蒼穹の昴(2) の商品レビュー
文秀と春児が宮中で出世する。 光緒帝を担ぐ一派と西太后を担ぐ一派に分かれて戦いが繰り広げられる。 西太后も隠居を決めてから10年も隠居せずに政治をし続けていた。 春児が23になった頃、李鴻章が日清戦争に敗れて落ちる。
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西太后や李鴻章など歴史的な側面しか知らなかったが、イメージが大きく変わった。それぞれが背負っているものの大きさやその重圧、人間的な部分などが魅力的に描かれている。
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時代に乗り遅れた清王朝末期、国も人も生き延びる為に必死にもがきあがく。 登場人物達にまたも胸が熱くなる二巻だった。 三巻へ!
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呪いの話が特に興味深い。 西太后、大変なときに清に嫁いだのですね。 今までは、清を滅ぼした悪人というイメージしかなかったけれど。
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やっぱ名前難しい!!登場人物多すぎて、えっとこの人誰でしたっけって何回もなった。一気に読まないと内容忘れちゃうと思うので、次も読んでみます。 春児が成長して最強の人になってるのわくわくする。素晴らしい師匠達に鍛えられて、なんでも出来る様になってるの楽しい!これからがさらに楽しみ...
やっぱ名前難しい!!登場人物多すぎて、えっとこの人誰でしたっけって何回もなった。一気に読まないと内容忘れちゃうと思うので、次も読んでみます。 春児が成長して最強の人になってるのわくわくする。素晴らしい師匠達に鍛えられて、なんでも出来る様になってるの楽しい!これからがさらに楽しみだ。 でも春児と文秀の絡みがあんまり出てこなくなって寂しい。あの二人の会話が好きだったのに…
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清朝末期の歴史の勉強にもなる。最近ラストエンペラーを久々に見たので、紫禁城の様子もイメージしやすかった。
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蒼穹の昴の第二巻。 この巻では西太后の姿が印象的だった。前巻でちらっと出た感じでは、権威ある強大な女帝という感じ。さらに歴史上のイメージも相まってとんでもない悪女という印象があったのだけど、蒼穹の昴での人前で見せない彼女の姿はその印象ががらりと変わる。 話し言葉が普通に女の子っ...
蒼穹の昴の第二巻。 この巻では西太后の姿が印象的だった。前巻でちらっと出た感じでは、権威ある強大な女帝という感じ。さらに歴史上のイメージも相まってとんでもない悪女という印象があったのだけど、蒼穹の昴での人前で見せない彼女の姿はその印象ががらりと変わる。 話し言葉が普通に女の子っぽかったというのもあると思うけど、国を背負う重圧に押しつぶされそうになる弱さや、混沌とした状態のままで国を愛しい甥に任せたくない、という情愛の思いであるとか、そうした部分が等身大に描かれていて、女帝の人間らしさが描かれます。 表の強い女帝の姿と、裏の普通の女性っぽさ。その相反する二面性が、彼女を魅力的に描きます。 熱くなるシーンでいうと宦官を志す春児が、鍛錬の日々の中で師匠から教えを受け継ぎ舞台にあがるシーンが格好よかった! この作品は宝塚で舞台化されているそうだけど、舞台で見たらめちゃくちゃ映えるだろうな、とつい想像してしまう。 あとは春児の運命を変えるお告げをした白太太が、お告げに関してのある真実を述べる場面も捨てがたい。人間の可能性や強さを感じさせ、感慨深くなるいい場面でした。 ストーリー的にはこの巻から宮中や国際政治が絡んできて、シリアスさが増してくるのだけど、春児の運命が語られる場面はどことなく王道の少年マンガの雰囲気を思い出させ、どこか懐かしい気持ちにもなりました。
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文秀は官吏として、春児は役者として、各々の道を歩み始めていく様子が描かれる。ほかの登場人物にもスポットが当たるので、飽きずに読めた。 西太后は意外と人間くさいことがわかった。可愛らしい面も見えたりして。理解できない部分もありつつ、憎めない気持ちになってきた。 白太太の新しいお...
文秀は官吏として、春児は役者として、各々の道を歩み始めていく様子が描かれる。ほかの登場人物にもスポットが当たるので、飽きずに読めた。 西太后は意外と人間くさいことがわかった。可愛らしい面も見えたりして。理解できない部分もありつつ、憎めない気持ちになってきた。 白太太の新しいお告げや龍玉の話、玲玲のエピソードなど、どれも気になる展開。これらがどう絡まって話が展開していくんだろうと思うと、ワクワクしてくる。 ただ、昔から薄々勘づいてはいたことだけど、やっぱり歴史物はあまり得意ではないみたい。読めばストーリーに惹かれてそれなりに楽しくは読めるものの、どっぷりのめり込めないんだなー。しかも今回は舞台が中国で、登場人物の名前が覚えづらいから余計に。
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春児にヘイムータンの亡霊が乗り移ったって勘繰って阿片吸いまくって抱き合いながら眠った陳と趙面白過ぎる
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浅田さんの小説には、基本的に本当の悪人がいない。 誰もが何かしらの理由を持って生き、何かしらの想いを持って行動している。 実直で己の信念を持って生きる人たちは報われて欲しい。 せめて小説のなかだけでも…と思ってしまいます。 世紀の悪女と呼ばれる「西太后」さんの思いと行動のアンバ...
浅田さんの小説には、基本的に本当の悪人がいない。 誰もが何かしらの理由を持って生き、何かしらの想いを持って行動している。 実直で己の信念を持って生きる人たちは報われて欲しい。 せめて小説のなかだけでも…と思ってしまいます。 世紀の悪女と呼ばれる「西太后」さんの思いと行動のアンバランスさは置くとして、悪役としての自分や周囲の悪意を受け止める根性は自分の血に誇りを持っているからなのか。 いずれにしても春児は報われて欲しいなぁ…。
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