少女には向かない職業 の商品レビュー
最後は腑に落ちる終わり方ではなかったが、二人の少女の必死さがいやというほど伝わってきた。わりとサクサク読めたので、内容はつまってるけど読みやすい感じです
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強くなりたい。優しくなりたい。力がほしい。 彼女たちは中学生で、だからこそ 逃げ出そうにも力がないし、耐えるのには先が長すぎる。 最後に、唯一身を任せてもいいやと思えた大人がいたんだ。。 私もそんな大人に救われたうちの一人だから、彼女たちのことをもう大丈夫だよって抱きしめたくな...
強くなりたい。優しくなりたい。力がほしい。 彼女たちは中学生で、だからこそ 逃げ出そうにも力がないし、耐えるのには先が長すぎる。 最後に、唯一身を任せてもいいやと思えた大人がいたんだ。。 私もそんな大人に救われたうちの一人だから、彼女たちのことをもう大丈夫だよって抱きしめたくなった。
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一気に読み終えてしまった。 そして、自分の魂がこの離島の夏の海と山の間にある通学路あたりにまだ浮遊してる気分。(終わりは冬ですが) 中学2年の少女。 大西葵は学校ではおちゃらけたりして、友だちに囲まれてる。幼馴染の田中颯太とは、ゲーム仲間。 でも家に帰ると、ママが飼ってるペット...
一気に読み終えてしまった。 そして、自分の魂がこの離島の夏の海と山の間にある通学路あたりにまだ浮遊してる気分。(終わりは冬ですが) 中学2年の少女。 大西葵は学校ではおちゃらけたりして、友だちに囲まれてる。幼馴染の田中颯太とは、ゲーム仲間。 でも家に帰ると、ママが飼ってるペット・・心臓と足が悪くてアル中の義父がいて、 ママにも義父にもちゃんと話すことさえできない。 そんな時クラスで地味な図書委員の宮ノ下静香を学校外で見かけた。彼女は学校と違って、まさしくゴスロリ(葵がゴスロリという言葉を知ってだかどうかは分からないが)だった。 「いいもの見せてあげる」 「いいものって?」 「死体」 接点のなかった2人が夏休みの始めに関わり出してから、2人を取り巻くモノが変わる。 いや、変えていく? って話。 こんな時はこーすればいいやん、あーすればいいやん!って思えるのは 読んでる私が大人だから。 きっと中2はこれが精一杯。 だからこそ、残酷で、しんどくて、でもどこか、キラキラしてるんだよなー。
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島に暮らす13歳の少女葵と静香。 強くなりたい。強くて優しい大人になりたい。力がほしい。中学生の頃は同じような事を考えていたな。子供の世界から早く抜け出したい、早く大人になりたいと。 静香の告白はどこまでが真実だったのだろう。 「我慢と秘密が同居する罪は、その子供を滅ぼす。」 ...
島に暮らす13歳の少女葵と静香。 強くなりたい。強くて優しい大人になりたい。力がほしい。中学生の頃は同じような事を考えていたな。子供の世界から早く抜け出したい、早く大人になりたいと。 静香の告白はどこまでが真実だったのだろう。 「我慢と秘密が同居する罪は、その子供を滅ぼす。」 の警察官のおじさんの言葉が凄く印象的だった。 葵と静香も二人とも救われているといいな。
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読みやすくて一気に読めた。夏の日差しや蝉の声で息苦しさや焦燥感が。空と海の色が暗く沈んでいき境目が滲んでいく様子で、葵の気持ちが暗く落ち善悪がわからなくなる様が伝わる。 ただまあ臨場感があって楽しめるけど、それだけって気もする。
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118:わりとさらっと読めてしまったんですが、どうにもモヤモヤが残る作品でした。閉塞感を抱え、家庭環境も良くない葵がそれを打開するために選んだ手段が殺人、というものであったことに対し「それはアカンやろ」と優等生ぶることも、「それも仕方ないよ」と共感することもできなかったからだと思...
118:わりとさらっと読めてしまったんですが、どうにもモヤモヤが残る作品でした。閉塞感を抱え、家庭環境も良くない葵がそれを打開するために選んだ手段が殺人、というものであったことに対し「それはアカンやろ」と優等生ぶることも、「それも仕方ないよ」と共感することもできなかったからだと思います。それでも最後、葵が助けを求められる大人が現れたことにはほっとしました。
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【あらすじ】 あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した…あたしはもうだめ。ぜんぜんだめ。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけだったから―。これは、ふたりの少女の凄絶な“闘い”の記録。『赤朽葉家の伝説』の俊英が、過酷な運命に翻弄される少女の姿を鮮烈に描いて話題を呼んだ傑作。 【感想】
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初・桜庭一樹。 島で暮らす中学生の年頃ならではの難しい日常。 その中で起こった、非日常的な出来事。 死亡事故、殺人。 現実離れした話のようでもあり、とってもリアルな中学生の心境が見えるようでもあり、 引き込まれて読み進めました。 文章も、とっても読みやすかったです。 内容的には、ライトノベルな感じも無きにしも非ずと言うところでしょうか。 最後はあっけなかったですが、引っ張らなかったのが、逆に良かったのかな。 想像すると、最後はちょっとグロテスクそうですが、読後感は決して悪くはなかったです。
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静香のカミングアウトを含め、終わりの方が急に駆け足になった。2人はプリキュア、を思い出した。結局、男の子は頼りにならなかった。
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普通に面白かった。 が、何より怖かったのは、図書館で借りたのだが、クライマックスのシーンあたりのページに大量の髪の毛が挟まれていたことである…。 本編とは関係ないが、そのシーンの内容とあいまって、不気味に感じ、即日返却した。
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