ふしぎな図書館 の商品レビュー
どうしてこうも、村上…
どうしてこうも、村上春樹の世界は佐々木マキの絵にしっくりくるのでしょう。もはや羊男はこの羊男でしか語ることはできません。小説に図書館が出てくることの多い村上氏が、ついに図書館を真っ向から舞台に選んで書いた寓話。ちょっとこわくて不思議で、だからこそ図書館なんです。
文庫OFF
話自体もあまり長くな…
話自体もあまり長くないしさらっと読めてしまいます。読み終わった後味がとても不思議で何度も読み返してしまいますよ。羊男がとても好きです。
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なんだか読んでいて悲…
なんだか読んでいて悲しくなりました。図書館は、いつの間にかその存在意義を見失っているのではないでしょうか。個人で買うのが高価な本を共有するとか、研究などの資料を提供するとか、そういうことをする施設だと思っていたのですが、“提供するだけじゃ割に合わない”という考え方に妙に納得させら...
なんだか読んでいて悲しくなりました。図書館は、いつの間にかその存在意義を見失っているのではないでしょうか。個人で買うのが高価な本を共有するとか、研究などの資料を提供するとか、そういうことをする施設だと思っていたのですが、“提供するだけじゃ割に合わない”という考え方に妙に納得させられてしまって、ちょっとショックです。それと言うのも、今の図書館には本当にその意義をもっていることが稀になっている気がします。そんなことを言っても、脳みそを提供するのは割に合いませんが…。
文庫OFF
子供向けとも大人向け…
子供向けとも大人向けともとれます。何かを伝えようとしているのはわかるけど、完璧に理解できたかは自信持てません。佐々木マキのイラストはとにかく、おしゃれで魅力的です。
文庫OFF
不思議で笑えるけど少…
不思議で笑えるけど少し寂しくて、村上春樹らしい内容でした。イラストや箱入りの装丁がかわいいです。
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20年以上前に雑誌に…
20年以上前に雑誌に「図書館奇譚」として連載されたときは、かなり幻想的な話としてのめり込んだものですが、佐々木マキのイラストですっかり童話のようになっています。以前より佐々木マキのイラストが苦手なので私にはちょっとダメかも。羊男はこんなかわいい存在か?
文庫OFF
表紙も挿絵も可愛い。 こんなにもザ・ファンタジーな作品も書くんだなぁ と読み始めたら、しっかり裏切られた。 シリアスな雰囲気を漂わせ、 「本当はこうなんじゃないか?」 と、色んな考察ができるところが面白い。 ファンタジー、プラスα。 そんな作品が好きな人にオススメ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一人の男性が図書館の地下に閉じ込められ脱出する話。 主人公は地下室に閉じ込められているにも関わらず、母親の言葉や、自分のトラウマ(犬)の方ばかり考え、ひょっとしたらそっちの方が彼の中では問題なのでは?と思うぐらい気にしている。 脱出の過程で羊男や少女であったり出会いはあり皆が囚われているなか淡々と従う主人公の姿はなんともシュール。 最後図書館を脱出したが、その後に母親も亡くなってしまい、苦難を乗り越えたが、主人公の中ではどこか根本的に解決しない、空白、虚しさ?を抱えて終わるのはどこか切ない 「羊男のクリスマス」と対比になる話だったなと思いました
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図書館奇譚あらためふしぎな図書館。 羊男こそ村上春樹の創作した最も重要なキャラクター(ドッペルゲンガーの一種)ではないか。
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村上春樹さんについては、学生の頃、「TVピープル」を読んで、全く理解できなかった記憶があり、以後、読まず嫌いになっていたのだが、フォローしている方々のレビューを読んでいる内に、また気になり出して、今回、いつもの図書館に、佐々木マキさんの、愛嬌のある絵柄が印象的な本書があったので、...
村上春樹さんについては、学生の頃、「TVピープル」を読んで、全く理解できなかった記憶があり、以後、読まず嫌いになっていたのだが、フォローしている方々のレビューを読んでいる内に、また気になり出して、今回、いつもの図書館に、佐々木マキさんの、愛嬌のある絵柄が印象的な本書があったので、借りてみました。 なんでも、元の作品として、「図書館奇譚」があり、本書は絵本ということで、少々文章を変更しているとか、羊男が他の作品にも登場しているとか、あるらしいのですが、その辺については全く分からないので、あしからず。 読み終えて、単純に思ったのは、主人公の夢なのではないかという、我ながら面白味のない考えで、さすがにこれはないかと思いつつ、久しぶりに村上春樹さんの作品を読んで、不条理を思わせる内容ながら、刺激的な体験ができた喜びもあり、知識を貸すだけだと図書館が損をするといった表現は、今読んでも新鮮な感覚でした。 それから新鮮といえば、物語の終わり方もそうだったのですが、単純に暗く悲しい感じというよりは、文章の所々に突然現れる哲学的な文体、『世の中はこともなく流れておる』や、『羊男さんの世界に私が存在しないからといって、私そのものが存在しないってことにはならないはず』から、「主人公の世界が、たまたま他の世界と重なり合っていないだけ」という考えが頭を過ることで、何か現実離れした気楽さを感じられそうな、不思議な読後感が面白かったです。
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