すきまのおともだちたち の商品レビュー
この人のこういう少しメルヘンチックな話は、あの人の心のとても繊細なところを描いた小説などからは、想像ができない。ホテルカクタスと少し似通ったところがある本だなと感じたが、とても読みやすくて短時間で読み終えることができる。そんなに複雑でもないので、すーっと心に入ってくる感じが良かっ...
この人のこういう少しメルヘンチックな話は、あの人の心のとても繊細なところを描いた小説などからは、想像ができない。ホテルカクタスと少し似通ったところがある本だなと感じたが、とても読みやすくて短時間で読み終えることができる。そんなに複雑でもないので、すーっと心に入ってくる感じが良かった。
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小・中学生ぐらいの頃に読んでたらすごく面白いと感じたと思う。 お客さまは選べない。ちょっとへんでも仕方ない。♪
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「私」と不思議な世界の女の子の話。 「私」が若い頃から白髪が交じるようになるまで何度か強制的に不思議な世界に迷い込む。そして何時も同じ女の子に厄介になる。女の子は歳をとらない。動物やお皿が人間のように振る舞う。 非常識な世界の非常識な考え方のはずなのに、ふっとそちらの方が正しい...
「私」と不思議な世界の女の子の話。 「私」が若い頃から白髪が交じるようになるまで何度か強制的に不思議な世界に迷い込む。そして何時も同じ女の子に厄介になる。女の子は歳をとらない。動物やお皿が人間のように振る舞う。 非常識な世界の非常識な考え方のはずなのに、ふっとそちらの方が正しいのではないかと思ってしまう。
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きれいな物語なのに、読後すこし切なくなる。 それはきっと私が「女の子」側の人間ではなく、「わたし」側の人間だから。 煩雑な日常に流されて、どんどん年をとっていって、ふとすきまに行くことがあっても、「帰る」ことを忘れられない。 変わらないすきまと、流され行く現実と。 深...
きれいな物語なのに、読後すこし切なくなる。 それはきっと私が「女の子」側の人間ではなく、「わたし」側の人間だから。 煩雑な日常に流されて、どんどん年をとっていって、ふとすきまに行くことがあっても、「帰る」ことを忘れられない。 変わらないすきまと、流され行く現実と。 深く考えると泣きそうになる。
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ふとした瞬間に現実世界から離れている世界に引き込まれていく、というかんじです。メルヘンだけどミステリーでもあると思う。女の子が主人公を同じひとだと思わないところがいいですね
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絵本です。 誰にでもあるちっちゃな『すきま』についてのお話。 読み終わった後、自らすきまを探したくなってしまう。 だけど、すきまはすきまでしかないので、自分が落ちる日を待つだけ。 その日をいつかいつかと待ちわびてる私はきっともう何回もすきまに落ちているんじゃないかと思った。 旅が...
絵本です。 誰にでもあるちっちゃな『すきま』についてのお話。 読み終わった後、自らすきまを探したくなってしまう。 だけど、すきまはすきまでしかないので、自分が落ちる日を待つだけ。 その日をいつかいつかと待ちわびてる私はきっともう何回もすきまに落ちているんじゃないかと思った。 旅がしたくなる。旅行じゃなくてね。
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江國さんの恋愛ものもダイスキだけど、これはココ何年で一番良かった☆江國さんらしいなぁ〜ってずっとにやけて読んでました。
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すんなりと読めます。 江國さんらしい独特の雰囲気がとても好き。 大人っぽい女の子と興奮すると割れてしまうお皿が好き。
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LEE9月号でも紹介されていましたね。 本屋さんで出会っても、江国さんでなければ手にとることはないだおうな、って思う分野の本でした。 さすがは、江国さん、読み終わったときに江国さんワールドでした。
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ひとはみんな、帰るべき場所を しっかりと持っている。 生きるということは、そんな場所を作ることかもしれない。 増やすことかもしれない。 守ることかもしれない。
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