子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー

辻村深月(著者)

2011/02/11

「禁じられた遊び」。ものすごく切ない、苦しい、痛い、、、。でもこういうの好き。しばらく余韻から醒めそうにはない。今、気がついた。表紙「月」なのね！ううう。

2011/01/08

最後までつらい内容だった。
なんだかなぁ。
いつもの辻村さんの世界観の方が好きだけども、何とも言えない。
みんな可哀そう。

2011/01/06

とりあえずやたら長い。
上下巻で別れてる上に、一冊自体も分厚い。
でも、長い分人物描写がしっかりされていて
一人一人の登場人物が掘り下げられてるので
登場人物に感情移入しながら
終盤まで読み進められました。
読者の予想を裏切る展開が多いのも良。
ただやっぱ長すぎるのと、
犯人に関しては一捻り加えられてるとはいえ
ちょっと予想の範疇を越えられなかった印象。
星は四つ。

2010/11/17

もう、一人の夜には帰りたくない――。残虐非道な事件に潜む、孤独な殺人鬼と彼を操る共犯者の存在。罪の意識に苛まれながらも、二人の間で繰り返される恐ろしい殺人という名の遊びは、一体いつまで続くのか！？そして傷つけずには愛せない、歪で悲しい恋の行方の結末とは……。つらい過去を孕んだ事件の真相は少しずつ解き明かされ、漆黒の闇を照らしていく。

2010/11/16

とても大好きだったのに、傷つけてしまった後悔。それでも好きだから、咎められなかった気持ち。絡まってるようで、擦れ違ってしまう互いの想いは、読んでいて、とても切ない。

2010/11/15

作者が｢前半はミステリで後半は恋愛｣と言っていた意味がわかりました。
ミステリ部分はまぁ普通です。ミスリードがばればれだった。
恋愛部分はえぇっ!?と裏を突かれました。
全体的に面白かったので他の本も読んでみようと思います。

2010/11/01

ボリュームのある作品なのにあっという間に読了してしまいました。

犯人側と被害者側の両方の立場がリアルに描かれています。
辻村さんの作品は登場人物一人ひとりの心理描写が本当に上手くて、どの登場人物目線で読んでも面白い。

2010/10/15

大学主催の論文コンクール。
誰もが受賞するのは天才・浅葱か努力家・狐塚だと思っていた。
しかし受賞したのは匿名で投稿したｉ（アイ）という人物。
ｉはいったい何者なのか？

狐塚の大事な女の子・月子や、狐塚の同居人・恭司、月子のゼミの友人や浅葱たちのゼミの先輩などなど・・・あらゆる人のあらゆる思いが錯綜して、いつしかネットで人を操る殺人鬼のゲームが繰り広げられることに。
すべての鍵は、ｉが握っているのか？！

以上あらすじ。
普通のミステリとして、さらっと読むこともできる。
でもこの本の中に含まれた、あらゆる想いを丁寧に読み出したら、エピローグの信じられない美しさを堪能できると思います。

辻村さんが描く世界は、私の好みにぴったりなんですよね。
好きな絵画を鑑賞するように、立ち位置を変え、角度を変えと、何度でも楽しめてしまうのがすごい。
この作品も、かなり思い入れの強いものになりそうです。
登場人物の中では、月まで浅葱を飛ばした恭司にガツンとやられたのですが、やっぱり好みにドキュンとストライクだった狐塚くんが一押しですかね。
（浅葱は・・・読んでると胸が痛くて壊れそうになるわ）
女の子ではこれまたやっぱり月子が一番！
ふふふ、女の子がかわいくして、何が悪いの？

2010/09/19

面白かったけど、、、哀しくて、切ない、哀しいなあ。
途中、読むのやめよかなって思ったところもあったけど、最後まで読んでよかった。でもやっぱ哀しい。
アブラムシと蝶の例えがあったけど、この人物は殺さないで、この人物は当然だって線を引いてしまっている読者の葛藤を、秋教授の存在で救っているのだろう。

2010/09/18

ラストは正直…うん、あまり驚かなかったというか、ああ、そういうオチなのかぁ、といったところでした。
しかし！その前のね、誰が誰を好きだとか、そういった所にはかなり裏切られました。勿論いい意味で。
ネタバレしちゃうとあれなので書けませんが…あれ？恋人じゃ…(強制終了
読み応えがあって大満足でした。