館島 の商品レビュー
瀬戸内海の孤島に建つ、不可思議な六角形の館。巨大な螺旋階段の下で主が「墜落死」。そして半年後…? か、軽い。 しっかりしたミステリーなのにこの軽さ。
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六角形の館で起こる殺人事件の謎を、例によってコミカルかつオヤジギャク満載に解いていく作品。ボケツッコミ両刀な刑事と探偵コンビの掛け合いも楽しくて、さっくり読めたお話でした。 事件のトリックもかなり大掛かりで、絵で見てみたいなあと思います。面白いこと思いつくなあと感心です。
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人物同士の会話がやっぱり面白いです。 読みながら何度も笑ってしまいました。 それでいて、トリックも感心するものでした。
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舞台は198X年、まもなく瀬戸大橋が架かる頃の備讃瀬戸に浮かぶ横島。 ここに建てられた六角の形をした館内、巨大な螺旋階段の下で主人である天才建築家・十文字和臣が転落死ではなく「墜落死」した。 半年後、夫人の意向で関係者が集められたとき新たに起こった連続殺人。 和臣の死の謎と不可解...
舞台は198X年、まもなく瀬戸大橋が架かる頃の備讃瀬戸に浮かぶ横島。 ここに建てられた六角の形をした館内、巨大な螺旋階段の下で主人である天才建築家・十文字和臣が転落死ではなく「墜落死」した。 半年後、夫人の意向で関係者が集められたとき新たに起こった連続殺人。 和臣の死の謎と不可解な殺人に女探偵と刑事が挑みます。 初・東川さんです。楽しいミステリでした。 しかし文体が軽い!そして惜しい!! 設定、トリック、プロット等、とっても好みなのですが、いかんせん軽すぎる~。もったいない! でもこれが持ち味なんでしょうね。広島生まれとのことなので勝手に親近感。他の作品も読みたいのでこれからいろいろ読んでみようと思います。 多分本人も意識して書かれていると思いましたが、綾辻さんの<館シリーズ>について書かれている一文がありましたね。 風変わりな建築家が建てた風変わりな建物とくれば、当然予想される類の仕掛けではあるのですが、ここまでとは驚きました。ほんとにすごい! ある意味島田荘司さん的大技! ここまでコミカルならお二人のタイトルを足して「六角館の犯罪」とかにしたら笑えたのに~。 ラスト、建築家の壮大な仕掛けに爽快な気分になりました。
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孤島で館、というばりばりのお約束要素に、この人の作品特有のユーモアが絡まってなんともいえない雰囲気。ユーモア要素は、ちょっと緊迫感には欠けるんだけどね(苦笑)。まあいいでしょ。 当然館といえば……○○があるに決まってるんだよなあ。もちろん、ご多分に漏れず。ま、どんなのかは読んでの...
孤島で館、というばりばりのお約束要素に、この人の作品特有のユーモアが絡まってなんともいえない雰囲気。ユーモア要素は、ちょっと緊迫感には欠けるんだけどね(苦笑)。まあいいでしょ。 当然館といえば……○○があるに決まってるんだよなあ。もちろん、ご多分に漏れず。ま、どんなのかは読んでのお楽しみ! なぜこの作品の時代設定があの時期なのか、なぜ場所がそこなのか。そして、館に○○がない理由。これには感激だなあ。たしかにこの館、見たいよっ!
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瀬戸内の孤島に屹立する館。当主の十文字和臣が不自然な死を遂げてから半年、未亡人の意向により当時の事件関係者たちが館に集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。もちろん警察は来れず、館に滞在する女探偵と刑事は、事件解決へ暗躍する・・・のか? コミカルな本格路線を驀進する東川篤哉...
瀬戸内の孤島に屹立する館。当主の十文字和臣が不自然な死を遂げてから半年、未亡人の意向により当時の事件関係者たちが館に集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。もちろん警察は来れず、館に滞在する女探偵と刑事は、事件解決へ暗躍する・・・のか? コミカルな本格路線を驀進する東川篤哉。笑えて本格というめったにない作風をかもし出す作家です。皮肉やシュールな感じの小説を書く人は少なくありませんが、紙面で繰り出すギャグに笑える作風の人はあまりいません。その貴重な作家の1人ですね、東川篤哉。 そして今回はなんとなんと館モノ。本格中の本格の匂いがするなか、物語はあっちへうろうろ、こっちへよろよろ、最後は見事な場所に着地しました。
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なかなかに評価の高い作品みたいですね。 随所にユーモアを散りばめたスラップステッィクな 本格ミステリー。館ものだけに、その館自体に トリックや謎が隠れていることは最初からお見通しな訳で その中でも、意表を突いたトリックなのではないでしょうか。 面白かったですよ。 でもギャグ部...
なかなかに評価の高い作品みたいですね。 随所にユーモアを散りばめたスラップステッィクな 本格ミステリー。館ものだけに、その館自体に トリックや謎が隠れていることは最初からお見通しな訳で その中でも、意表を突いたトリックなのではないでしょうか。 面白かったですよ。 でもギャグ部分がやや多すぎるかなという気もして ここまでの長編で読ませるにはややシンドいような印象も。 グッと詰めればもっと良質な中篇になった気がします。
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巨大や螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!?天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘にふたたび事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と...
巨大や螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!?天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘にふたたび事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は敢然と謎に立ち向かう!瀬戸内の孤島に屹立する、銀色の館で起きた殺人劇をコミカルな筆致(!)で描いた意欲作。
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ガチガチのミステリかと思いきや(いや、ミステリはミステリなんだけれど…)、何とも軽い文章。読みやすくて面白かったです。でも主人公の相馬刑事…ちょっとノリが軽過ぎやしませんか。現職刑事がこんなので良いのか?休暇中だから良いのか?まぁ、この軽さが東川氏の作風なのだそうなのですけれど。...
ガチガチのミステリかと思いきや(いや、ミステリはミステリなんだけれど…)、何とも軽い文章。読みやすくて面白かったです。でも主人公の相馬刑事…ちょっとノリが軽過ぎやしませんか。現職刑事がこんなので良いのか?休暇中だから良いのか?まぁ、この軽さが東川氏の作風なのだそうなのですけれど。 犯人の動機に、ちょっと説得力が無いと言うか、無理矢理な印象を受けました。さすがにあんな動機で殺人は犯さないでしょう。でもトリックは良かったです。これ、シリーズ化しても良さそうですね。その時は奈々江ちゃんが沙樹さんに弟子入りしてたりして…。
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ミステリらしくはあるけれど、主人公がなんだかなー、というかんじ。頭空っぽに見える。 コメディともコミカルとも思えないというか。 ともあれ、アイディアが奇抜であるという点は確かです。
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