解剖学教室へようこそ の商品レビュー
人体に興味あったので購入。すぐ読み終えました。もうちょっと内臓の細かい説明とか欲しかったな。でも、説明は明快です。西洋医学の階層的な考えと、英語の言語構造の関係には、膝を打ちました。 てか、日本で初めて解剖をしたのって杉田さんじゃないんですね。
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『バカの壁』など多数の著書で有名な養老先生の本 もともと養老先生は解剖学の先生であったのだから、彼の解剖の本を見てみることは一見の価値があるだろうと思い読んでみました。 解剖をするということはものを切ることであり、切ることは名前をつけることである。切ることを行うのは『こと...
『バカの壁』など多数の著書で有名な養老先生の本 もともと養老先生は解剖学の先生であったのだから、彼の解剖の本を見てみることは一見の価値があるだろうと思い読んでみました。 解剖をするということはものを切ることであり、切ることは名前をつけることである。切ることを行うのは『ことば』である。 日本で解剖を最初に行った医者は山脇東洋という人で江戸時代中期だったらしい。 実は日本では大宝律令で解剖をすることを禁止していたらしく、それまでされることがなかったらしい。 一番面白いと思ったのは、なぜ解剖が始まったのは西洋で東洋ではないのかということろ。 この違いは文字の違いであると分析している。 西洋はアルファベットである表音文字を使用している。一方で、中国や日本などの東洋は漢字などの表意文字を使用している。 例えば犬という動物を表す時に漢字では『犬』と言う漢字があるから犬を表すことができる。しかし、英語では『dog』というもともと意味のないd g o をd o gの順に並べることで犬を表す。そこには下の階層があり、このため西洋では単位という概念がある。このため、上記のように西洋では解剖ということが始まったと考えられる。 難しいが思わず頷いてしまった。 気になる人はぜひ一読をおススメします。 あとがきにあるように2時間もあれば読める内容です。読みやすく絵もたくさんあるので解剖や生物の基礎がなくでも楽しいです。
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分かりやすく、丁寧に書かれているので中学生や高校生、これから解剖学を学ぼうという人まで広く読めるのではないだろうか。
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まさにようこそな内容。わかりやすくて面白くて入門書としてはとてもよいのではないでしょうか。でも人体好きな自分も満足できる内容だったのは、解剖がメインだったからだと思う。つくづく自分は解剖に関することが好きだ(自分でするのは好きでない)
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