1,800円以上の注文で送料無料

ローマ人の物語(17) の商品レビュー

3.8

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/07

No puedo entender porqué Claudivs fue malo? A mi me parece eque él fue un buen imperator.....

Posted byブクログ

2009/10/04

カエサルとアウグストゥスによって一応の形が出来上がったローマ帝政を引き継いだのは、ティベリウスであった。カエサルはその創造性と天性の軍事的才能によって、アウグストゥスは冷静な施策と難局面をいともたやすく御す政治力によって、それぞれ「神君」の評価を得ていた。ティベリウスは軍事的政治...

カエサルとアウグストゥスによって一応の形が出来上がったローマ帝政を引き継いだのは、ティベリウスであった。カエサルはその創造性と天性の軍事的才能によって、アウグストゥスは冷静な施策と難局面をいともたやすく御す政治力によって、それぞれ「神君」の評価を得ていた。ティベリウスは軍事的政治的両面で非凡な才能を備えていたが、それでも2人の新君の後を引き継ぐとあっては、民衆や元老院の目は厳しいものにならざるを得なかったであろう。そのうえ、不首尾に終わった先代アウグストゥスのゲルマニア遠征の幕引きは、たとえどんなに巧妙にやり遂せたとしても、ローマ市民の誇りを傷つけるものにならざるを得なかった。ティベリウスは帝国運営上のすべての仕事を堅実に遂行するが、次第に元老院や市民の目には無頓着になっていく。先代の名声の陰に隠れてなかなか正当な評価を得られなかったあたりは、どことなく徳川秀忠に通じるような気がする。

Posted byブクログ

2009/10/04

ローマ帝国第2代皇帝ティベリウスの治世。アウグストゥスが作り上げたシステムをただ手直しするだけで、何も目新しいことを行わなかったティベリウスの政治は後世の歴史家がいうように悪政であったのか。 読んでいると、ティベリウスは堅実かつ実直な人間という印象を受ける。それだけに、アウグス...

ローマ帝国第2代皇帝ティベリウスの治世。アウグストゥスが作り上げたシステムをただ手直しするだけで、何も目新しいことを行わなかったティベリウスの政治は後世の歴史家がいうように悪政であったのか。 読んでいると、ティベリウスは堅実かつ実直な人間という印象を受ける。それだけに、アウグストゥスやカエサルのように人々を導く皇帝としての華やかさに欠けているようにも思える。作者が示すようにティベリウスは官僚として補佐する立場が似合う人間であり、皇帝となったことが彼にとって不幸だったのではないかと読了後に感じた。

Posted byブクログ

2010/04/13

1234。世襲って難しいね。「だめ」という烙印が一度押されると、野火のように広がって本当にだめになるんだな。政治って難しい。

Posted byブクログ

2009/10/04

神君カエサル、初代皇帝アウグストゥスの後を継いで2代目皇帝となったティベリウス。 質実剛健という言葉が似合いそうな彼は、人気取りには走らず、帝国の為に本当に成すべきことだけに集中していきます。 そのため、市民からの人気は先代達と比べて低い。しかし、悪名高き皇帝では決してく、 ...

神君カエサル、初代皇帝アウグストゥスの後を継いで2代目皇帝となったティベリウス。 質実剛健という言葉が似合いそうな彼は、人気取りには走らず、帝国の為に本当に成すべきことだけに集中していきます。 そのため、市民からの人気は先代達と比べて低い。しかし、悪名高き皇帝では決してく、 軍事能力、統治能力はズバ抜けている。 元老院や世論、皇族との確執に疲れ果てたティベリウスは、前代未聞の、帝国のリモートコントロールを開始する。

Posted byブクログ

2009/10/04

ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの悪名高き四皇帝。 彼らは果たして本当に暴君、あるいは愚帝であったのか。 この間もローマは繁栄と平和を謳歌し続ける。 優れたシステムはトップを選ぶ。

Posted byブクログ

2009/10/04

塩野七生、ローマ人シリーズ。塩野さんはカエサルが特別好きで(というか、ローマにおいてカエサルは特別ですしね)文庫6冊で書いていますが、次期皇帝アウグストゥスのほうが、私は好きです。 でも、本として面白いのは、悪名高き皇帝たち。 高校時代、勉強もせずに図書館でハードカバーを読みふけ...

塩野七生、ローマ人シリーズ。塩野さんはカエサルが特別好きで(というか、ローマにおいてカエサルは特別ですしね)文庫6冊で書いていますが、次期皇帝アウグストゥスのほうが、私は好きです。 でも、本として面白いのは、悪名高き皇帝たち。 高校時代、勉強もせずに図書館でハードカバーを読みふけっていた思い出があります。

Posted byブクログ

2009/10/04

続きを楽しみにしているうちの一冊です。ハードでは実家にあるので、文庫で集めてこの一年で読みきってしまうつもりです。 世界史が好きなあなたは別視点で、嫌いな方にとっては勉強ではない面白さを提供してくれるシリーズです。内容は膨大なのであえて触れませんが、休日にカフェで読むのがとても似...

続きを楽しみにしているうちの一冊です。ハードでは実家にあるので、文庫で集めてこの一年で読みきってしまうつもりです。 世界史が好きなあなたは別視点で、嫌いな方にとっては勉強ではない面白さを提供してくれるシリーズです。内容は膨大なのであえて触れませんが、休日にカフェで読むのがとても似合う本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

最近の教科書ではどうだか知らないが、“暴君”といえば皇帝ネロ。悪名が高い皇帝たちが登場する巻の分冊。その悪名の実体が明らかにされるが、果たしてあなたは彼らをどう評価するだろうか?感心。【0508新】

Posted byブクログ

2009/10/04

2代皇帝ティベリウス 辺境地での軍役によって得られたセンスで帝国の地理的弱点を克服。自身の引きこもり癖を権限委譲という形でカバーしてその後の帝国運営に寄与する。

Posted byブクログ