あらしのよるに の商品レビュー
「あらしのよるに」の完全小説版です。嵐の夜に、雨宿りをするために入った小屋で、相手が何者なのか気付かずに偶然出会った狼とヤギのお話です。 まるで、動物の『ロミオとジュリエット』です。外見が違っても、捕食者と獲物だろうとそんなこと知らずに出会い、お互いの中に共通点を見つけ芽生えた...
「あらしのよるに」の完全小説版です。嵐の夜に、雨宿りをするために入った小屋で、相手が何者なのか気付かずに偶然出会った狼とヤギのお話です。 まるで、動物の『ロミオとジュリエット』です。外見が違っても、捕食者と獲物だろうとそんなこと知らずに出会い、お互いの中に共通点を見つけ芽生えた友情。仲間たちから、反対されようと何を言われようと、相手を大切にする愛情。優しい気持ちにもなりますが、とても切なくて涙が出ます。こんな風に思うことが出来る人に出会えたら本当に素敵だな、と思いました。 絵本と映画では友情の色が濃かったですが、小説版は恋愛色がとても強いです。
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絵本「あらしのよるに」の小説版。食う側と食われる側という本来なら相容れない存在同士である二匹の友情の物語。ほろりとさせてくれます。
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絵本で何巻にもなっている有名な物語の小説本。 大好物のはずの子ヤギに恋してしまったオオカミ。魔の手から必死で守ろうとするオオカミと信頼しきって寄り添う子ヤギの純愛物語。 絵本も映画も見てないですが、結末が異なるようです。
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読んでいた場所が学校でなかったら、確実に大泣きしていました。ラストには特にぐっと来た。 絵本のような子供向けのものかと思っていたら大間違い。大人にも是非是非読んでいただきたい小説。
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“愛してる”っていう気持ちは きっと“孤独”とか“淋しい”っていう そんな気持ちをふまえないと出ない感情なんだと思う。 これ、人間Ver.でやったらおもしろいなぁ。 その場合男と女でやるのか? 恋愛でも、友情でもない、 広義での“愛”を真っ直ぐに書いた作品。 電車で泣きました。 ...
“愛してる”っていう気持ちは きっと“孤独”とか“淋しい”っていう そんな気持ちをふまえないと出ない感情なんだと思う。 これ、人間Ver.でやったらおもしろいなぁ。 その場合男と女でやるのか? 恋愛でも、友情でもない、 広義での“愛”を真っ直ぐに書いた作品。 電車で泣きました。 私は完全にオオカミ型(笑)
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結構重い内容だった。元々絵本だったから、こども向きなのかと思っていたけど、大人も読んで損はしない。 メイとガブの関係が友情か愛情か、微妙な感じになっているのもよかった。読む人によって違う捉え方ができるので。
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映画化もされたこのストーリー。 狩る側のオオカミと狩られる側のヤギが共に様々な未知なる道を歩んでいく姿には、実に様々なメッセージがこめられているように思いますね。 見方によっては差別についても考えさせられるものだと思います。 とても読みやすいですし、オススメですね。
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絵本から小説へ。小説から映画へ。かわいらしい内容と思いきや、後半はかなり重いと思います。(9/2ハードブック)
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オオカミとヤギという、有り得ない2匹に生まれた友情を描いていて、そこには、ただ仲良しって内容だけじゃなくて生まれ育った環境や他種族であるが為の違い、ちょっとした行き違いから生まれる不信感や世間の偏見による苦しみなんてエピソードまで含まれていました。これは子供に是非読んで欲しいかな...
オオカミとヤギという、有り得ない2匹に生まれた友情を描いていて、そこには、ただ仲良しって内容だけじゃなくて生まれ育った環境や他種族であるが為の違い、ちょっとした行き違いから生まれる不信感や世間の偏見による苦しみなんてエピソードまで含まれていました。これは子供に是非読んで欲しいかな〜
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絵本を買うお金がない.....と言うことでこの小説版に手を出してみた。とにかく切なすぎる!!どれだけ可哀想なんだこの二人は!!絵本も読んでみたくなっちゃいました。
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