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だれかのいとしいひと の商品レビュー

3.5

238件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    2

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2015/08/14

私の好きな人はだれかのいとしいひと。 その現実が切なくて、だけど、だれかに愛されてるその人がいるだけで、私は幸せなのかなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

角田光代氏の本は初めて読んだ。 8つの話に出てくる主人公たちはみんな何かしらの不器用だったり不幸だったり…。 でも、各話の最後にはどれもハッピーな形で迎えている。 それが、なんだかとても心を温かくしてくれる。 もう一度読んでもいいかな、なんて思わせてくれる本でした。

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2009/10/07

女の人特有のおどろおどろしい感じ。 なま温くて湿っぽくて。寝汗をかいてしまった時のような。 かと言って、嫌悪感を感じるほどのものでもなく。 ちょっと寄り道してまた歩き出していくような感じでもあり。 少し川上さんの書く世界観に似てるような気がします。 夢と現実を行った...

女の人特有のおどろおどろしい感じ。 なま温くて湿っぽくて。寝汗をかいてしまった時のような。 かと言って、嫌悪感を感じるほどのものでもなく。 ちょっと寄り道してまた歩き出していくような感じでもあり。 少し川上さんの書く世界観に似てるような気がします。 夢と現実を行ったり来たりしてるような。 怖いと感じることはなかったけど。 失ってしまったものをふと思い出してしまいました。

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2009/10/04

誰かに寄り添うような恋ではない、流れていく恋のお話だと感じました。 恋が終わってしまう空気や、ささいな未練を吹っ切れない不器用な人。 何度でも読み返したくなる短編集です。 でも、帯に「負け犬予備軍必読!」と書かれていては、買いにくいこと極まりない…

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2015/11/12

うちにころっと置いてあったので読んでみた。 やっぱ小説家さんってのは、ひとつの情景とか 気持ちとかを決定的に心に刻み付けて生きてるんだろうなぁ なんて思いながら読んだ。 その時その時を噛み締めてるってゆーか。 だからばたばたした生活の中じゃこんなような小説は 生まれな...

うちにころっと置いてあったので読んでみた。 やっぱ小説家さんってのは、ひとつの情景とか 気持ちとかを決定的に心に刻み付けて生きてるんだろうなぁ なんて思いながら読んだ。 その時その時を噛み締めてるってゆーか。 だからばたばたした生活の中じゃこんなような小説は 生まれないだろうな、とか。 『誕生日休暇』がよかった。

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2009/10/04

初・角田光代が、パンドラの箱みたいなこの本でよかった。 決してしつこくはないのに、なぜかときどきはっとさせられる文章がある。 大好物であるチョコレートを食べるのと似た感覚。美味しいことは解り切っていて先を楽しみにしていられるこの感じ。 こんな安心感のある作家は、わたしにとってはま...

初・角田光代が、パンドラの箱みたいなこの本でよかった。 決してしつこくはないのに、なぜかときどきはっとさせられる文章がある。 大好物であるチョコレートを食べるのと似た感覚。美味しいことは解り切っていて先を楽しみにしていられるこの感じ。 こんな安心感のある作家は、わたしにとってはまだ少ない。 内容も決して一般的なんかじゃなくて、むしろその普通からはみ出してしまう人たちのどこか孤独でさみしい、でもなぜかあたたかい物語を書いている。 でもその感じがまた、どうしようもなくツボなのだ。 女性作家がこういう小説を書くと、ラストの落とし方で納得できないことが多いのだけれど、この本の場合はすごく共感できる。 個人的に好きなのは「転校生の会」「バーベキュー日和」「花畑」の三つかな。 すごくすごく大好きな本の一冊になりました。

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2009/10/04

「海と凪」、「誕生日休暇」がすき。おなじ高校生のともだちにすすめることのできる本だな。すきー(0204)

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2009/10/04

初角田光代。 短編集だけど、全部好き。この人の小説は情景が映像になって頭の中に浮かんでくる。大好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

切ない恋物語、八つの短編集。 最近、こってこての恋愛話の本が流行っているけど 私はこんな感じの何処か、ぼけたような、寂しいような、 恋愛話を読んでみるのも悪くないと思います。 その中の一つの恋のお話、 「バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)」 に心引かれて買ったんです...

切ない恋物語、八つの短編集。 最近、こってこての恋愛話の本が流行っているけど 私はこんな感じの何処か、ぼけたような、寂しいような、 恋愛話を読んでみるのも悪くないと思います。 その中の一つの恋のお話、 「バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)」 に心引かれて買ったんですが、どうもこの主人公は 好きになれません。正しい恋じゃないのです。 でも呼んでくにつれて彼女の寂しい心がわかって 悲しくなりました。 どうか、彼女に幸せな日がきますようにと。 じぶんのいとしいひとの話ではなくて、 だれかのいとしいひとの話なのです。 恋なんてたくさんあります。 正しい恋なんてなくてもいいじゃないかと思います。 だれかのいとしいひとのお話なんだけれど どこか自分とシンクロしてしまう、 自分のように読んでしまう。 それでも だれかのいとしいひとなのです。 不思議だ。

Posted byブクログ

2009/10/04

「角田光代を読んでみよう」と思った。短編集なんだけどあたしは「誕生日休暇」がすきかな。あたしの読む作家は偏っているから、ちょっとした違和感はぬぐえなかったけど、この人の書く作品をもっと読んでみたいと素直に思いました。

Posted byブクログ