 あなどってはいけないことがある。 年齢とか、社会的な立場だとか、そういう見えやすい枠に当て嵌めて人を理解することは、その人の中の聡明さや真実の姿を押し隠してしまうことにつながる。 枠に当て嵌めた理解を押し付けることは、その人を理解することにつながらない。 自分に都合のいい理解をするだけ。 理解できなければ、変わった子だ、反抗的だ、問題があると分類してしまう。 そういうことは、嫌いだ。 読み終わったけど、この話がなんだったのか分からない。 もやもやとしたものが心に残った。 でも、見逃してはいけない、目をそらしてはいけないものがある気がする。
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「柏木は、口説くの上手いから。」 友情でもなく、同情でもなく、仲間意識でもない。 バッテリーのあさのあつこが描く ふたりの少年を結ぶ、絆と闇の物語
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解決編みたいなとこがはじまった時点で残りのページ数が異常に少なくてそうなるだろうなぁと思ってたけどあっさり終わりました。前半部分もページ数そんなにかける必要あるのかなって感じで。なんかなぁ。
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あさの作品の中で一番好きではないかと思えるくらい好きな一冊。 のめりこむまでに時間がかかりながらも、一気にどっぷり浸かってしまいました。 読みながら、ああこれがあさのさんなのかな、と心酔したり。 表現?がとってもすきなんですよね。
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秋帆の最後のシーンは、哀しくて読み終えた後もなかなか立ち直れませんでした。 賛否両々ですが、私はこの作品は好きです。 何よりあさのさんならではの綺麗な表現、文章がたくさん詰め込まれていました。 ちなみに、私が買ったのは角川文庫様の方です。
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一人の少女の死をめぐって二人の少年の奇妙な関係が始まる。 主人公達の葛藤、自分探し?!なんだかくどいかな。 結末もなんだかなぁ・・・。 題名があまりぴんとこない。 一気に読めたけど、それだけ。
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