ウエハースの椅子 の商品レビュー
9月22日〜10月2日 題名がかわいらしくて、 ずっとねらってました(笑) 『紅茶に添えられた、使われない角砂糖』 という表現がすごく好き。 役に立たない、 でもそこにあることを望まれている存在。 言いたいことが ちゃんと伝わる。 すてきな表現...
9月22日〜10月2日 題名がかわいらしくて、 ずっとねらってました(笑) 『紅茶に添えられた、使われない角砂糖』 という表現がすごく好き。 役に立たない、 でもそこにあることを望まれている存在。 言いたいことが ちゃんと伝わる。 すてきな表現だなぁー☆
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ウエハースの椅子、って相変わらず題名がとてもすてき。江國さんらしいさらっとした重さ。ゆっくりひろがる絶望と愛する孤独。
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わたしは一体、何のために生きているのか、生き急いでいるのか、時々分からなくなって怖くなる。絶望とは、ある意味幸福な死に方なのではないだろうか。もう、やり残すことがないのだから。
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江国香織の独特な感じがいい なんていうか、ブランデーみたいな感じ。 甘くてゆったりしててとろんとしてて。。 ブランデー飲んだことないからあくまでイメージなんだけど。。w 陰が陰らしくなく、存在意義のあるものになってる。 さすがだなぁ。。
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恋愛長編だけど、江國香織の小説だから、そんなに激しくもなく、ドロドロでもなく。さらりさらり。ゆらりゆらり。悪くなかったけど、感想を言いづらいかんじ。表紙が好き。
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私の日常とは全然違う時間が流れている。不倫の話だけれどそれを感じさせないサラッとした感じがよかった。
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江國香織の色がすっごく出てる。 幸せなのに何かが欠落している 過不足が無いというのはそういうこと。 自分を紅茶に添えられたにもかかわらず使われない角砂糖だと感じたり。 コトバの一つ一つに作者の色が出ている 内容は全く明るくないにもかかわらず、 ラムネの泡が今にも...
江國香織の色がすっごく出てる。 幸せなのに何かが欠落している 過不足が無いというのはそういうこと。 自分を紅茶に添えられたにもかかわらず使われない角砂糖だと感じたり。 コトバの一つ一つに作者の色が出ている 内容は全く明るくないにもかかわらず、 ラムネの泡が今にもはじけようとしているような どこかさわやかな印象 きっと、彼女が見たり聞いたりするものは 実際には自分達と変わらないのだろうけど、 感じるものが自分達とは全く違うのだと思う。 その違いが私には魅力的だし、 作品に引き込まれる要因なのかもしれない。
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出会ったとき、私たちはどちらも十分に大人だったので、もう自分を甘やかしてもいいと判断したのだ。私たちは自分をあまやかす。そして相手を。(抜粋)
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江國さんを読んでいると、すぐにおなか一杯になってしまう。だから少しずつしか読めないのだ。いつもそうだ。 「恋した人間を誰も助けることはできない」という一言に、唸ってしまった。
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「死」がテーマに少し思える。飛行機が定刻に着陸しなかった時に読んでてちょい怖かった思い出がある。苦笑
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