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椿山課長の七日間 の商品レビュー

4.1

373件のお客様レビュー

  1. 5つ

    120

  2. 4つ

    152

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

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2009/10/04

読みながら号泣しました(笑)『プリズンホテル』の系譜にあるのかな。浅田さんらしい、笑えて泣ける人情モノ。椿山のおじいちゃんとヤクザさんがとっても格好良いです。欲を言えば、ラストにもうひとひねり欲しかったかも。

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2009/10/04

バリバリのデパートマン、40代の課長が妻子とボケた父親を残して急死。 近代化された冥土の審査にとおって、期間限定で現世によみがえられる。 一緒によみがえった超・人格派ヤクザと超・聡明な男の子、3人のよみがえり期間の物語。 例によって大衆娯楽の大家、浅田氏はすごい。 これ...

バリバリのデパートマン、40代の課長が妻子とボケた父親を残して急死。 近代化された冥土の審査にとおって、期間限定で現世によみがえられる。 一緒によみがえった超・人格派ヤクザと超・聡明な男の子、3人のよみがえり期間の物語。 例によって大衆娯楽の大家、浅田氏はすごい。 これでもかっていうくらい、笑いに、ホロリに、ネタ満載。 でもちょっと欲張りすぎた感はあったかも。 おかげで読んでる間はとてもおもしろいんだけど、最後はもー、一気に収束って感じで、 バタバターと終わってしまったのが残念(T_T) 節々で、ちょっとしたセリフたちに、じーんとくる。 課長の元同僚の佐伯さんの独白シーンは、特にじーーーんときた。にゃーー(T_T)

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2009/10/04

最初はちょっとつまんない話だなー、なんて思いながら読んでいたけど、気づいたら物語の中に引き込まれていて、あっという間に読み終えてしまった。 死者が現世に期間限定で帰るという設定は「カラフル」に通じるものがあったけど、三人の人情味あふれる登場人物と、その三人の絶妙の交差が大きな違い...

最初はちょっとつまんない話だなー、なんて思いながら読んでいたけど、気づいたら物語の中に引き込まれていて、あっという間に読み終えてしまった。 死者が現世に期間限定で帰るという設定は「カラフル」に通じるものがあったけど、三人の人情味あふれる登場人物と、その三人の絶妙の交差が大きな違いであり、この話の面白さでもあった。 ただ、最後に大きなどんでん返しを勝手に期待していた私としては、ちょっと物足りないラストではあった。それでも十分心温まったけど。

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2009/10/04

映画の方を先に知ったが、やっぱ原作面白い。キャストはけっこう合ってる気がする。一見あたたかな家庭に潜む真実は、重く厳しいが、それでも爽やかなのは登場人物の温かみだろう。

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2009/10/04

働き盛りで突然死した中年課長が、美女に姿を変え、七日間だけ現世に戻ってやり残したことを成し遂げようとするお話。他の登場人物も魅力的で面白かった。しばらくしたらまた読みたい。

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2009/10/07

死ぬということをお気楽に考えさせてくれる一冊でした。とにかく面白かった。簡単に死にたいとは思わないけど、死ぬことを恐れることはないなと。

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2009/10/04

いわゆる「おじさん」の椿山課長が急死。 遣り残した事・汚名を晴らす為・心配事を解消する為に美女として現世に舞い戻る。 とっぴな設定と人間ドラマに感動させられる浅田次郎作品はとても面白い。 でも、あたしは時間が経つとどんな内容だったかをよく忘れてしまう・・何故なんだッ!!

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2009/10/04

浅田次郎さんらしい(?)本かなぁ と思った。 読んでて 『プリズンホテル』 を思い出す。 こういうところに否定的な人もいるみたいだけど、とにかく笑いながら涙しながら楽しめた。 個人的には この本、解説の「北上次郎」(目黒考二さん)が褒めていたので 即買いでした。

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2010/05/25

浅田作品、必ず泣かせられますな。これは、この発想は、すごいなぁ。ドリフのもしもシリーズコントのような。もしも死後の世界の魂の事務処理がお役所風だったら。 基本的霊権の尊重ですよ。伽羅の花を見上げるハゲたおっさんの表紙に惹かれて古本屋で買ったんですが、期待の10倍越えで感動させてく...

浅田作品、必ず泣かせられますな。これは、この発想は、すごいなぁ。ドリフのもしもシリーズコントのような。もしも死後の世界の魂の事務処理がお役所風だったら。 基本的霊権の尊重ですよ。伽羅の花を見上げるハゲたおっさんの表紙に惹かれて古本屋で買ったんですが、期待の10倍越えで感動させてくれました。 突然死して死後の世界に来てみれば、番号順に並んで、講習を受けて、机の「反省」ボタンを押せば生前の罪は許され、誰でも極楽に…。そんな「中陰の世界」あったら笑っちゃう。笑っちゃうのに、泣ける。「人間には強弱はあるけど優劣はない。」この台詞好きだなあ。現世に残した未練や後悔を精算するために、仮の肉体を借りて7日間だけ生前の世界に舞い戻る3人。サラリーマンと、貰われっ子と、ヤクザ。このヤクザの武田がまたいい侠です。椿山課長よりも、私はこの武田の生き様が心に残ったなあ。最後の仁義なんて胸がすく思いだった!オトコだね。 家族。絆。大切なものに気づくのは 誰かが逝ってしまった後なのかもしれないよね。こんなふうに死後にワンチャンス貰えるかもしれない可能性を信じておこうかな。でもやっぱり、生きているうちに、大切なものを見失わないように、伝えられるものはあとまわしにせずに、自分の道を歩みたい、と思ったよ。読むべきだよ、これ。生きてるうちにね(^_-)。

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2009/10/04

百貨店のフロアマネージャー、椿山課長が突然死!が、やり残したことがあるからと美女の姿をかりて現世へ戻っていく…百貨店でバイトしたことがあるので、人間関係とか数字達成の厳しさが他人事ではなく読めた。そして明かされていく現実、絶妙に絡み合っていく人間模様。椿山課長と知子の関係は切なか...

百貨店のフロアマネージャー、椿山課長が突然死!が、やり残したことがあるからと美女の姿をかりて現世へ戻っていく…百貨店でバイトしたことがあるので、人間関係とか数字達成の厳しさが他人事ではなく読めた。そして明かされていく現実、絶妙に絡み合っていく人間模様。椿山課長と知子の関係は切なかった。椿山課長の現実は、実際ふんだりけったりやったけど、妻の不倫相手、部下の嶋田が弔い商戦だと涙した時にちょっと報われた気がした。じいちゃん最後までかっこいい。かっこよすぎるくらい。ヤクザの親分は知れば知るほどいい奴だ。人の上に立つ器ってああいう人のことを差すんだと思う。落とし前のつけ方も、ああやっぱりと納得した。残念やったけど。あのおちびちゃんはあんまり好きじゃなかったなー。妙に大人びてるというか。でも子供なりの一途さというか潔さを感じた。死んだ人が実際にやり残した事はない、というフレーズが心に残った。

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