夏草の賦 新装版(下) の商品レビュー
結末がわかっているだけに、残りのページ数が少なくなるにつれてやるせなくなった。何故か十河は憎めない。仙石が恨めしい。坂の上読んでた時に伊地知に対して感じたあの気持ち…
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長宗我部元親と嫡子信親の話。正確に言うならば元親主役の話。 信親がめちゃくちゃ可愛かったのですが!もうこの一言で尽きて良いですか?あ、いや、カッコよくもあったのですが、それよりも褒められて照れまくったりな可愛さが目立ったというか(六尺を超える人に使う台詞ではないですが)。面白かっ...
長宗我部元親と嫡子信親の話。正確に言うならば元親主役の話。 信親がめちゃくちゃ可愛かったのですが!もうこの一言で尽きて良いですか?あ、いや、カッコよくもあったのですが、それよりも褒められて照れまくったりな可愛さが目立ったというか(六尺を超える人に使う台詞ではないですが)。面白かったのですが、結末(史実)がどうなるか知っていたので切なくて仕方なかったです。
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上巻がキラキラしていたので、下巻は、だんだん寂しくなってきてしまいました。 本文に載っていた本能寺の変からの光秀のスケジュールがまとめてあったのがわかりやすかったです。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51054137.htm...
上巻がキラキラしていたので、下巻は、だんだん寂しくなってきてしまいました。 本文に載っていた本能寺の変からの光秀のスケジュールがまとめてあったのがわかりやすかったです。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51054137.html
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長宗我部元親という人物像、その人柄が素朴かつ実直に描き出されていて、とても好感が持てた。ただ単に英知に富んだり剛胆であったりというだけでなく、人に嫌われまいとする気持ち、侵略した敵国の人々をも慮ってしまう心根など、より人間らしいところを表に出していた武将だったのだと感じる。いい意...
長宗我部元親という人物像、その人柄が素朴かつ実直に描き出されていて、とても好感が持てた。ただ単に英知に富んだり剛胆であったりというだけでなく、人に嫌われまいとする気持ち、侵略した敵国の人々をも慮ってしまう心根など、より人間らしいところを表に出していた武将だったのだと感じる。いい意味で公私混同、その繊細で素直な人間味が彼の人となりを浮き彫りにしている。
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土佐の戦国武将。長曾我部元親の話です。 いかにもな“英雄”という感じではなく、弱い部分も描かれていて、人間らしさを感じます。 最後の方は時代の流れで衰退してしまう様が気の毒でした。
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長曾我部元親の物語。 一領具足を創りあげ、地元の民から愛された元親。 後継をしっかりと育成できず、その後の長曾我部氏の運命はご存知の通り。 泣ける!
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「このあたりでもっとも高い山はどこか」 「雲辺寺でございます」 「のぼってみよう」 雲辺寺は四国八十八ヶ所のうち、第六十六番札所にあたる。 「はるばると 雲のほとりの寺にきて 月日を今はふもとにぞ見る」 「登りつめた元親は境内に入り、そのあたりの石に腰をお...
「このあたりでもっとも高い山はどこか」 「雲辺寺でございます」 「のぼってみよう」 雲辺寺は四国八十八ヶ所のうち、第六十六番札所にあたる。 「はるばると 雲のほとりの寺にきて 月日を今はふもとにぞ見る」 「登りつめた元親は境内に入り、そのあたりの石に腰をおろした。 「なるほど、これは一望である」」 ここから、讃州十一郡が見渡せる。 大内、寒川、三木、山田、香川、阿野、鵜足、那珂、多度、三野、刈田 である。 「天下を平定せよ」という天の声が聞こえた元親は、荒れ狂ったように戦を続けた。
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英雄然として今まで書いてきた人物を平然と没落する様までしっかりと表現しちゃう司馬遼太郎には敬意を払いたい。彼の書く客観的かつ創造的な歴史小説はとても楽しめる。
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長曾我部の情熱に燃えて四国を制圧してから、戦国時代の中でも際立って悲劇的な最後を迎えるまでの物語。 人は情熱によって生きていることを教えてくれました。
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信長の野望がしたくなってくる。 心が脆すぎた。秀吉と比べると。 しかし、英雄であることに変わりは無い。 ただ、確かに小運あれども大運がなかったんやろうなー……
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