マチルダは小さな大天才 の商品レビュー

ロアルド・ダール(著者),宮下嶺夫(訳者),クェンティンブレイク

その名の通り、マチル…

[文庫ＯＦＦ]

その名の通り、マチルダは小さな大天才です。しかし両親や、学校の校長先生など、周りの大人たちは最低最悪。そんな中、大天才のマチルダの眼に、不思議な力が宿り――。ロアルド・ダールの本の中でも特別好きなお話です。

アメリカの童話、最低…

[文庫ＯＦＦ]

アメリカの童話、最低の両親や最低の校長先生に囲まれながらも、最高の頭脳を駆使して頑張る少女の物語。

2024/11/02

2023年に26刷として発行された奇麗な本を図書館で見つけたので借りてきました。
4年程前から読みたいと思っていた本書、こんなきっかけで読むことに。
頭の回転の良い子供が泥棒を撃退する「ホームアローン」という映画があったが、似たような物語。

高圧的な言葉や暴力による支配をおこなう大人。
それが身近な存在の親や学校の先生なのだ。
そんな傲慢な大人に抵抗し、ユーモラスな要素を加えて報復する子供たち。

悪い大人たちを知恵を絞ってやっつける代表格が天才少女マチルダだ。
マチルダだけでなく、勇気を持って抵抗する子供たちが何人も登場する。
これは、子供には受ける！

最初の話が「本を読む少女」で、マチルダが天才になった理由として、読書の大切さをアピールしている。
この本を読む子は読書好きなのだろうが、ますます本が好きになりそうだ。

ロアルド・ダールは面白い。
「チョコレート工場の秘密」も読んでおこうか。

2024/10/14

良かったです。児童文学だけど、ネグレクトなど虐待の問題も絡んできますね。それを跳ね返したマチルダ、大喝采です！

2024/10/12

児童文学。酷い両親と更に酷い校長相手に賢い女児が奮闘する話。今なら両親はネグレクトだし校長は虐待で通告ものです。
図書館のミス・フェルプスや担任のミス・ハニーがいてくれて良かった。どんなに賢い子どもでも理解ある大人がいない場所ではどうにもならんよね。そんな環境の中、主人公マチルダがメソメソしないでサクサク行動していくのが良い。

2024/09/24

後半は続きが気になって読むスピードが上がった。悪い大人たちが気持ちいいほどの悪党だった。毒親から離れる勇気が持てない人たちに是非読んでほしいと思った。

2024/08/20

マチルダが超能力みたいなことができるのがすごかったけれど、最後、それができなくなったのが僕はちょっと残念だったけどマチルダが良かったのなら良かった。
ザ・トランチブルが黒板の字を見て気絶したのが面白かった。
ミスター・ワームウッドが泥棒の一味とグルだったなんてびっくりした。

2024/08/18

ダール作品、悪い大人がよく出てくるイメージあるけど、本作の大人はほんっっとに悪い！！！まじで悪すぎるやつが出てくる！！！

マチルダとミス・ハニーの出会いに万歳！

2024/06/07

悪い大人達を懲らしめる話。マチルダが一歳半から話せたのは凄い。校長先生がいやらしかったし、両親のマチルダへの扱い方が酷かった。

2024/06/04

◆こども ｖｓ わるい大人◆
著者は『チョコレート工場の秘密』など、ちょっとブラックなユーモア溢れる児童文学をたくさん書いています。この本もその一つ。1歳半ですらすら喋り、４歳で図書館の本を読みこなす女の子マチルダ。でも両親はマチルダの才能を理解せず「かさぶた」扱い。そんな両親や、小学校に君臨する横暴で凶暴な校長に、マチルダは屈しません。天才的な頭脳で大人に仕返しするマチルダの活躍ぶり。担任のミス・ハニーと図書館員ミセス・フェルペスが素敵です。映画もぜひ。