商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2004/04/10 |
JAN | 9784163228204 |
- 書籍
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坂の上の雲(2)
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坂の上の雲(2)
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商品レビュー
4.7
13件のお客様レビュー
帝国主義真っ盛りの19世紀の世界観がリアルである。最初に読んだ時は若年のため、19世紀の当事国目線でしか物語が見えなかったが、歳を重ね知識や経験値が増えたことで、歴史が現在につながることや、その国の現在の価値観がどのように紡がれてきたのかを考えながら読み進められる良書に思えた。...
帝国主義真っ盛りの19世紀の世界観がリアルである。最初に読んだ時は若年のため、19世紀の当事国目線でしか物語が見えなかったが、歳を重ね知識や経験値が増えたことで、歴史が現在につながることや、その国の現在の価値観がどのように紡がれてきたのかを考えながら読み進められる良書に思えた。特に貧窮する国力において、知恵と展望を極めて合理的に導き出して、僅かな辛勝を得た日露戦争の体験が、後の昭和期の滅亡につながるという皮肉を感じられた。 時代に適応した特性の民族が、その時代の主役になり得るという本書の視点から、維新から明治にかけての日本の勃興を噛み砕いて納得出来た。
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この本は仕事をしていく上でとても参考になった。 1つめ、真之の情報集約方法。真之は様々な書籍から情報を仕入れ、それを自分なりに集約し考えを纏めていく。これは仕事の進め方として参考になる内容でした。しかも書籍を全て覚えておくのではなく、数行でいい、それについては安心しました。私は結構忘れっぽいので笑 2つめ、好古の交渉能力。難し目の交渉でも大きな態度で、場合によぅては愚者を演じて半ば強引に交渉する。案外行けてしまうものもあるので、この強引さは多少なりまねしていきたい。 3つめ、それぞれが思惑を持って行動しているので、どうしてそうなったのか妄想を広げること。 日露戦争は教科書ではたった数行かもしれないけど、開戦だけでもこれだけの人や国家の思惑が動いている。当たり前のことだけど、改めて実感しました。 当日(今も?)のロシアの考え方や英国の思惑など、ステークホルダーを知ることでどうしてこうなったのか、を考え対処することは仕事においても大事だと思いました。 読み始めるまでは腰が重かったけど、一気に読めた面白い本でした。
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正岡子規の俳句、文学を通した日本の思想、ロシア、欧米と中国、朝鮮半島の領地を巡る外交施策、その中で近代化を目指す日本。中々読みにくいが、明治維新後、帝国主義に至る日本がよくわかる
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