あらしのよるに の商品レビュー
一緒にいたい、命をかけても良いと思える相手。そういう相手に巡り合えた事の幸せ、喜び。私も人を大事に思う事を忘れないでいたい。本を閉じても、「フフフ」「へへへ」というメイとガブの声が聞こえる様な気がする。二人と共に濃密な時間が過ごせました。絵本の方も読みたいなぁ。本当は★3・5くら...
一緒にいたい、命をかけても良いと思える相手。そういう相手に巡り合えた事の幸せ、喜び。私も人を大事に思う事を忘れないでいたい。本を閉じても、「フフフ」「へへへ」というメイとガブの声が聞こえる様な気がする。二人と共に濃密な時間が過ごせました。絵本の方も読みたいなぁ。本当は★3・5くらい。
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絵本が評判になって、アニメ映画もたぶんそれなりにヒットして、 しばらくしてTVで放送されたのを見たのですが、 なんかどうも、自分としては、納得できないものがあり。 自分の意思ではどうにもならない、種族の属性に逆らってまで、 貫き通さなければならない「友情」というのは、果たして普遍...
絵本が評判になって、アニメ映画もたぶんそれなりにヒットして、 しばらくしてTVで放送されたのを見たのですが、 なんかどうも、自分としては、納得できないものがあり。 自分の意思ではどうにもならない、種族の属性に逆らってまで、 貫き通さなければならない「友情」というのは、果たして普遍的なのか? 一般人にとって、何かしら学ぶべきもの、感じるべきものがそこにあるのか? それとも、単なる突然変異的レアケースを、野次馬的に眺めるだけなのか? いや、まさかな・・・。感動してる人が、あんなにいるんだし。 このたび図書館で小説版をみつけたので、 こういう形で読んでみれば、疑問も解け、もしかして素直に感動できるだろうか?と、 補完もしくはリベンジの気持ちで、借りてみまして。 少々残念ながらこの本は、映画版に添った内容で、 かつ男女間の恋愛設定になっているので、狭い範囲の補完しかできなかった。 ただ、そのためにテーマとしてはシンプルにわかりやすくなっているので、 彼らがお互いを思いあうかわいいラヴの描写は、オーソドックスに感情移入でき、 この本単体としては、ラヴストーリーとして、まずまず良かったです。 そんなに斬新なものではなくなってしまうにしても、 プラトニックな「ロミオとジュリエット」、もしくは「失楽園」?さすがに遠いか? 社会性や共同体の責任よりも禁断の愛に殉ずる、という意味で、どうでしょう。 食欲=個体保存の本能よりも、精神的な結びつきを重視するというあたりは、 自分にとっても好みですし、是非はともかくとしても、理解はできました。 映画ではハッピーエンドのようにぼかされたラストシーンも、 これも賛否両論ありそうですが、整合性はあるんじゃないかと思います。 どうやって明るい未来が開けていくというんだ!という点が、一番納得行かなかったので。 でもこれ、児童文学なんですかね?あんまり子どもに読ませたいとは思わないですね。 やっぱり、本当の値打ちを自分の目で見きわめるには、 横着しないで絵本を読むしかないでしょうか。 それじゃちょっと、もういいかな、別にわからないままでも・・って気もしますが(横着・・)。
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おおかみとヤギのお話でした。 あったかくて、私はとても好きだった。おもしろいけど最後はほろりとします。 お薦め。
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絵本の「あらしのよるに」を読んで、嵐の翌日会う約束をしたあのヤギとオオカミが、いったいどうなるのか、それが知りたくて仕方ありませんでした。 映画化されてるので映画も見ましたが、小説本が出版されていると知り、これを読みました。 映画だと割愛されている部分も、小説には詳しく書かれて...
絵本の「あらしのよるに」を読んで、嵐の翌日会う約束をしたあのヤギとオオカミが、いったいどうなるのか、それが知りたくて仕方ありませんでした。 映画化されてるので映画も見ましたが、小説本が出版されていると知り、これを読みました。 映画だと割愛されている部分も、小説には詳しく書かれていて面白い内容でした。 ガブとメイの逃避行が、まるで男女の駆け落ではないか、メイは女の子なのか?と、いまだに疑問です。 映画と少し違ったラストですが、読み終わった直後の、この切ないような胸が詰まる気持ちは、しばらく余韻が残りました。
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狼と羊が仲良くなってやんやんするお話。 草食動物と肉食動物、獲物とハンター、決して相容れるはずのない二匹がお互いの姿が見えない嵐の夜に出会って意気投合する。 お互いの違い故にぶつかり合うし惹かれ合う。 自分と違う相手だから世界が広がって楽しいし、 相容れられない悲しみもある。...
狼と羊が仲良くなってやんやんするお話。 草食動物と肉食動物、獲物とハンター、決して相容れるはずのない二匹がお互いの姿が見えない嵐の夜に出会って意気投合する。 お互いの違い故にぶつかり合うし惹かれ合う。 自分と違う相手だから世界が広がって楽しいし、 相容れられない悲しみもある。 そのプロセスは恋愛とよく似ている。 二匹の違う動物による恋愛小説を読んでるのかもしれないって思いながら読みました。
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嵐の夜に山小屋で出会う山羊と狼の物語。暗い小屋の中でお互い 姿を見ることなく、また会う約束をする。そこでお互いの正体を 知ってしまう2人の友情を描いた物語。食べられる側と食べる側 という関係は仲間に認められない。しかし仲間を捨ててでも友情 を守ろうとする2人の姿はとても切なくて一...
嵐の夜に山小屋で出会う山羊と狼の物語。暗い小屋の中でお互い 姿を見ることなく、また会う約束をする。そこでお互いの正体を 知ってしまう2人の友情を描いた物語。食べられる側と食べる側 という関係は仲間に認められない。しかし仲間を捨ててでも友情 を守ろうとする2人の姿はとても切なくて一度読んだら忘れられ ません。究極の友情の姿がこの本には描かれています。
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映画化にもされた、『あらしのよるに』。 クリスマスプレゼントとしてもらい、その夜に読んだところ、次の日は泣きすぎて目が腫れてしまいました(苦笑・・・) でも、とってもいいお話で、私のもってる本の中で一番、心温まる一冊です。
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図書館にて。 大人の童話。変に恋愛になったりべたべたしない、 本当の魂の結びつきに感動した。 筋は途中から読めていたはずなのに、 うっかり泣きそうになって大変困った。
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面白くて一気に読めました。 争いが嫌いで優しすぎる『狼のガブ』と、 好奇心旺盛で楽天家の『ヤギのメイ』との、 動物版ロミオとジュリエット的な…。 絵本では描ききれなかった心理描写やエピソードも加わり、 読後感も良好です。
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絵本は「友情」で、 小説は「恋愛」の色が強いきがする。 くどいような二人のやり取りや、 新しいエンディングも、 かったるいような? でもまあ 著者が一番納得したかたちなんじゃないかな そんなかんじ。
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