空の境界(上) の商品レビュー
読んでるその瞬間は確かに面白かった。でも、今読み返すとどうだろう………大方の筋は忘れたけど、ラストの切なさだけは多分、忘れない。
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中二の僕には前半しんどかったけど、後半はわりと面白かった。だが読むべきは笠井潔の解説だ。全共闘から中二病に繋がる線の上には、太田龍が立っているのだよ。やはり避けて通れぬ。
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まずなにかが欠如し心が欠けかけている者たちが登場してくることによって人の心のありようがあきらかになってくるからにはこの作品は心の探求の書であるとは言わねばならずナイフ持ち存在しないものすら断ち切る和服の美少女は欠けた心のもたらす災厄を抹殺するのだが自身も欠けた心の歩きまわる災厄に...
まずなにかが欠如し心が欠けかけている者たちが登場してくることによって人の心のありようがあきらかになってくるからにはこの作品は心の探求の書であるとは言わねばならずナイフ持ち存在しないものすら断ち切る和服の美少女は欠けた心のもたらす災厄を抹殺するのだが自身も欠けた心の歩きまわる災厄に違いはないのでこれはとても危険な匂いする小説になっているのだがそれにしてもなぜこんな解説がこの本にくっついているのだろう? (2005年10月16日読了)
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大分前にどこの本屋さんでも平積みになっていたのを覚えております。それから大分経ったし今ならあるかな、と思い図書館で探して借りて読みました。 元が同人誌だった小説なんですね。それが出版されて一般に流通されてベストセラー になる。すごいなあと素直に感心しました。 読んでみて自分が...
大分前にどこの本屋さんでも平積みになっていたのを覚えております。それから大分経ったし今ならあるかな、と思い図書館で探して借りて読みました。 元が同人誌だった小説なんですね。それが出版されて一般に流通されてベストセラー になる。すごいなあと素直に感心しました。 読んでみて自分が高校時代に読んで大ハマりした帝都物語を思い出しました。 色々細かい所まで丁寧に創られた話だなあと思うのですがその世界観にとっぷりつかれるかと言われるとどうにもどこかに居心地の悪さを感じる。ヒロインは魅力的ですがヒーローがなんだかよくわからない。あれ、人間じゃあないみたいな人間ですね。ラスボスとして立ちはだかるのではないかといらぬ心配を最後までしておりました。 そうか、あのヒーローが苦手だったのかと今気づきました(笑)。 お話って読む年齢によって印象が変わるものだよなあとしみじみ思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この小説の著者はTYPE-MOON所属の敏腕シナリオライター。 二年の昏睡を経て覚醒した両儀式。 そして彼女には、物の「死」が見えるようになっていた。 空を飛ぶ少女に始まり、死を蒐集する螺旋建築・・・・ 不可思議なことがリアリティを持って描き出される。 そして、この本を読み終えて分かること。 それは・・・ 現実と非現実の壁は、あまりにも薄すぎる―――――― この本を読まずして、奈須きのこ氏を語るべからず。 伝説の同人小説が、今ここに。 そして、「新伝綺」と言うジャンルがここから始まる。 そして、ここに極まる・・・。
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今まで読んだ本の中で、最も「続きが気になって読まずにいられなくなった本」です。 難しい言い回しが多く、何度も繰り返して読まないと理解するのが困難ですが、読んだ分だけ感動できる本です。 奈須きのこの特徴ある言い回しは段々とクセになってきます。
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もう何回目だろう。4回目ぐらい?なんか好き。 私の周りの大人にもこれを好きな人が多いのはどういうわけだwww
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《現》 同人ゲーム会社タイプムーンのシナリオライター。同人誌にて販売、その後講談社よりノベルス化。 ――そんなかんじで興味を持っていたわけです。 西尾維新が軌道に乗って、メフィストやファウストがきゃっきゃしてたころに登場したイメージがあるので、いかにもなライトノベルを予想してペー...
《現》 同人ゲーム会社タイプムーンのシナリオライター。同人誌にて販売、その後講談社よりノベルス化。 ――そんなかんじで興味を持っていたわけです。 西尾維新が軌道に乗って、メフィストやファウストがきゃっきゃしてたころに登場したイメージがあるので、いかにもなライトノベルを予想してページをめくりました。そのとおりでした。 四字熟語にカタカナのルビとか、魔法とか、西尾維新ばりの論法とかね。西尾維新との違いは、奈須きのこのほうが日本ぽいかんじがするとこ。その匂いがこの小説を伝奇小説とキャッチコピーをつけさせるのかもしれない。 同人誌では分冊で六冊くらいで出されたのかな?という、エピソード別に起承転結のある構成なのだけど、個人的には読みづらかったなー。 これは謎!伏線!!というようにわからないところがちらほらあって、無論あとで答えは出るんだけど、そこは別に隠さなくたってよかったのになあというところがたくさん。 あと、納得できないところがたくさん。 西尾維新が商業ライトノベルなら、奈須きのこは同人ライトノベルどまりな気がしました。構成や台詞まわしに難ありというか。 でもうだうだ言ったけど、 袴・死線・黒髪・戦う少女・平凡な少年・魅力的な敵、そして師匠 こんなんが好きなのは、当たり前のことですよ! 読んでも損はまあないんじゃないかな。
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厨二だなんだの声をよく聞く作品。作中に漂う暗い流れがとてもいいです。 話としてはよくわからないっていうのが本音。
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二年間の昏睡から目覚めた少女が直死の魔眼を得ていたというお話。 某ゲームのシナリオよりずっと読みやすかったので安心しました。割と長い目のお話ですが、いくつかのエピソードから成っていて、そのエピソードが割と短めなのでこれもまた読みやすかった。 ただ、一話目のエピソードは何度読んでも...
二年間の昏睡から目覚めた少女が直死の魔眼を得ていたというお話。 某ゲームのシナリオよりずっと読みやすかったので安心しました。割と長い目のお話ですが、いくつかのエピソードから成っていて、そのエピソードが割と短めなのでこれもまた読みやすかった。 ただ、一話目のエピソードは何度読んでも「??」になってしまう。 他のエピソードを見て「あぁ幹也はこの時こうだったんだ」と予想はできるけど、実際に一話目を見て理解ができない……読解力の問題でしょうか。 でもそれ以外だと比較的分かりやすかったです。 個人的には橙子さんがお気に入り。下巻を読むのが楽しみです。
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