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東京タワー の商品レビュー

4.3

1035件のお客様レビュー

  1. 5つ

    512

  2. 4つ

    269

  3. 3つ

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「泣ける本」に抵抗がある人にこそ、読んで欲しい本。

親という存在。時に疎ましく、でも愛しく、変更も選択も不可能。そんな、恋人とも友達とも違う距離が、絶妙な空気感で描かれています。なんというか……「泣ける本」に抵抗がある人にこそ、読んで欲しい本。

zxc

2024/04/27

2006年本屋大賞受賞作品。20年前の作品とは思えない程、瑞々しく、母親の無償の愛に涙腺が緩む。オカンが息子に遺した手紙を読むや否や、遂に涙腺が崩壊した。

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2023/12/16

リリーさんは、ホントにほんとに本当に、オカンが大好きだったんですね。 オカンもすごく素敵でした。 悔しさが滲むなか、伝え切れなかったオカンへの感謝が真っすぐ描かれています。 九州の話し言葉もすごく優しかった。 自分にもいずれやってくる「悲しみの始まりと恐怖の終わり」 あまり考...

リリーさんは、ホントにほんとに本当に、オカンが大好きだったんですね。 オカンもすごく素敵でした。 悔しさが滲むなか、伝え切れなかったオカンへの感謝が真っすぐ描かれています。 九州の話し言葉もすごく優しかった。 自分にもいずれやってくる「悲しみの始まりと恐怖の終わり」 あまり考えずに時が過ぎているけど、ね、いいかげん向き合わないといけんね。 母ちゃん、父ちゃん、いつもありがとう。

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2023/11/29

テレビドラマがきっかけでこの原作の存在を知った。ドラマが始まってすぐに父がガンであることを知らされ、3ヶ月後に亡くなった。この小説の母親の屈強にも笑顔で立ち向かう強さや底知れぬ明るさは自分の母に重なるのだけど、ガンと闘うところは父にも重なるところがあり、自分には忘れ難い小説となり...

テレビドラマがきっかけでこの原作の存在を知った。ドラマが始まってすぐに父がガンであることを知らされ、3ヶ月後に亡くなった。この小説の母親の屈強にも笑顔で立ち向かう強さや底知れぬ明るさは自分の母に重なるのだけど、ガンと闘うところは父にも重なるところがあり、自分には忘れ難い小説となりそうだ。

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2023/08/29

「母親とは?家族とは?普遍的なテーマを熱くリアルに語る著者初の長編小説。」 「リリー・フランキーさんは多彩な人だ。ーいろいろな顔を持ち、軽々と自由にジャンルの壁を超える人。そのくせ、いつも控えめで、恥ずかしがり屋の少年のように、本当のことを最上のユーモアで包んでしまい、なかなか...

「母親とは?家族とは?普遍的なテーマを熱くリアルに語る著者初の長編小説。」 「リリー・フランキーさんは多彩な人だ。ーいろいろな顔を持ち、軽々と自由にジャンルの壁を超える人。そのくせ、いつも控えめで、恥ずかしがり屋の少年のように、本当のことを最上のユーモアで包んでしまい、なかなか正体をつかませてくれない。」 「母と息子の関係というのは、こんなにも美しいものなのかと思った。「オカン」と「ボク」の何気ない会話に、何度も甘い溜息をもらした。深い愛情の中に、お互いをおもやる遠慮や節度がある。」 (『小泉今日子書評集』の紹介より)

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2023/08/17

金銭的には裕福ではなかったかも知れないけれど 心は豊かに生きるオカン。時々出てくる不思議なオトン。笑っていいのか迷う場面でクスッとできたり、涙がじわっと滲んだり。 あのときこうしていれば。何であの時気づかなかったのか、言えなかったのか。 後になっていろいろ思うことはあるけれど ...

金銭的には裕福ではなかったかも知れないけれど 心は豊かに生きるオカン。時々出てくる不思議なオトン。笑っていいのか迷う場面でクスッとできたり、涙がじわっと滲んだり。 あのときこうしていれば。何であの時気づかなかったのか、言えなかったのか。 後になっていろいろ思うことはあるけれど その経験がなければ「今」はないのかもしれないと思いました。

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2023/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感動一色の物語でなく、思わず吹き出してしまうところもあれば思わずうるっと来てしまうところもあります。中でも「オトン」がかなり印象的でした。今だったら「けしからん父親だ!」と白い目で見られそうな人ですが、どこか「ああ、やはりこの人は父なんだな」と思える人です。

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2023/03/02

初版が2005年とある。その頃一度読んだので18年ぶりの再読か。病気、親の死がテーマのものは歳をとってからの方が刺さる。

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2023/03/01

前半の子ども時代から大人にかけてはゆったりした展開だが、中盤過ぎにオカンが上京してからラストまでは一気に持っていかれて、心の底から揺さぶられる感じがした。 2023.03.01読了

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2023/02/26

小さな文字がびっしりで441ページ。映画は見ていないので、最後まで読み切ることを目標に読んだ。 息子から見たオカン、オトン、周りの人たちとのなかなか衝撃的な生活、出来事が淡々とした文章で進んでいく。親不孝なのか親孝行なのかわからない。失くして初めて大切さを知るということ。自分の親...

小さな文字がびっしりで441ページ。映画は見ていないので、最後まで読み切ることを目標に読んだ。 息子から見たオカン、オトン、周りの人たちとのなかなか衝撃的な生活、出来事が淡々とした文章で進んでいく。親不孝なのか親孝行なのかわからない。失くして初めて大切さを知るということ。自分の親子関係も改めて考えさせられた。

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