白いへび眠る島 の商品レビュー
内容はさておき、しをんさんの友情の書き方が好きだ。 http://beautifulone.jugem.jp/?eid=118
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ちょっとホラーなジュブナイル?ものかな。光市がいいやつです、さっぱりしてて。展開は前半のまったり心情も、後半の激動の冒険もすてきですー。
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白蛇島でよかったんじゃないかな、とは思うんですが。 月魚よりもこちらの方が好きです。 わたしはもしかして世界中のどこかに自分の持念兄弟がいると信じ込んでその相手を探しているんだろうか、と思うことがあります。
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まるで作中に出てくるくちなしの花の香りのように濃密な描写にくらくらする。荒太さんが好きです(分かりやすい)
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昔から独自の風習と習慣を持つ離島「拝島」に生まれた悟史が、お盆に帰郷し13年に一度執り行われる大祭の夜に体験する不思議な物語。
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井田斑文化会のメンバー【004】が、先ずは一発目に本棚送りにさせていただく書籍でございます。 女性作家自体コレという好きな人がいない中で、たまたま出会った『色』を感ぢさせるstory。 これが『三浦色ってやつ??』みたいな☆ チョロチョロっと読んだ三浦しをんの作品の中で、私が『...
井田斑文化会のメンバー【004】が、先ずは一発目に本棚送りにさせていただく書籍でございます。 女性作家自体コレという好きな人がいない中で、たまたま出会った『色』を感ぢさせるstory。 これが『三浦色ってやつ??』みたいな☆ チョロチョロっと読んだ三浦しをんの作品の中で、私が『色』を素直に感ぢたダントツのオススメ作品。 今のこの梅雨の時期が過ぎ去り、訪れる夏の【かほり】と【始まり】、そして私が大好きな要素がたくさん詰まったこのstoryは、 想像するよなヂリヂリとした焦がれるよな夏ではない、別の『夏』を心に残してくれる。 島に伝わるそれぞれの‘縁(えにし)’。 話のネタとしてよくあるものだけど、代々残されてきたそういう‘繋がり’で、ヒトだってヒトぢゃないものだって互いに結びつきあい、生きてきたってわけで。 先ずは皆様に一読を所望す。 『色を感ぢたかい?』
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タイトルからして私は苦手かなーと思い少し敬遠していた作品。 しをんさんの作品にハズレはないと知っているのに…ね。 想像をはるかに上回るくらい面白かったです! ファンタジーのようなホラーのような。 最初に浮かんだ感想は日本版ハリーポッター。 でもなんか違うな…まあいい...
タイトルからして私は苦手かなーと思い少し敬遠していた作品。 しをんさんの作品にハズレはないと知っているのに…ね。 想像をはるかに上回るくらい面白かったです! ファンタジーのようなホラーのような。 最初に浮かんだ感想は日本版ハリーポッター。 でもなんか違うな…まあいいか。 古い因習が残る島…拝島のお話。 こういう日本の民族学的要素が入っている作品勝手に苦手だと思っていましたが実は好きだったみたいです。 持念兄弟や神宮家など面白かったです。 持念兄弟はいかにも三浦さんが好きそうな設定でエッセイ版で妄想もみたいなーと思ったり。 三浦さんの世界観に毎回ながら脱帽します。 またその世界観を読者に無理に押し付けるわけでもないのに惹きつけられ、想像しやすく読みやすいところがたまりません! 内容がすごく複雑で濃いのになんでこんなにも読みやすいのか不思議です。 人と人との絆だったり関係性が繊細に書かれています。 もう話の続きが気になって読んでいる間ずっとハラハラドキドキしていました。 文庫の書き下ろしもよかったです。 悟史と光市、荒太と犬丸の深い絆が素敵でした。 夏休みに読みたかった1冊。 だが、拝島があるかぎり、とても遠く深い場所で一緒に冒険したこの夏の記憶があるかぎり、どこにいても、どんなに離れていても、二人は緩やかにつながっていて、かつ、自由だ。 契約のいらない友愛、約束にいらない拘束。ぼくたちの自由はなんて不完全でだけど愛おしい形をしているのだろう。
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すごく面白かったです。閉鎖された島で起こる出来事・・・ふと、小野不由美さんの『屍鬼』を思い出しました。目次のページをめくると島の地図が載っていて、わくわく感が高まります。この作品は『格闘する者に○』や『月魚』とは異なる雰囲気を持っていますね。他の作品を読むのが楽しみです。文庫書き...
すごく面白かったです。閉鎖された島で起こる出来事・・・ふと、小野不由美さんの『屍鬼』を思い出しました。目次のページをめくると島の地図が載っていて、わくわく感が高まります。この作品は『格闘する者に○』や『月魚』とは異なる雰囲気を持っていますね。他の作品を読むのが楽しみです。文庫書き下ろしの短編がBLっぽくて笑ってしまいましたが、この短編でまとまった一冊になったと思います。
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高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島(おがみじま)だった。 十三年ぶりの大祭をひかえ、高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。 言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、という噂だった。 不思議な胸のざわめきを覚えながら悟史は「持念兄弟」と呼ばれる...
高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島(おがみじま)だった。 十三年ぶりの大祭をひかえ、高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。 言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、という噂だった。 不思議な胸のざわめきを覚えながら悟史は「持念兄弟」と呼ばれる幼馴染の光市とともに『あれ』の招待を探り始めるが──。 十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か。 こういうちょっぴりファンタジー、みたいな話は割と好きです。 なんだかよくわからない「不思議」が見える悟史とそれを素直に受け入れられる光市。 その二人の友情がすごいなぁ…と思いました。 自分の「将来」「自由」に向かって考え、歩み寄ろうとしている姿にも感心しました。
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島の話ってなんだか好きだ。 閉ざされた空間で起こるミステリアスな出来事。 なんだかそれだけでもうわくわくしてしまう。 でもこの話はなんだかなかなか読み進めなくて。 好きなストーリー展開ではなかった。 ただ「荒太」は個人的に好みのキャラクターだった。
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