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長い腕 の商品レビュー

3.3

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    95

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    8

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2022/07/04

お初の作家さんです。 川崎草志さんがゲーム会社に勤務されているようで、ゲーム制作やネットワークについて細く描かれています。 物語の前半はゲーム制作現場が舞台なので、現代的な内容ですが、中盤で主人公が田舎に戻った辺りから、古めかしい村の因習だったり、人間関係だったりで、グッと横溝テ...

お初の作家さんです。 川崎草志さんがゲーム会社に勤務されているようで、ゲーム制作やネットワークについて細く描かれています。 物語の前半はゲーム制作現場が舞台なので、現代的な内容ですが、中盤で主人公が田舎に戻った辺りから、古めかしい村の因習だったり、人間関係だったりで、グッと横溝テイストが深まっていきます。 面白かったのですが、主人公の汐路のキャラにハマれませんでした…。

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2022/03/31

川崎草志 長い腕  読み終わりました。 なかなか良かったです。 手に入れたいきさつはミステリーベスト◯◯で知って入手。 読んだのはかなり経ってから、しかも横溝正史を初めて読んでから4冊読んだ後でした。 これは横溝正史ミステリ大賞受賞作でした。 横溝正史の作風に近いと感じました...

川崎草志 長い腕  読み終わりました。 なかなか良かったです。 手に入れたいきさつはミステリーベスト◯◯で知って入手。 読んだのはかなり経ってから、しかも横溝正史を初めて読んでから4冊読んだ後でした。 これは横溝正史ミステリ大賞受賞作でした。 横溝正史の作風に近いと感じました。 私の職歴をカスル内容もあり大変興味深く読みました。 題名は他でもよかった気がしました。 長い腕の怪人が襲ってくる話ではなかったよ。 次回作気になります。

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2021/10/26

佳多山ミステリ新書から。表紙の感じとかタイトルからは、スーパーナチュラル系のホラーかと思っていた。どことなくそれをにおわせるような事件で幕を開けるけど、なかなか敵の正体が見えてこない。その引っ張り方がうまい。スリリングなサイコホラーとして最後まで楽しめました。

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2021/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかスピード感があり読みやすくてスラスラよめた。 展開の速さは好みだった。 建築空間の歪みからくる精神異常も題材として面白い。 ただ、他のレビューにもありましたが、人物像がうまく浮かばない。 人物描写がちょっと足らないというか。 いつもはこんな感じとイメージを抱ける人物像が今回はなかなか頭の中で定着できなかった。

Posted byブクログ

2021/08/19

「歪み」が人に与える影響が恐ろしい。 物語の導入部では、ゲーム業界の制作現場の様子が詳細に描かれていて、とても興味深かった。 なぜ、石丸が汐路のためにあそこまでのことをしたのか。また、早瀬で起こる殺人事件の原因も全てが明らかになったわけではなく、続きが気になる。

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2021/05/05

最後まで犯人がわかんない力作  なんだけど、人物がイメージできないのが少し残念。スイスイ進みすぎるからかなぁ。ヒロインと絡む名車カプチーノ、プログレッシブロックのキャメルとE,L&Pが印象的。

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2021/03/22

面白い所と面白くないというか、無理がある所があったかなという印象。歪んだ家に住むと大変な事になるんだね。

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2020/11/12

なんだかゲーム会社の内情だとかネット社会の問題だとかマニアックな小ネタを延々と語られてるだけで肝心の事件に関する疑問がいまいち解けきらなかった気がする。汐路もそうだけど石丸はなんでそんなにこの事件に深入りしてくるんだろうとか。 あとキャラに個性を持たせたくてガサツな感じの男とか目...

なんだかゲーム会社の内情だとかネット社会の問題だとかマニアックな小ネタを延々と語られてるだけで肝心の事件に関する疑問がいまいち解けきらなかった気がする。汐路もそうだけど石丸はなんでそんなにこの事件に深入りしてくるんだろうとか。 あとキャラに個性を持たせたくてガサツな感じの男とか目下の人間にも丁寧語を使う上司だとか関西弁の大学教授だとかにしてるのかもしれないけどみんな三流役者の芝居みたいで全然魅力的なキャラになってなかった。 でも一番気になったのは何回も何回も汐路は汐路はって文章の頭につけるところだった。 そこには汐路しかいないんだからわかってるよって感じだった。 いろいろ文句を言っちゃったけどただ自分にはあってなかっただけなんだろうなぁ。

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2020/08/27

前半、ゲーム業界や企業の内情などがあまりにも冗長で文庫本なのになかなか進まず。 ちょっと辛い‥と思い始めた中盤から田舎の村へ帰省した辺りから面白くなる。 前半がもう少しコンパクトだったら、良かったかな。

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2019/12/01

ゲームクリエイター島汐路の会社で他プロジェクトチームの二人が心中した。汐路の故郷愛媛の早瀬町では教師をしている従妹が受け持っている女生徒が猟銃で殺され加害生徒が行方不明。松山空港ではあるミュージシャンのファンの女の子たちが手すりから転落死数十名が死亡という事故が起きる。 気になっ...

ゲームクリエイター島汐路の会社で他プロジェクトチームの二人が心中した。汐路の故郷愛媛の早瀬町では教師をしている従妹が受け持っている女生徒が猟銃で殺され加害生徒が行方不明。松山空港ではあるミュージシャンのファンの女の子たちが手すりから転落死数十名が死亡という事故が起きる。 気になった汐路が調べてみると愛媛の早瀬では率にするとズバ抜けて殺人事件の発生率が高いのだ・・・。 というとっかかりのお話。 ゲーム制作会社の雰囲気や、のちに出てくる大工のお仕事など興味深いトピックはそこここに散りばめられているのだが、作中死亡するのが若い女の子ばかりである点などは言及されていない。そこに何か含みを持たせるつもりはなかったのかなぁ・・・なんて思ったりして。 何と言いますか、主人公の島汐路さんが同性から見ると魅力がない。勝気な美人というだけってのがなぁ。 例えば体術のエキスパートであるとか、天才鍵師であるとか、あるいは美貌を武器に相手を手玉に取れるとかそういう理由があるなら無謀な行動に出るのも勝算あってのことと思えるのですが、フツーのゲームクリエイターで少々PCの知識がある程度なんですよ。こんなことするかな。 テーマは好き。なるほどそういうことってあるだろうし、そこをつくとは・・・・という喜びとともに、え、あそこは?ここは?あれ?あれ?というほったらかしな部分も目についた作品でした。 そういうところを気にしないのならば楽しめると思います。

Posted byブクログ