地球はグラスのふちを回る の商品レビュー
俗っぽいですよね、開高健。 下世話な話にしても、カタカナや羅列を多用する表現にしても。 でも、それが男友達との気楽で奔放な旅行を思い出させ、 読んでいて楽しい気分になるんです。 メリハリある文章も、移動中の冗談と景勝地での放心を繰り返す旅行そのものに近くて、いいですね。 各々...
俗っぽいですよね、開高健。 下世話な話にしても、カタカナや羅列を多用する表現にしても。 でも、それが男友達との気楽で奔放な旅行を思い出させ、 読んでいて楽しい気分になるんです。 メリハリある文章も、移動中の冗談と景勝地での放心を繰り返す旅行そのものに近くて、いいですね。 各々好き勝手な話をして車を運転しながら、 ゆく先々で美味いものを口にし、絶景を目にし、 そんな肩ひじ張らない旅行気分を味わえる一冊だと思います。
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開高健氏のエッセイ。 世界的感覚、旅、落ち着き、昭和、濃密さ、をいつも提供してくれる開高氏。 『旅は男の船であり、港である』、このエッセイがいちばん響いた。
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開高さんの食のエッセイ読んで、「アブサン」に憧れた。 当時、何度も強いお酒でひっくりかえりながらも、この文庫を離さず帰宅したのは自分ながら感心している。 でも、自宅には、同じ文庫が2冊ある。 開高さんの文章は極上のお酒です。
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この本を買ったのは丁度30年前くらい。ひょっとしたら開高健の書いたものを読んだのは、これが初めてだったかもしれない。印象は、とにかく名文であるということだった。 それから読みなおしたことがあったかどうかは分からないが、今回読んだことで、少なくとも2回は通読したということになる。 ...
この本を買ったのは丁度30年前くらい。ひょっとしたら開高健の書いたものを読んだのは、これが初めてだったかもしれない。印象は、とにかく名文であるということだった。 それから読みなおしたことがあったかどうかは分からないが、今回読んだことで、少なくとも2回は通読したということになる。 この文庫本の向井敏の 「解説」 も、本文に合わせたかのように名文である。 いろんな内容が雑多に入っているのだが、主に旅、釣り、食、といったテーマのものといえるだろう。 一読する価値はある本だということはいえる。
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ネパールに行く直前に成田空港第2ターミナルの売店で購入。 以前から読みたいと思っていたがなかなか手に入らなかった。 まさに旅で読む本。
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