すべての雲は銀の…(下) の商品レビュー
借本。 もう少し読んでいたいな~と思いながらのラストは、思い通りで。 許す事の重さを知った一冊。
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上下巻レビュー 高校の図書館の先生に勧められてはまった村山作品の中でも一押しの作品。 【Every cloud has a silver lining. ~すべての雲は銀の裏地を持っている~】 どんな不幸にもいい面があるって意味。 否定的にしか物事を考えられない時期があ...
上下巻レビュー 高校の図書館の先生に勧められてはまった村山作品の中でも一押しの作品。 【Every cloud has a silver lining. ~すべての雲は銀の裏地を持っている~】 どんな不幸にもいい面があるって意味。 否定的にしか物事を考えられない時期があって、「世の中には色んな出来事が転がっているけど、それらの意味はすべて後付け。つまり、その物事を幸せととるか不幸ととるかはその人次第なんだからもっといいように考えてみれば?」ってある人に言われた “幸せについての考え方” にすごく近い教えがこの本の中に書かれていて、色んなところで共感できた恋愛小説。
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主人公に自分の姿を重ねた部分はあると思う。大切なものを失い、立ち直れず、そこから逃げる日々。 それでも受け入れたりして、向き合わなくちゃいけない日がいつかはくると、そうできる日もいつかはくることを教えてくれる作品だと思う。 傷つきながらも、沢山の人に触れていく中で次第に再生して...
主人公に自分の姿を重ねた部分はあると思う。大切なものを失い、立ち直れず、そこから逃げる日々。 それでも受け入れたりして、向き合わなくちゃいけない日がいつかはくると、そうできる日もいつかはくることを教えてくれる作品だと思う。 傷つきながらも、沢山の人に触れていく中で次第に再生していくという過程をうまく描き表していると思う。タイトルの意味もとっても素敵で、心に沁みる一冊。
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上下巻を読み終わっての感想 下巻の方が上巻よりも登場人物の内面の細かい描写が増えて、ストーリーの先が知りたくて、読むスビードが上がった。 別の視点からnストーリーでも構わないので、今後の「かむなび」の面々の物語も読んでみたいと思いました。
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やっぱそうなっちゃいます?っていう終わり方をします。自分の信条に従って、言いたいことは言うし、ほしいものはほしいと言える彼女は強いなぁと思います。でも主人公が惹かれたのはその強さじゃなく、裏にある弱さなんだよね。強がらなくていいじゃん、可愛げない。と簡単に言えてしまうあなたは、強...
やっぱそうなっちゃいます?っていう終わり方をします。自分の信条に従って、言いたいことは言うし、ほしいものはほしいと言える彼女は強いなぁと思います。でも主人公が惹かれたのはその強さじゃなく、裏にある弱さなんだよね。強がらなくていいじゃん、可愛げない。と簡単に言えてしまうあなたは、強がらざるを得ない心向きについて少し知っていただけると嬉しいです。いつの間にか自分語りでごめんなさい。
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村山由佳女史の作品は文庫本化したものはほぼ購入してきたが、二度、三度と重ねて読む作品は少ない。 「すべての雲は銀の・・・」はそんな数少ない一作。 「人生」という重めのテーマなのだが、園主を筆頭に良いキャラクタと小気味よいテンポで読みやすく、読んだ後の後味がものすごくいい。
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恋愛で傷ついた主人公が、自然いっぱいの田舎で暮らし立ち直っていく話。ただこの一言で片付けることはできない。出てくる人物一人ひとりがそれぞれ複雑な悩みを抱えながら生きていて、ほんとうに存在するようなリアリティがあった。誰もが悩みは持っているけれど、人の悩みと向き合ううちに自分自身も...
恋愛で傷ついた主人公が、自然いっぱいの田舎で暮らし立ち直っていく話。ただこの一言で片付けることはできない。出てくる人物一人ひとりがそれぞれ複雑な悩みを抱えながら生きていて、ほんとうに存在するようなリアリティがあった。誰もが悩みは持っているけれど、人の悩みと向き合ううちに自分自身も成長し、強くなり、いつしか、ふとしたきっかけによって立ち直ることができる、そんな気がした。
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登場人物が非常に個性的で魅力的。人それぞれにそれぞれの悩みがある。その悩みを話せる相手はいても、本当にそれを感じ、理解できるのは自分だけ。そうとしながらも、それでも誰かに支えられることで前に進んでいく人々を描いた、再生の物語。
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【あらすじ】 宿を整え、厨房を手伝い、動物の世話をする。訪れるのは不登校の少女や寂しい老人、夢を追う花屋の娘たち…。人々との出会い、自然と格闘する日々が、少しずつ祐介を変えていく。一方、瞳子は夫の消息を追ってエジプトへ。もう一度誰かを愛せる日は来るのだろうか―。壊れかけた心にやさ...
【あらすじ】 宿を整え、厨房を手伝い、動物の世話をする。訪れるのは不登校の少女や寂しい老人、夢を追う花屋の娘たち…。人々との出会い、自然と格闘する日々が、少しずつ祐介を変えていく。一方、瞳子は夫の消息を追ってエジプトへ。もう一度誰かを愛せる日は来るのだろうか―。壊れかけた心にやさしく降りつもる物語。 【感想】
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どちらかというと上巻のほうが一気に読み進んだけど、 あとから考えてみれば この終わり方でよかったのかもしれない。 でも、 やっぱり私としてはこの本は結末よりも中盤がいいと思うな。 花綾ちゃんもキッパリしていて私は好きなんだけどな。
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