福音の少年 の商品レビュー
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小さな地方都市で起きたアパートの全焼火事。 焼死体で発見された同級生の少女・藍子。 少女のおさななじみの美しい声の少年・陽。 少女の恋人だった「人殺しの眼を持つ」少年・明帆。 少女の存在と火事がきっかけで急激に惹かれあっていく少年たち。 あの火事の真実は? 少女の隠していたこととはなんだったのか? そういうストーリーのはずですが、さすがのあさの節というか、 「明帆、陽のこと好きすぎやろ!!」 という感想が読後1番に口からついてでるような作品でした。 たぶんこの感想、まちがってはいないはず笑 途中、陽の感じる世界が自分の普段感じていることとすごく被って読むのがつらくなった部分もあったのですが、オチの部分で、最後まで読んでよかったあと思いました^^ しかし、僕もまだまだ、思春期の最中だなあ^^^^^^ オチはともかく、たくさんの人に読んでもらいたいです。
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いちいち、この男の子二人の会話がうざい。幼馴染の声が美しくいといったり、死ぬなと言ったり。 すこし厨2 的な、自由になりたい、自分と世間のズレを感じてると。恋人もそんなズレから売春してたっぽいし。 とりあえず、読むのが途中からめんどくさくなった。 中高生の自分と世間のズレって成長して、働くようになったらなくなりそうなんだけど。 道が見つからないから悶々としてるのがズレでここではない世界へ、になるんだろうか? おばさんになった証拠なのかな(´・ω・`)
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あさのあつこの『福音の少年』を読みました。ずっと読みたかった作品でした。久しぶりに時代小説以外の本を読みました。 出てくる明帆と陽という少年が二人とも凄く魅力的でした。あさのあつこさんの書く少年大好きです。全体的にとてもダークな雰囲気が漂っていました。少年の絆のようなものが少し危...
あさのあつこの『福音の少年』を読みました。ずっと読みたかった作品でした。久しぶりに時代小説以外の本を読みました。 出てくる明帆と陽という少年が二人とも凄く魅力的でした。あさのあつこさんの書く少年大好きです。全体的にとてもダークな雰囲気が漂っていました。少年の絆のようなものが少し危うい感じで個人的にかなりツボでした(笑)
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≪内容覚書≫ 藍子の幼馴染の陽。 藍子の恋人の明帆。 一人の少女を通して近づく二人。 どこか似たところを感じ、惹かれ、反発する日々。 藍子と陽が住むアパートがガス爆発で炎上し、藍子を含む9人が死亡。 陽はたまたま明帆の家に家出中で助かり、そのまま身を寄せることになる。 そして、二人のまわりに怪しげな男の影が見え隠れし始める。 藍子の死は、事故ではなかったのか。 真相を知るため、二人は急速に近づいていく。 ≪感想≫ 共感が生じない。 かといって反感が生じるわけでもない。 白昼夢を見ていたような気分。 「十代という若さにこそ存在する心の闇を昇華した、 著者渾身の問題作」 (「BOOK」データベースより) この紹介もイマイチ、よくわからない。 別に十代という若さじゃなくても存在しそうな心の闇だし、 「問題作」の定義にはまっているのか疑問。 全体的にしっくりこない…。 また、引き込まれなかった要因として、 根底が似ていて惹かれあう設定のせいか、 会話の最中、陽と明帆の区別がつかなかった。 これは、意図しているのかいないのか。 最近の若者には、個性があるようで、実はない、 という問題提起が隠れている、とか…? あと、タイトルが、これまた疑問。 「福音」ちおうことば自体、はっきりしないから仕方がないか。 それぞれの解釈でとらえてほしいという作者の願望だろうか。 「善が勝利し、悪が滅びること」と とらえる人もいるようなので、 個人的には、これが本作とは近いのかな、と思う。 とにかくはっきりしない作品。 読者に解釈を委ねる、という傾向が好きな人向け。 個人的には、こういう傾向は好きではないので、 申し訳ないが☆は2つ。
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思春期と呼ばれるこの時期特有の主人公たちの生々しい感情の描写がグサグサきました。トマトの出てくる場面がなんだかとても好き。 残りの頁数がわずかになっても終わりが見えなくて、どう終わらせるんだろう?とジリジリしだしたら急展開で、あっという間に終わってしまいました。最後はどうとればよ...
思春期と呼ばれるこの時期特有の主人公たちの生々しい感情の描写がグサグサきました。トマトの出てくる場面がなんだかとても好き。 残りの頁数がわずかになっても終わりが見えなくて、どう終わらせるんだろう?とジリジリしだしたら急展開で、あっという間に終わってしまいました。最後はどうとればよいのかなぁ。 明帆と陽と藍子と、それぞれ所在無げに揺らいでいるイメージが強かったです。
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キャラの描写がやたらもったいぶっていて、読み進むのに骨が折れた。ホントにあさのあつこの作?って感じです。
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友達に薦められて読んだ本。 9人の死者を出したアパートの火事と、そこで亡くなった一人の少女。少女の死について、少女の恋人と、少女の幼馴染と、雑誌記者が探っていくというストーリーであり、最終的に少女の死の真相についても分かるのだが、読み終えたあとも謎ばかりが残った。登場人物の心が、考えが、示されているようで分からない。心の、自分では見えない部分、隠している部分を、他者との交流を通じて描き出しているような作品だった。
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友人から拝借 「バッテリー」で著名なあさのあつこ、をはじめて読む。 二人の少年が、一人の好きな少女の死を巡って交わりを深めて行く描写がよかった。 高校生とか大学生くらいを描写した物語が好きな色眼鏡がかかってると思うけど。。
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あさのさんの本領発揮といってもいい。少年2人の関係性がたまらなく艶っぽいです。メガネがなくても髪の毛が鮮明に見える、って最初はどういう意味だかわかんなくて、よくよく考えたら、あぁ!(←ひらめき) なシーンだったのでした。 私は高校生以上は青年と捉えるのだけれど、あさのさんの書く...
あさのさんの本領発揮といってもいい。少年2人の関係性がたまらなく艶っぽいです。メガネがなくても髪の毛が鮮明に見える、って最初はどういう意味だかわかんなくて、よくよく考えたら、あぁ!(←ひらめき) なシーンだったのでした。 私は高校生以上は青年と捉えるのだけれど、あさのさんの書く高校生は、まだまだ少年って感じがする。少年と青年の狭間を揺れ動いているのはわかるんだけど、青年ってよりも少年なんだよねえ。
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アパートの全焼火事。 家族や恋人を失くした2人の少年が事件の真相を追う。 内容的に結構、翳がある話だったな。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-5.html
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