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東京ゲスト・ハウス の商品レビュー

3.1

55件のお客様レビュー

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人生にこういう時代は…

人生にこういう時代はあってもいいけど、期間限定にしないとダメになると思いました。

文庫OFF

アジア放浪から帰って…

アジア放浪から帰ってみると、恋人は別の男と暮らしていた。「僕」は旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、旅の途中のゲストハウスのような場所だった。これはそんな話なのだが、私は旅をした事なんか1度もない。そんな人にとって旅は、軽く勇気を出して最初の一歩を踏み出さなけれ...

アジア放浪から帰ってみると、恋人は別の男と暮らしていた。「僕」は旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、旅の途中のゲストハウスのような場所だった。これはそんな話なのだが、私は旅をした事なんか1度もない。そんな人にとって旅は、軽く勇気を出して最初の一歩を踏み出さなければならない。だが旅に慣れている人にとっては、旅の世界から現実に戻る時の方に勇気を必要とするのだろうか?読み終えても、色々と考えてしまう本でした。

文庫OFF

傑作です!!

旅の途中の人々が集うゲスト・ハウス。主人公は、半年間のアジア放浪の旅から帰ってきたものの、周囲に「居心地の悪さ」を感じてゲスト・ハウスに身を寄せる。「旅の終わり」を探る彼の行く先を、共に追いかけたくなる。

yoko

2024/05/28

なんとも不思議な読後感。このあとは読者の想像にお任せします、という事なのかもしれないが、個人的には尻切れトンボ感を禁じ得なかった。、

Posted byブクログ

2024/05/06

半年間のアジア放浪から帰国した僕 金もなく泊めてくれるアテもない 旅先で知り合った女性の家を頼る そこは格安シェアハウス的ゲストハウス バックパッカー達が間借りしている 何をやっても生きていけそうだけど 生きていけるところが見当たらないモラトリアム真ん中 従姉妹が若い頃書く仕事を...

半年間のアジア放浪から帰国した僕 金もなく泊めてくれるアテもない 旅先で知り合った女性の家を頼る そこは格安シェアハウス的ゲストハウス バックパッカー達が間借りしている 何をやっても生きていけそうだけど 生きていけるところが見当たらないモラトリアム真ん中 従姉妹が若い頃書く仕事をしていて、もう吐き出すものがないって、インドからネパールに入り、かなり長い間住み着いていた それは、世界が違う、社会が違う、誰だって貴重な体験ではある 当時は、行動力が羨ましかったけれど でもね、若い頃は自由でいいけどね、皆んな平等に歳を取りますから、何処にいても国民年金は納めておいてくださいね この小説の僕は、帰るべき場所を見つけたようで、良かった良かった 2000年 2005年改稿

Posted byブクログ

2023/08/21

コメダ珈琲にて2時間で一気に読めた。それが非常に嬉しい 主人公の素性が出ないけど何故だろうか。また逃げ出すのが暮林さんとか そっちかい思います

Posted byブクログ

2023/04/15

角田さんってなんか大きな事件とか特に起きない、誰かの日々を書かれるよなと改めて そしてここで描かれてる日々と心境は少し前の自分と重なって、その延長にある今の自分だからこそ、この話のもう少し先が読んでみたかった アキオはこの先どうやって生きていくのかな 5年後のアキオと高円寺の...

角田さんってなんか大きな事件とか特に起きない、誰かの日々を書かれるよなと改めて そしてここで描かれてる日々と心境は少し前の自分と重なって、その延長にある今の自分だからこそ、この話のもう少し先が読んでみたかった アキオはこの先どうやって生きていくのかな 5年後のアキオと高円寺の小汚い居酒屋で飲みたい

Posted byブクログ

2022/11/12

半年間ネパールとか東南アジアに旅に出て帰ってきたアキオとアキオの住む東京ゲストハウスで生活してる人たちの話 なんか角田光代ってよく東南アジアとか旅の話が出てくるけどそれ系の話が私にハマったことないな

Posted byブクログ

2022/07/18

旅が終わったけど終わっていない、宙ぶらりんな感じ。折り合いたい現実との狭間でのモヤモヤ、時にだらだらと過ぎゆく日々、その中で少しずつ気づいていくことがあったり、また立ち戻ったり。そんなモラトリアムな描写がちょっぴり苦い記憶を呼び覚ますように続くのが、ある意味でこの本の魅力かも知れ...

旅が終わったけど終わっていない、宙ぶらりんな感じ。折り合いたい現実との狭間でのモヤモヤ、時にだらだらと過ぎゆく日々、その中で少しずつ気づいていくことがあったり、また立ち戻ったり。そんなモラトリアムな描写がちょっぴり苦い記憶を呼び覚ますように続くのが、ある意味でこの本の魅力かも知れない。 旅に出る、旅を締めくくる物語としても良いけど、このダラダラ続くモラトリアム期間の描写が何より好きだった。

Posted byブクログ

2022/03/12

アジアを放浪する日本人バックパッカーが集まってくる東京のゲストハウス風木造一軒家を舞台にした物語。設定はとても面白いがそれぞれの登場人物の描き込みは薄い。

Posted byブクログ