不勉強が身にしみる の商品レビュー
自分自身の不勉強さを…
自分自身の不勉強さを思い知らされる本。紹介されている参考文献は、全部読みたくなります。
文庫OFF
なんか批判的なことをつらつら書き連ねられていて、読んでいて気分の良いものではなかった。変化の大きい時代だから、努力しないと振り落とされる危機感はもちろんあるけど、ひたすら努力しなさいはちょっと違う気がする。 参考文献をいくつも挙げられているので、興味ある人は読んでみると良いかも。
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http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334033330
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2005年刊。著者は歯学博士兼文芸評論家。主として大学への受験勉強の内容を学ぶ意義を各科目毎、さらには、学習自体の意義をも解説。著者の自省も踏まえられる一方、叙述は著者の教養に彩られており、非常に心に落ちる良書である。「ごまかし勉強」(藤澤伸介著)が批判する学習法を、当該書と同様に批判し、内容はまとも。新書を中心に掲げられている参考文献も良いものが多い。ちなみに、①梗概本の功罪、②歴史小説で歴史は学べない、③暗記数学は接触時間増、多様な解法の習得という「理解」に通じる意義がある等、他書の補完ともなりうる。
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初めて読む著者。 歯科医をしながら、ライターとして活躍している人という。 じゃあ、エリートなんだな、と思うんだけど、ご本人的には「無識者」の立場だという。 子供以前に大人が勉強しなくなり、また努力の価値を軽視しているという指摘には、同感だけど。 ゆとり教育批判も、一芸で身を立て...
初めて読む著者。 歯科医をしながら、ライターとして活躍している人という。 じゃあ、エリートなんだな、と思うんだけど、ご本人的には「無識者」の立場だという。 子供以前に大人が勉強しなくなり、また努力の価値を軽視しているという指摘には、同感だけど。 ゆとり教育批判も、一芸で身を立てることを子供以上に熱心に期待する親とか、歴史は物語であることを自覚せよとか、一つ一つの話は、そうだなあ、と思うことも多い。 でも、全体として結局は帰ってきた教養主義、といった風情が漂う。 啓蒙主義的ともいえるかも。 ついている読書リストも、そういう感があるし、そのリコメンドコメントが、?ということもある。 例えば磯田道史の『武士の家計簿』。 この本が面白いのは認めるけど、江戸時代と言ったら、「まず押さえなければならない」か? 「まず」押さえなければならない理由が書かれていないし、個人的にはある程度理解が進んでから読んだ方が面白い本だと思うが。
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@shinsyo_bot: 「文学」によって豊かになる感受性とは、自己の内面に深く沈潜する悲観的省察の類の情感であろう。『不勉強が身にしみる』長山靖生
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社会力を持つためには基礎学力が必要で学力をつけるには勉強が大事で、勉強には努力が必要であるという。学力が無いのは本人の努力が足りないのだ。耳に痛い言葉である。 著者のユニークの意見だが「文学に関して作家に生活者としては破綻している人が少なくないため、教科書に載せて強制的に読ませるというのに疑問を呈する」というが、そもそも文学的な価値と作家の生き方とは関係ないことである。 著者は歴史は物語と言う「歴史は正しく語らねばならない、そしてその「正しさ」とは事実は正しく語るだけではなく、語られるべき事実はア・プリオリに倫理的正しさを持っているはずだという期待が込められていた」 著者は思考することが大事だと言う。「信じることは思考停止に陥ることだと述べたが停止した思考の隙間には経済的な詐欺どころかより深刻なオカルトや新宗教にはまるという事態が待っている」
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確かにと納得できる点が多い。 でも、著者はやはりエリートとして見ているのねと思われる箇所もチラホラ。 格差社会については下側の人の意見の方が説得力があるが、そういう場も与えられないということかも。 結局は上からの視点ばかり。 かく言う自分もそうかも知れないが。
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○不勉強社会ニッポンの現実 子供の前に親が勉強してるのか ①そのお勉強でいいの? 暗記?ゆとり? ②読書のすすめ、もしくは戒め ③倫理は教えられるか、学べるか ④「正しい歴史」は存在するか ない。 ⑤自然科学と論理的思考力 科学も想像力 ⑥「好きなら伸びる」は本当...
○不勉強社会ニッポンの現実 子供の前に親が勉強してるのか ①そのお勉強でいいの? 暗記?ゆとり? ②読書のすすめ、もしくは戒め ③倫理は教えられるか、学べるか ④「正しい歴史」は存在するか ない。 ⑤自然科学と論理的思考力 科学も想像力 ⑥「好きなら伸びる」は本当か 好きなものこそ努力が必要
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数ページ読むにつれ、凡そその題名から想像していたイメージとは、隔たりあることは否定出来ないものの、出だしから共感できるところが非常に多い。 辛らつで歯に衣い着せぬ内容が連続し、しかも的を得ていると感じる。 勉強をするということは多面的に物事にアプローチするトレーニングであり、実...
数ページ読むにつれ、凡そその題名から想像していたイメージとは、隔たりあることは否定出来ないものの、出だしから共感できるところが非常に多い。 辛らつで歯に衣い着せぬ内容が連続し、しかも的を得ていると感じる。 勉強をするということは多面的に物事にアプローチするトレーニングであり、実社会でのバランス感覚を養うことに繋がるのだろう。 各章の終わりにお勧め本が書かれており、今後の参考にしたい。 以下、本文抜粋。 『本当にお勉強すべきなのは、我々大人の側なのではないか・・・』 『結局最もつまらぬものを欲しがるあまり、最も大切なものを取り逃がす・・・』 『本当の自分なんて、自分自身のなか以外の、どこにもないのだ』 『思考する訓練を積んでいない者に、よく討議されたわけでもない結論を押しつけるよう教育が施されている・・・』 『信じるというのは、善良な行為ではなく、思考の停止である。考えるのをやめにして、あとは他人の意見に身を委ねる。それが「信じる」ということだ。』
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