少女には向かない職業 の商品レビュー
島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う。 ー強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。 力がほしい。でも、どうしたらいいのかな。 (用意するものは××と××です、と静香は言った。)
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電子書籍ではじめて最後まで読んだ。 紀伊国屋のビューアは案外読みやすい。 iPhone でもOK。 おっと、本のレビューだが この職業は少女には向かないよ... 発想は奇抜で面白いよ。
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中学生の少女の闘い。読みやすかった。面白かったけど、ちょっと物足りないと感じた。けっこうドロドロしてるけどそれを感じさせない文章はいい。 そして中学生女子の描き方がリアルでびっくりした(笑)こんなんだったな…。
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中学二年の葵はこの一年間に人を二人殺した。これは、ふたりの少女の、血の噴き出すような闘いの記録。 普通の少女たちが殺人に手を染め、少女だからこそ破綻してしまう話。稚拙な犯罪計画を練りながらも、動機は真に迫るような、そんなストーリーでした。
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「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」が好きなひとなら好きだと思う。 同じように、ゴスロリ衣装に身を包んだ、だいぶ変わった子が登場して、ひとが死んじゃうお話です。 おとうさんのクズっぷりがすごい。
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少女たちはぎりぎりのところで、やった。 せつないな。 二人目の計画には少し笑ってしまったけど…。 桜庭さんの他のものを読んでみようと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少女には向かない職業。。。殺人者。 二人の少女が殺したい人とは???ってかこれ白夜行じゃない?? 「絶望を人間にした姿。」には笑ってしまったけど最後の結末ま白夜行してて。。。なんだかな。。。
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プロローグで破滅的な結末は予測できる。破滅に向かって転がるストーリーを飽きさせずに読ませるには作者の力量が必要だが、この作品では遺憾なく発揮されている。中学二年生の語り口らしい文体に季節感を乗せた文章が巧み。ストーリーのテンポのよさも相まって引き込まれてしまう。これ以上長いと間延...
プロローグで破滅的な結末は予測できる。破滅に向かって転がるストーリーを飽きさせずに読ませるには作者の力量が必要だが、この作品では遺憾なく発揮されている。中学二年生の語り口らしい文体に季節感を乗せた文章が巧み。ストーリーのテンポのよさも相まって引き込まれてしまう。これ以上長いと間延びしたのだろうが、ちょうどいいボリュームが結末のやるせなさを引き立てている。サスペンス色濃い最後のシーンはページをめくる手が止まらなくなった。 読み終わって赤川次郎の「殺し屋志願」を思い出した。
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静香の話の元ネタを知らなかったので、まんまと騙されて読むことができた。伏線もまぁそれなりにうまく回収されてて面白かった。警察官のおじさんがいいキャラだなと思った。
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母親と、アル中の義理の父親と暮らす中学生の少女・葵。学校ではお調子者で通っていたが、実は内向的な性格で、言いたいことがあってもなかなか言えずにいた。 夏休み、同じクラスの図書委員・静香と知り合い、秘密を共有してしまう。 うーん……桜庭さんのライトな読み物は、以前読んだ「推...
母親と、アル中の義理の父親と暮らす中学生の少女・葵。学校ではお調子者で通っていたが、実は内向的な性格で、言いたいことがあってもなかなか言えずにいた。 夏休み、同じクラスの図書委員・静香と知り合い、秘密を共有してしまう。 うーん……桜庭さんのライトな読み物は、以前読んだ「推定少女」のときも感じたけど、わたしにはライトすぎて苦手かも。 少女の持つ苛立ちとか、アイデンティティが不確立でふわふわしてるとことか、友達とはしゃいでるときの万能感とか、きっと中学生を経た女性は「わかるわかる!」って膝を打つと思う。いっそそんな青春小説にしちゃっても良かったのになー。 桜庭さんの書く少女たちは不安定で危うい。
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