国富消尽 対米隷従の果てに の商品レビュー

吉川元忠(著者),関岡英之(著者)

2022/04/19

米国の覇権国家体制を維持するために、日本は資産を拠出する「植民地」
もの作り・輸出でピークをつけた1990年移行は、富の収奪の下、デフレが続く
米国は金融帝国　低利調達→ハイリスク運用　金融利益を拡大　＝「新帝国循環」
リーマンまではdeadのリスク商品運用→破綻後は「株式」ハイリスク商品運用
株高を演出して、世界からの資金吸収を何とか維持
このコロナ禍を乗り切れるか　ウクライナ戦争が吉と出るか　大勝負の2022年

１．米国の利益＝日本の規制改革　
　「年次改革要望書」報道されない
２．郵貯民営化・年金運用拡大→米国への資金提供
３．日本の金融機関を潰す　
　BIS規制　
　株価バブルと崩壊　
　時価会計　
　80年代銀行の増資　PER250倍　一般事法も80倍
４．外国人持ち株比率３０％超へ　
　ＲＯＥ１０％を経営者に要求

2012/01/16

日本はなぜアメリカの要求に対して常に阿るのか？税金でアメリカ国債を買い続け、ドルを買い支え、郵貯３４０兆、簡保１２０兆を差し出し、こんどは日本企業をアメリカ企業に買収させやすくする。
読んでいて暗澹となる一冊。それだけに危機感を持つし、愛国心に訴えます。
特に慧眼なのは、８９年のバブルがアメリカの政策によって始められ、崩壊されたということ。
ここまでくると、アメリカの政策は同盟国に対する金融テロでしかない。本気で憤りを感じた！
すべての日本人におススメしたいです。

2009/10/04

誰が為に「改革」の宴は続く。時流に阿らず、毀誉を省みず、信念を曲げず、「国富防衛」「対　米自尊」の思想を最期まで説き続けた孤高の碩学・吉川元忠の遺作。（TRC MARCより）

2009/10/04

「マネー敗戦」の著者吉川元忠氏と「拒否できない日本」の著者関岡英之氏の対談本。
米国の日本改造により、我国の富が食い尽くされていく現状を詳細に検証している。
為政者は何故ここまで卑屈に米国に隷従していくのか、その理由も書いて欲しかった。

2009/10/04

どうして、あんなにGNPが高くて
儲かってるはずの国がこんなにボロボロになっていくのぉ？？って、ずぅと、不思議だったんだよね。

かたや、個人消費の伸びを永遠に続けようと消費しまくりのBSE国。脳みそスポンジの大統領にせっせと貢いでるこの国って、いったいなんなのでしょう？

国民世論を誘導する仕組みも
この本を読んでたら、なるほどなぁあ。。。って、わかりやすい。構造改革の本質が第三世界で
行われて来た搾取への道筋とそっくりだっていうことも、その理由も、よくわかるよ。
知ってしまうことを畏れちゃだめよ。。馬鹿な国会議員を増やしたら、そのつけは自分にまわってくるだけなんだもんね。