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経済学的思考のセンス の商品レビュー

3.9

58件のお客様レビュー

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2010/06/05

経済の勉強をするとき一番初めに読むべき本。まんまと著者の言う経済学的思考をするようになってしまった。後半の経済格差の話はやや難解(というかあまり興味が持てない)だが、前半のインセンティブと因果関係の話は本当におもしろい。

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2010/05/20

経済学なんて言葉がはいってるけど、自分みたいな経済学?って思ってる人に良いと。特にインセンティブの考え方は面白い。

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2010/03/20

分かりやすい!経済学のエッセンスが実に分かりやすい例で解説されていく。縁遠く感じる経済学に興味を持てる1冊。

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2010/01/11

①社会におけるさまざまな現象を,人々のインセンティブを重視した意思決定メカニズムから考え直すことが,経済学的思考法である. ②もうひとつ,経済学で重要な概念は,因果関係(cf. 相関関係)をはっきりさせるということである.これは経済学に限らず学問全般に言えることである. 「経済...

①社会におけるさまざまな現象を,人々のインセンティブを重視した意思決定メカニズムから考え直すことが,経済学的思考法である. ②もうひとつ,経済学で重要な概念は,因果関係(cf. 相関関係)をはっきりさせるということである.これは経済学に限らず学問全般に言えることである. 「経済学的思考のセンス」がある人とは,インセンティブの観点から社会を視る力と因果関係を見つけ出す力を持っている人だと筆者は考えている. 『1 女性はなぜ,背の高い男性を好むのか?』 『2 美男美女は本当に得か?』 『4 イイ男は結婚しているのか』 『1 プロ野球における戦力均衡』 『3 大学教授を働かせるには?』 『5 職務発明に宝くじ報酬制度』

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2010/01/21

「社会の様々な現象を、人々のインセンティブを重視した意思決定メカニズムから考えなおすことが、経済学的思考法である」 「経済学で大切な概念は、因果関係を明確にすること」 極めて仮説思考に近い。 人々の意思決定メカニズムは、非合理性、価値観の違い、すなわち非線形なものに満ちている。...

「社会の様々な現象を、人々のインセンティブを重視した意思決定メカニズムから考えなおすことが、経済学的思考法である」 「経済学で大切な概念は、因果関係を明確にすること」 極めて仮説思考に近い。 人々の意思決定メカニズムは、非合理性、価値観の違い、すなわち非線形なものに満ちている。複雑化すれば、どこまでも複雑になる。 その複雑な現象を、インセンティブという「人の合理性」と、因果関係にならって解を導くこと。 これは工学にも応用できる思考だ。 相関関係と因果関係は違う 「まともな人は皆結婚している」という関係は、まともなひとは結婚していたとしても、まともな人 だから 結婚したという因果関係を示しているとは限らないことが重要。 この相関関係から物事を解釈することの危うさ。

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2009/10/07

経済学のムズカシイ内容は一切書かれていない。 私たちの身近にある「格差」について、経済的なものの見方で説明をしている。「格差」といっても様々で、「結婚できる女性・できない女性」や「プロ野球における強すぎるチーム・弱いチーム」などが題材として取り上げられていてとっつきやすい。 で...

経済学のムズカシイ内容は一切書かれていない。 私たちの身近にある「格差」について、経済的なものの見方で説明をしている。「格差」といっても様々で、「結婚できる女性・できない女性」や「プロ野球における強すぎるチーム・弱いチーム」などが題材として取り上げられていてとっつきやすい。 でも、私がぐいぐい引き込まれたのは、そういうとっつきやすい話題が書かれた前半の2章より、むしろ、後半の2章「年金未納は若者の逆襲である」と「所得格差と再分配」だった。 この2章からは、日本的雇用慣行(終身雇用など)や高齢化について、普段私たちが接している説明がいかに紋切り型で不十分であること、これらのことを経済的に考えれるともっと多面的に捉えられること、が理解できた。 自分が他の人にも説明できるようになるくらい、この2章を繰り返し読めば、たとえ専門的な経済学の内容を知らなくても、多くの経済的事象にも応用できるよになるのでは、と感じた。 読んだ日: 2009年8月10日 読んだ場所: 平塚→東京の東海道線内 

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2011/07/18

簡単な例から始まって、確かに「これで誰がトクするんだ?」とか「メリットはなんだ?」とか、要するにインセンティブの面から物事を考える(=経済学的思考)ということについては、よーくわかりました。叩き込まれました。

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2009/10/04

ゼミの教科書(の予定)。ゼミで指定されてる前から偶然にも買っていた本。これは運命と言わざるをえn(ry

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2009/10/04

取り扱っているテーマは面白いです。 珍しく訳書ではない行動経済学的な本。 しかし 同じ内容ならもっと魅力的に書ける人がいます。 筆者が勝手に仮説を上げて 他人の研究結果を引用して結論を出しているからかな。 ちょっぴりもやんと残ってしまう新書でした。

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2009/10/04

著者は「インセンティブ」と「因果関係」を経済学を理解するキーワードに挙げている。 その二つを中心においた視点で、実は身近な場所さまざまに経済学は転がっているのだということを語る。 例としては「年功賃金制」、「自然災害対策」など。 詳しく書いてしまうとこれを読むインセンティブを奪う...

著者は「インセンティブ」と「因果関係」を経済学を理解するキーワードに挙げている。 その二つを中心においた視点で、実は身近な場所さまざまに経済学は転がっているのだということを語る。 例としては「年功賃金制」、「自然災害対策」など。 詳しく書いてしまうとこれを読むインセンティブを奪うような文しかかけないと思うので割愛するが、 税のかけ方や年功賃金制になる理由などに視点の新しさを感じた。 巷でよく「学部経済学は使えない」と聞くが、使いようひとつである。 実は様々な物事を経済学で考えていくと合理的な説明ができうる。 身近なことをそう考えてみるきっかけに、この本はなる。

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