背の眼 の商品レビュー
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もっと道尾さんにハマりたいと思った小説。真備シリーズ。 文庫本で読んだのですが、上巻を読み終えて下巻を図書館に借りに来たらなくて、泣きそうになりました。 以下はお気に入りの文引用です。 「何か僕たちにお知らせがあるのかい?」 「狂った私たちの友人だった。」 「そんなきみが罪に問われてたまるか。」 「世界と自分とのあいだに破綻が訪れる。そしてその破綻が訪れたとき、人は絶望する。」 「間違いなくとか絶対にとか、そういう言い方をする人間にかぎって、思い込みが強いものだからね。」 「人間というのは、理解できない謎や畏れを自分自身の観念の世界に押しとどめておくことができない。」
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「背中に目が現れる心霊写真を撮られた友達が自殺した」という相談を受けて調査を始めた自称 ”心霊現象探求家” とその助手、一方で心霊写真の現場の河原で不気味な声を聞いてしまった作家。3人が現地で出くわした怪現象と殺人事件を解決する話。 京極夏彦先生のような妖怪や怪異を重厚に扱う作風で、でも主人公のスタンスが大きく違う、という感じの作品。「オグロアラダ」のような思わせぶりな謎の言葉をはじめ様々な伏線を張る割に、少ししりすぼみに終わってしまった印象を受けてしまいちょっと残念だった。
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道尾秀介氏のデビュー作とのこと。筆者が道尾氏そのままなのがすごく珍しい。霊は存在するか否かをメインに、不可思議な村の謎に挑んでいくホラー・ミステリー。結局霊の存在に関してはぼやかされていたが、子供たちが殺された謎はきちんと解決されているので納得できるものの、それ以外の謎がそこまで解決しきれていなくてすっきりできない。広げた風呂敷を畳みきれなかったのか、次作があるのか分からないので、とりあえずこの評価で。ボリュームは凄かったので読み応えがあった。
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二回目。 結末からそれに至る過程まで、全てがつまらなかった。 心霊と殺害事件をミステリーに落とし込みたかったのだろうけれど、風呂敷の広げかたが雑すぎる。 白い女の真相なんて本を投げ飛ばすレベル 主人公の名前が著者名であるのが尚更寒い。 なんで二回目読んだん?
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白峠村天狗の神隠しは,河原の頭部発見で殺人事件に。霊現象探究所真備は事件の真実に迫る。人間の狂気による無意識の犯行は霊よりたちが悪い。(遺体発見者)亮平の霊能力は本物だが,理解されないのが残念。
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ミステリーは生きてる人たちの死にまつわる話だが、ホラーミステリーはそこに死んだ人たちが加わる。 そうなることで違った面白さがあるんだと、この作品を読んで感じた。
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先日「近畿地方のある場所について」を読んでビビりちらして居たから、その内容を思い出す要素が結構あって、アスファルトタイヤを切りつけながら読んでいた。 まあでも読んでいくと、これホラーじゃなく道尾秀介氏らしいミステリーで安心した。 ある状況下の人達の悲壮さがそこまで感じられない...
先日「近畿地方のある場所について」を読んでビビりちらして居たから、その内容を思い出す要素が結構あって、アスファルトタイヤを切りつけながら読んでいた。 まあでも読んでいくと、これホラーじゃなく道尾秀介氏らしいミステリーで安心した。 ある状況下の人達の悲壮さがそこまで感じられないのと、結局タイトルの回収もシャっと終わった感があって幾分消化不良な所もあるけど、それは道尾秀介というストーリーの力技でねじ伏せてたのがなんとも凄い。 さて、次も楽しみ!
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かつてなくホラーだった!ぞわぞわ感半端ない! 最終的な真相に関しては、まぁ賛否両論なくもないかなと思ったけど、個人的にはとてもホラーだったので◎。
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福島県にある寒村・白峠村を訪れた道尾は、ここ数年立て続けに起きている「神隠し」の事件を知る。立ち寄った旅館の付近を流れる川からは不気味な声が聞こえてきた「レエ・・・オグロアラダ・・・ロゴ・・・」 「ラットマン」が結構面白かったので、道尾氏のデビュー作を読んでみることに・・・。...
福島県にある寒村・白峠村を訪れた道尾は、ここ数年立て続けに起きている「神隠し」の事件を知る。立ち寄った旅館の付近を流れる川からは不気味な声が聞こえてきた「レエ・・・オグロアラダ・・・ロゴ・・・」 「ラットマン」が結構面白かったので、道尾氏のデビュー作を読んでみることに・・・。「ラットマン」とのあまりの作風の違いにまずびっくり。ホラーサスペンス大賞に応募した作品で、ホラーと本格ミステリが交じり合った構成になっている。しかしながら、ホラーも謎解きも共にインパクトが弱いせいか、1200枚の大作の割には読後の余韻に欠ける。大々的に提示された謎であり、タイトルにもなっている「背の眼」の落としどころも首を傾げざるをえない。…と、不満ばかり書いたが、著者の作品は作を追うごとに洗練されているようなので、他の作品にも手を伸ばしていきたいと思う。 ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(2004年) 《真備シリーズ》 1.背の眼 2.骸の爪 3.花と流れ星
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あるシーンで、 お父さんと男の子の話のところで、人間同士の関係なんて大小織り交ぜたさまざまな誤解によって構成されていて 当人同士が理解しあっているというのではなく、実は都合よく誤解しあっているだけなのだ。って会話があって。 すれ違いによって哀しいことがおきるんだけど、それって日常...
あるシーンで、 お父さんと男の子の話のところで、人間同士の関係なんて大小織り交ぜたさまざまな誤解によって構成されていて 当人同士が理解しあっているというのではなく、実は都合よく誤解しあっているだけなのだ。って会話があって。 すれ違いによって哀しいことがおきるんだけど、それって日常でよくおきるよなって思う。哀しい勘違いで仲違いしちゃったり、優しく出来ないことあるよな。って思った。 大切な人には、きちんと自分の気持ち。ちゃんと伝えたい。いつもいつまでもそばにいるわけではないから。って考えたのはとてもよき。
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