京都奥嵯峨柚子の里殺人事件 の商品レビュー
ゴシップ誌に誹謗記事を書かれた人気作家・三上が突然、失踪した。捜査に行き詰まった行天燎子警部補は赤かぶ検事に助けを求めるが、何も手がかりがなくては、さすがの検事も良い知恵が浮かばない。そんなある日、半ば白骨化した三上の遺体が京都奥嵯峨『柚の里』で発見された。赤かぶ検事は、まずゴシ...
ゴシップ誌に誹謗記事を書かれた人気作家・三上が突然、失踪した。捜査に行き詰まった行天燎子警部補は赤かぶ検事に助けを求めるが、何も手がかりがなくては、さすがの検事も良い知恵が浮かばない。そんなある日、半ば白骨化した三上の遺体が京都奥嵯峨『柚の里』で発見された。赤かぶ検事は、まずゴシップ誌の編集長・柱きぬ江に不審を抱き尋問したが、その直後、櫛まつりの日にきぬ江は殺害されてしまった…。
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赤かぶ検事もの。 「噂の真相」の担当デスクだった神林広恵「噂の女」を読んだところ、和久峻三氏との対立が出てきたので読んでみた。 「半分冗談」というゴシップ誌に誹謗記事を書かれた人気作家・三上周司が突然失踪。その後、遺体で見つかった。 内容云々より、どうしてもテレビドラマ・フランキ...
赤かぶ検事もの。 「噂の真相」の担当デスクだった神林広恵「噂の女」を読んだところ、和久峻三氏との対立が出てきたので読んでみた。 「半分冗談」というゴシップ誌に誹謗記事を書かれた人気作家・三上周司が突然失踪。その後、遺体で見つかった。 内容云々より、どうしてもテレビドラマ・フランキー堺を思い浮かべてしまう。 「柚子の里」と「櫛まつり」などが紹介されていて、行ってみたくなった。 本書は、プライバシー無視のマスコミ報道を取り扱い、「噂の真相」に対抗して書かれたもの。 和久峻三氏から「噂の真相」の編集長と担当デスクは名誉毀損にあたると刑事告訴され有罪判決。 「噂の真相」側からは本書が名誉毀損にあたると告訴されたが不起訴処分とのこと。 (図書館)
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赤かぶ検事ものでそれなりに面白かったけど、事件の発端と結末に偶然的要素がちょっと多い感じがしたな。 作者さんの実生活と大きく関連した作品だったからかも。 ワイドショーとか週刊誌のプライバシー侵害に対して、警笛を鳴らす1冊ってことだね。
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