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いい会社をつくりましょう。 の商品レビュー

4.3

27件のお客様レビュー

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2011/12/27

「リストラなしの年輪経営」と本書「いい会社をつくりましょう」を人の勧めで続けて読んだ。どちらも読み終わった後、本当に胸のすく思いだった。 会社を経営するには、経済環境、社会的状況とも厳しい時代ではある。 しかし、なぜ厳しいのかを考えたときに、その原因は、あまりにも功利的、短絡的...

「リストラなしの年輪経営」と本書「いい会社をつくりましょう」を人の勧めで続けて読んだ。どちらも読み終わった後、本当に胸のすく思いだった。 会社を経営するには、経済環境、社会的状況とも厳しい時代ではある。 しかし、なぜ厳しいのかを考えたときに、その原因は、あまりにも功利的、短絡的な発想に取りつかれている我々にありはしないかという考えがよぎった。 会社の中も外も、実は繋がっている。社員も仕事が終われば一消費者である。社員の給料が減れば、消費に充てられるお金が減る。程度の差はあれ、基本は同じである。 その経済の元締めである会社が、人件費をコストと考え、切り詰めたり、リストラしたりすれば、世の中おかしくなってしまう、というのが塚越さんの考え方だ。 至極まっとうなことだと思う。そして、彼の強調する、人を大切に、社会のためにといった精神は、日本の伝統的な価値観なのだ。 現在は、経済効率第一主義で、人間の尊厳もなにもあったものではない。 おそらく、現在の価値観が、人間の方にシフトしていかないと、世の中がもたないのではないかと思う。 そんな、次なる価値観であり、実は昔からの日本的な価値観で、経営を成功させているのが、かんてんぱぱの伊那食品工業なのだと思った。

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2011/11/23

著者の経営理念について書かれた本。 「いい会社を作りましょう」を社是としているという。 近頃、他人から「いい」といわれるような会社は、 あまり見なくなったような気がする。 もっと「いい会社」が増えれば、 日本はもっといい国になるのではないか。

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2011/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かんてんパパのお店に一度行ったことがあります。 どこで覚えたか記憶にありませんが、名前は知っていました。 この本を先に読んでいたら、持って行ってサインをしてもらったかもしれません。 お店の印象としては、食品を扱う普通のお店だと思いました。 その裏には、いろいろな努力があったのだと知ることができました。

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2011/06/24

寒天メーカー、伊那食品工業の社長さんが経営哲学について書いた本。 「会社は社会に貢献するためにある」という理念の下、従業員、従業員の家族、地域社会、環境に配慮した発展を続けている。 直ぐに収穫できる利益より、遠くの利益。 若い人はやりがいや社会の役に立っているという心の充実感...

寒天メーカー、伊那食品工業の社長さんが経営哲学について書いた本。 「会社は社会に貢献するためにある」という理念の下、従業員、従業員の家族、地域社会、環境に配慮した発展を続けている。 直ぐに収穫できる利益より、遠くの利益。 若い人はやりがいや社会の役に立っているという心の充実感を求めている。 株主の利益を優先して社員の首を切るような株主制度は不完全。 など、メモがいっぱい。 また、会社経営にかかわらず、一人の人間としてどう自分を修めて行くかの参考にもなると思う。

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2011/02/14

CSとESを向上させることが良い会社つくりとなる、という話はよく聞きますが、塚越さんほど徹底できている方はいないのかもしれません。 企業の目的は永続であり、利益も拡大もその手段の一つでしかない、という概念は新鮮でした。 持続可能であることを目的とするとき、時には急成長も戒める…...

CSとESを向上させることが良い会社つくりとなる、という話はよく聞きますが、塚越さんほど徹底できている方はいないのかもしれません。 企業の目的は永続であり、利益も拡大もその手段の一つでしかない、という概念は新鮮でした。 持続可能であることを目的とするとき、時には急成長も戒める…これほど自制の利いた経営もあるのだな、と。 並大抵の信念を持って経営に取り組んでいなければできることではありません。 信念と我が道を確立しているからこそ、情熱があるからこそなせる業。 経営者はかくありたいものです。 短期的な利益に惑わされず、長期的な価値を追求するという経営手法は、欧米の大企業ではなかなかできていない点であり、見習うべき点。 とはいえ、社員数十万人のグローバル企業で同じ原則が成り立つかというと、また別の考慮が必要ではないでしょうか。 また、社会人個人としても参考になる内容も含んでいます。 5Sの基本(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)、学び続けること、問題意識、物事を多面的に眺めて次を予測する、など。会社は教育機関、と表現されていますが、とても共感を得ました。 本棚メンバーの一員に追加した一冊です。

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2011/01/21

創業以来46年間,連続増収増益の発展。最優秀経営者賞に輝く,末広がりの成長物語です。不況に左右されない中小・中堅企業経営の原点があります。企業のありかた,引いては地域社会での生き方も読み取れる1冊。とっても読みやすく,通勤2日で読破です。

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2011/01/18

経営のバイブルとして、中小企業はもちろんのこと、 大企業の経営者、リーダーがぜひとも読んでおくべき一冊。 企業の成長、売上げ・利益のみに目がいく経営。 長く続きません。年輪経営の極意を、何度も読み インストールしていくべきではないでしょうか。

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2010/12/05

いい会社をつくりましょう 塚越さんのその強い意思を存分に感じさせて頂けました。 収益第一の企業理念ではなく、 会社の目的とは「社員を幸せにすること」 それを通じて、いい会社が出来上がり、社会に貢献すること。 会社の本来あるべき姿に、心から共感出来ました。 進歩軸とトレンド...

いい会社をつくりましょう 塚越さんのその強い意思を存分に感じさせて頂けました。 収益第一の企業理念ではなく、 会社の目的とは「社員を幸せにすること」 それを通じて、いい会社が出来上がり、社会に貢献すること。 会社の本来あるべき姿に、心から共感出来ました。 進歩軸とトレンド軸の考え方や、人件費への捉え方、株式上場は今は考えていないというスタンス。 全ては会社のため、社員のため、そして社会のために経営をされているのだなと心から感動しました。 すべての人間に通じる最終的な目的とは、 「この世の中に生きる人々を、幸せにすることである」 私はこのことを常に意識して、生きていこうと思います。

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2010/09/06

会社の目的は、社員の幸福を理想郷づくり。 より良い世の中にするたの手段。 ゆっくりと安定成長による永続こそ、 会社をとりまくすべての人々を幸せにする。 経営の原点が書かれています。 骨のある本は永く読まれていくでしょう。

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2010/07/13

どう働くか、いかに経営するか、どんな社会をめざすのか?年輪のように確かな安定成長による永続こそ、会社をとりまく全ての人々を幸せにする…。不況に左右されない中小・中堅企業経営の原点をまとめた本。

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