坂の上の雲(2) の商品レビュー
シリーズ6分冊中2冊目であるが、早くも正岡子規が死去する。そして、残った主人公秋山兄弟がそれぞれの役割を遂行しつつ、日本は日露戦争への道をひた走る。それにしても、明治政府があそこまで悲壮感をもって、国民に重税の負担を強いて、満州、朝鮮の権益を守ろうとしたのか、伊藤博文は如何に平和...
シリーズ6分冊中2冊目であるが、早くも正岡子規が死去する。そして、残った主人公秋山兄弟がそれぞれの役割を遂行しつつ、日本は日露戦争への道をひた走る。それにしても、明治政府があそこまで悲壮感をもって、国民に重税の負担を強いて、満州、朝鮮の権益を守ろうとしたのか、伊藤博文は如何に平和論者であったのか、また国民感情として日本という国を意識して戦争を支持していったのか、さらには当時の列強諸国の権謀術数の戦いの中を日本政府の要人達が如何に立ち振る舞ったのか、等々歴史的文化的背景が私には初めて作品を通して、理解できた気がする。 作品に反映される司馬的歴史観の切り口ではあることを承知した上で、この時代を見ることは、受験の時に学んだ受験世界史とはまた違う面白みが、この作品の面白さだと思える。それにしても、この時代の連中の人間の大きさには、驚かされる。
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[○2008/07/04完読]秋山兄弟の思考に感銘を受ける。いやぁ日本人魂だ。この巻は「丁汝昌」「正岡子規」の話に感動しました。内容は・・・、読んでください。ほんと名著です。
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正岡子規、療養と創作と死。秋山真之、米国留学中に米西戦争。三国干渉。秋山好古、清国駐屯守備隊司令官中に北清事変(義和団)、ロシア視察。ロシアウィッテ、山本権兵衛(海軍)、林薫(日英同盟)、児玉源太郎(陸軍)。開戦へ。
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