すきまのおともだちたち の商品レビュー
植物やふしぎな世界や、おんなのこの言葉や、表現がやっぱり江国さんだなって感じでここちよい。かわいい。
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060810 なんというか、不思議なお話だけど ほんわかした優しいお話。 夏の午後っていうよりも 冬の午後に紅茶でも飲みながら。 私も昔はおんなのこのように あるがままを受け入れられる子だったのかしら。 旅っていうものは、帰る道と帰る場所があるから楽しいんだ
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「世界は確固たるものでなきゃあ」 すきまに落ちた瞬間、実は違うとこで、違う思い出を作ってるかもしれない。 覚えていたいこと。
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「唐突で強引な力」で「すきま」の世界を行来する私。「すきま」の世界には9歳の頼りがいのある女の子と「お皿」が住む家があり、海には「ふろしき」がいて身の上話を聞いたり、一緒に買い物をしたり旅行をしたり。ギンモクセイの茂み、レモンの木の生えた庭、ちいさな勇ましい友人のお話。 『ホテ...
「唐突で強引な力」で「すきま」の世界を行来する私。「すきま」の世界には9歳の頼りがいのある女の子と「お皿」が住む家があり、海には「ふろしき」がいて身の上話を聞いたり、一緒に買い物をしたり旅行をしたり。ギンモクセイの茂み、レモンの木の生えた庭、ちいさな勇ましい友人のお話。 『ホテルカクタス』を思わせる江國香織さん作品です。心穏やかに過ごすにはちょうどいいお話。「私」がなんとも動じなく、「おんなのこ」も全く自然に「こと」をうけとめてゆくのが素敵。ディズニー映画『美女と野獣』に出てくるみたいな「お皿」のキャラクターが雰囲気があっていいです。
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日常の隙間にある異世界を、センチメンタルに描いた作品です。 おんなのこにはおよそ似つかわしくない、運命論的な諦念と前向きな姿勢が胸に迫ります。 久々に素敵な江國ワールドを読ませていただきました。 挿絵も雰囲気があって素敵です。
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「すきま」にある世界っていうのが、いいなぁーと思った。それも、人生の中で途切れ途切れに続いていくとこがいい。
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新聞記者の「私」は、ある日突然すきまに滑り落ちてしまう。そのすきまの世界で「私」は、真っ直ぐで勇敢で自分よりもしっかりしているんじゃないかという小さな女の子と、手足があって車も運転できるお皿と出会う。いきなり知らない世界に放り込まれてしまった「私」は、初めのうちは元の家に戻りた...
新聞記者の「私」は、ある日突然すきまに滑り落ちてしまう。そのすきまの世界で「私」は、真っ直ぐで勇敢で自分よりもしっかりしているんじゃないかという小さな女の子と、手足があって車も運転できるお皿と出会う。いきなり知らない世界に放り込まれてしまった「私」は、初めのうちは元の家に戻りたいと思ったが、徐々にこの世界の魅力を感じていく。女の子は家にお皿と一緒に住んでいて、両親はいなかった。彼女と仲良くなった「私」は、一緒に海に行ったり、旅に出たりした。しかし、「私」はある時突然現実の世界に引き戻されてしまう。その後も何回かすきまの世界に急に入ってしまうものの、結果は同じだった。 この話の面白いところは、「私」と女の子は会いたいときに会えないというところである。現実の世界とすきまの世界とは、そう簡単には行き来できない。ある時不意に行ったと思ったら、ある時不意に現実に帰されてしまう。また、すきまの世界では女の子はずっと9歳であり、歳をとらない。だから、この女の子は永遠に現実世界からのお客さんをおもてなしし続けるのかもしれない。 嫌なことばかりで人生に少し疲れたときに、すきまの世界に行ってみたいなと思う。皿や風呂敷が喋ったり、豚がコックをやってたり、不思議な女の子がいたりするシュールな世界。運がよかったらきっと行けるのかもしれない。ああ、すきまに潜りたい。
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絵本作家としてデビューしたという作家の絵本を読んでみる。 絵本にしては珍しく、20代の働く女性が主人公。 大人の女性をターゲットにした物語だけれど、子供が読んでも楽しめる、ちゃんとした絵本になっているのはさすが。 別世界の構築がしっかりしていた。
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もえちゃんを待っている間にさくっと図書室で読めてしまったよ。短いけれど心がいいぐあいに温まります。すてき。(0411)
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ファンタジーなお話。「私」は「すきまのせかい」に時々迷い込んでしまい、「女の子」と「古いお皿」(車の運転だって出来ちゃう)に会います。ふわりとした、やさしい江国ワールドです。中学時代くらいに読みたかったなぁ〜〜〜って思いました。そしたら1週間くらい私も脳内「すきまのせかい」旅行を...
ファンタジーなお話。「私」は「すきまのせかい」に時々迷い込んでしまい、「女の子」と「古いお皿」(車の運転だって出来ちゃう)に会います。ふわりとした、やさしい江国ワールドです。中学時代くらいに読みたかったなぁ〜〜〜って思いました。そしたら1週間くらい私も脳内「すきまのせかい」旅行をしていただろうになぁ・・・
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