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地球はグラスのふちを回る の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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やはり、酒の話はこの…

やはり、酒の話はこの人です。こんなにたくさんのお酒を旅しながら飲めたらなあと、読みながらうっとりしてしまいました。

文庫OFF

2024/12/06

ユーモアたっぷりの語り口で読みながらニンマリしてしまう。 下品、不謹慎は御愛嬌。 かと思えば繊細な表現に日本人としての本能的な部分を刺激される。 正直な漢の感性や味覚が存分に文章化されていて感嘆する。 ノンフィクションとしての代表作『オーパ!』が非常に面白く、続いて小説の代表作...

ユーモアたっぷりの語り口で読みながらニンマリしてしまう。 下品、不謹慎は御愛嬌。 かと思えば繊細な表現に日本人としての本能的な部分を刺激される。 正直な漢の感性や味覚が存分に文章化されていて感嘆する。 ノンフィクションとしての代表作『オーパ!』が非常に面白く、続いて小説の代表作『輝ける闇』を読んでウーンとなった。そしてこのエッセイにいたり確信した。 開高健はノンフィクションエッセイが刺さる。個人的に。 『地球はグラスのふちを回る』の刊行は1981年だが、書かれたのは1970年代後半とのこと。 作家の角田光代さんが開高健のエッセイを激賞されているのを見て、お二方のエッセイを同時期に読んだ。 ちなみにこの本は古書で手にしたのだが、前の持ち主の方がメモ書き、線引きされていて、それもまた趣があって良かった。

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2021/07/28

毎晩少しずつ、就寝前の寝酒代わりにとちびちび読み進めました。酒と料理と釣りと女を楽しみながら海外諸国を歩き回る著者の語り口はさっぱりと明朗、それでいて描写が生き生きとしており、特に酒と料理のパートが魅力的。読みながらその国の空気ごと味わうような心持ちがして、気軽に海外へ行けなくな...

毎晩少しずつ、就寝前の寝酒代わりにとちびちび読み進めました。酒と料理と釣りと女を楽しみながら海外諸国を歩き回る著者の語り口はさっぱりと明朗、それでいて描写が生き生きとしており、特に酒と料理のパートが魅力的。読みながらその国の空気ごと味わうような心持ちがして、気軽に海外へ行けなくなったご時世だからこそ余計に魅力的に見える。知らない国で酒を飲みたいなあ。タイトルも良いですね。

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2018/04/16

作家のエッセイって割と好きで、それは自分の知らない美味しいものを知っていて、かつその美味しいものをより美味しそうに見せてくれるからなんだけど、開高健が魚介類好きだったおかげで大層よかった。越前蟹、鯖の串焼き、ソフトシェルクラブ、アメリカの牡蠣と蛤。晩酌しながら読むと尚のこと良い。...

作家のエッセイって割と好きで、それは自分の知らない美味しいものを知っていて、かつその美味しいものをより美味しそうに見せてくれるからなんだけど、開高健が魚介類好きだったおかげで大層よかった。越前蟹、鯖の串焼き、ソフトシェルクラブ、アメリカの牡蠣と蛤。晩酌しながら読むと尚のこと良い。酒の肴になる。 あとココアのバンホーテンって当て字が蛮瘋癲なんだな。知らなかった。

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2016/05/04

GWの旅のお供に選んだ一冊。こんなにぴったりな一冊があっただろうか!まずタイトルが素敵すぎる。旅してる最中からまた旅に出たくなっちゃう。各地で味わうお酒に食べ物。釣り、そしてちょっぴりエッチな話もあるのだけど、不思議といやらしくなくて、あっけらかんとしている。東欧に行きたくなった...

GWの旅のお供に選んだ一冊。こんなにぴったりな一冊があっただろうか!まずタイトルが素敵すぎる。旅してる最中からまた旅に出たくなっちゃう。各地で味わうお酒に食べ物。釣り、そしてちょっぴりエッチな話もあるのだけど、不思議といやらしくなくて、あっけらかんとしている。東欧に行きたくなったなぁ。そして、ウィスキーの飲める大人になりたいと思った。(笑)旅もどんどんお手軽になっちゃって、旅慣れればなれるだけ、いつどこに行っても、本当の驚きに出会えることは少なくなっている。こういう生き生きとした感性で旅を捉えられたら。

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2016/01/23

福井の越前ガニについて書かれているので読んでいる。文学の分野で福井というのは、どう捕らえられているのか?

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2014/06/11

御叱呼までがいい匂いを発散するという、ズブロヴカ。 思わず買って、飲みながら読んだ。 その他にも、アブサン、シュタイン・ヘーガー、茅台酒、プイイ・フュイッセ…古今東西の銘酒が飲みたくなる。 涎が出るほど旨そうな料理や酒、そして旅先での生々しい匂いを感じる風景描写、読みながら、...

御叱呼までがいい匂いを発散するという、ズブロヴカ。 思わず買って、飲みながら読んだ。 その他にも、アブサン、シュタイン・ヘーガー、茅台酒、プイイ・フュイッセ…古今東西の銘酒が飲みたくなる。 涎が出るほど旨そうな料理や酒、そして旅先での生々しい匂いを感じる風景描写、読みながら、生理的に、本能的に惹き付けられてしまうエッセイの数々。 たまらん。

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2013/10/26

酒から始まり、釣やら何やらが、いつもの開高節で繰り広げられる。 酒でも飲みながらゆっくり、直接、聞きたいなぁという感じ。

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2013/10/13

 酒と食、煙草、釣り、旅、および恐らく若さについてのエッセイ。  肉体の疲れは糖分で癒される。  心の疲れは酒精を求める。  という一文が妙に心に残った。

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2013/03/30

 コラム・エッセイ。酒、美食、釣り、旅について。カニが食べたくなった……どんぶりに山盛りのカニ……カニミソ……(煩悩)  世界各国の種々の酒とその周辺のエピソードは、読んでいてなかなか楽しかった。雑学的な楽しみにしても、実際に各地を旅した人の言葉なので、単なる豆知識に留まらないお...

 コラム・エッセイ。酒、美食、釣り、旅について。カニが食べたくなった……どんぶりに山盛りのカニ……カニミソ……(煩悩)  世界各国の種々の酒とその周辺のエピソードは、読んでいてなかなか楽しかった。雑学的な楽しみにしても、実際に各地を旅した人の言葉なので、単なる豆知識に留まらないおもしろさがある。  感覚的に☆三つをつけたけれど、これは氏の他のエッセイ集と共通するエピソードも重複して登場するため、読んだ順番のせいで相対的に読みごたえが少なく感じられただけのような気もする。

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