三国志(第一巻) の商品レビュー
三国の前の後漢の皇帝や役人の様子を細かく記述しており、名前を覚えるのが大変。 順帝が即位するまえのクーデターは、読みごたえがありました。 早期に亡くなるのもショック、ヒソをもってなかった?
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後漢前期から書き出していて、なぜ宦官がああも力を持つにいたったかを知ることができる。三国志のストーリーを既に知っている人でもというかそういう人こそ楽しめる。
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徳を失い腐敗した後漢王朝の悲劇から、 壮大な歴史叙事詩が始まる。 三国志への巨細、周到な序曲というべき巻である。 <amazon商品詳細より> 黄巾の乱からはじまる三国志が多い中で、 その原因となった後漢王朝の荒廃ぶりが、 徐々に露呈される展開が描写されている。 皇帝の外戚や宦官を中心とした収賄政治。 都合が悪ければ皇帝でさえ殺されてしまう。 時代的には曹操の祖父である曹騰の時代。 曹騰は宦官であるため子供は作れないが、 使えた順帝の計らいで、宦官の養子を認め、 財産を継承することを許可された。 そこで迎えた養子が夏侯氏の出身で、 夏侯惇の叔父であるという曹嵩である。 演義ではなく正史に則った書であるので、 圧倒的な善者も悪者も登場しない。 それだけに、読み慣れるまでに少し時間を要する。 追記:全巻を通して… 比較的、曹操よりの一作である。 そして孫権を含む呉の孫一族に冷淡な記述も見受けられる。
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最初はロシア文学の様に人名が沢山出てきて読み辛いが、30分我慢すればだんだん面白くなってくる。 後漢中期から始まっているのでメインキャストが出るのは果たして何巻からか?
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著者の「三国志読本」を読んで、本書が構想10年+執筆12年の超大作であることを知り、著者の思いに応えるためにも読みたいと思った。 先の「三国志読本」の中で、宮城谷氏は柴田錬三郎氏や吉川英治氏の「三国志」の大ファンであったことを明かしたうえで、それらの「三国志」が「三国志演義」というフィクションをベースとしたいわば時代小説であったのに対し、自分は正史をベースとして初の歴史小説に挑んだのだということを述べていた。 その正史の「三国志」を読んでみたいと思い、中国・古代=後漢の時代にタイムトラベルのダイヤルを合わせてみることにした。 第1巻はプロローグ的な位置づけにあるのではないだろうか。後漢の祖光武帝から、2代、3代、~10代くらいまでの時代が書かれている。自分の知っている吉川「三国志」の英雄たちが登場するのは、まだまだ先のようだ。第1巻で、袁紹の名前と曹操の名前がわずかに登場したくらいで、著者はおそらく三国鼎立時代に入るまでの時代背景を読者にインプットしておきたかったのかもしれない。 それにしてもこの時代は、非常に不安定な時代だ。 第1巻の冒頭は、楊震の「四知」の話で始まる。「天知る、地知る、我知る、子(なんじ)知る」・・・何ごとかを為すとき、誰にも見られていないと思って邪な心を起こしてはならないというような自戒の言葉だ。 この言葉は、楊震の清廉潔白な人となりを示している。 楊震は、「明経博覧」と言われ経書に明るく、驚異的な博識であったと言われるが、それでもこの時代を生き抜くことは難しかったようだ。楊震は第1巻の前半で早くも自害する。 ①光武帝-②明帝-③章帝ー④和帝ー⑤殤帝ー⑥安帝ー⑦少帝ー⑧順帝ー⑨沖帝ー⑩質帝ー (後漢帝室系図は、本書を読み進めるのに欠かせない) 帝が没するごとに、醜い後継争いがぼっ発する。一つの権勢の裏側には、常にその転覆を虎視眈々と狙う反対勢力がある。 楊震は、反対勢力(安帝勢力)のクーデター後、訴追され、自害に追い込まれた。優れた能力があったしても、正義であったとしても、愚者が権力を掌握すると、そういう結果につながるという時代である。 愚帝(安帝)政権の暗黒時代には、逆にその時代を終わらせるための善なる勇気が求められる。 孫程をリーダーとした19人によるクーデターにより、正当路線(順帝)に政権奪還が実現した。このシーンは、第一巻の中でも劇的なシーンだ。奪還した順帝も賢帝であり、この19人全員を顕彰し、また楊震ら過去の功労者を称えることも忘れなかった。 この順帝に幼少期から仕えていたのが、曹操の祖父である曹騰だ。宦官として仕え、順帝と命を共にする約束であったが、順帝の命により没後も生きることとなった。 賢帝の没後、待ち受けるのは乱世か? 続きは第2巻で確認したい。
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126ページ当たりで挫折。安帝の暗愚さにいらいらしっぱなし。心穏やかな時に読むと教訓を引き出せる作品なのだろう。仕事で気がめいってる状態ではこれ以上読めない。 安帝の幼いころが聡明であったことの考察は秀逸。聡明であったのではなくて、言われたことに素直に従っていたのが周りに聡明で...
126ページ当たりで挫折。安帝の暗愚さにいらいらしっぱなし。心穏やかな時に読むと教訓を引き出せる作品なのだろう。仕事で気がめいってる状態ではこれ以上読めない。 安帝の幼いころが聡明であったことの考察は秀逸。聡明であったのではなくて、言われたことに素直に従っていたのが周りに聡明であると思われていただけ、というような説。おおいにうなずける。 自分をいかに磨くかというのは大切だ。早いうちからいろんな人にもまれ、いろんな人から指摘を受けないと、自分の姿は見えない。
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後漢末期、世は乱れ群雄が割拠する時代 …に至るまでにどういった流れがあったのかが書かれています。 最初は読んでも読んでも劉備や曹操、孫堅といったお馴染みの人物が出てくる気配が全くなく、なかなか物語に物語に入り込めなかったのですが気づけば読み終わっていました。
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これまで読んだ三国志と全く違う入り方で、まあ全然付いていけてません。登場人物が掴めていない・・・ いつ普通の登場人物が出てくるんだろう・・・
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後漢末から晋までの時代。 春秋戦国時代や三国志のことをある程度知っていることが前提になっている。数年前に途中までで面白くなくてやめた本。 魏も必ずしもずっと国政が安定していたわけではなかった。しかし、その間に他の国は国力を蓄えて発展することができなかった。
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吉川三国志と全く異なる入り方。後漢の光武帝から物語は始まる。後漢がいかに幼帝が多く、その取巻き、外戚、宦官たちに支配されていたか。時代背景が詳細に語られる。謀略、取入りで国が傾いていく姿が痛々しい。そんな中で順帝保を擁立する19名の宦官によるクーデタの場面は感動的。凛として19名...
吉川三国志と全く異なる入り方。後漢の光武帝から物語は始まる。後漢がいかに幼帝が多く、その取巻き、外戚、宦官たちに支配されていたか。時代背景が詳細に語られる。謀略、取入りで国が傾いていく姿が痛々しい。そんな中で順帝保を擁立する19名の宦官によるクーデタの場面は感動的。凛として19名の前に顔を出す順帝と、死を覚悟した王に付いていくことを確認した面々。その中に曹操の養祖父・曹騰の若き日の姿が。不遇の日に楊震が密室で旧友からの贈り物を「天知る。地知る。我知る。なんじ知る。たれも知らないとどうして謂えるのか」という言葉は印象に残るが、この楊震も宦官に陥れられ、毒を仰ぐ結末、暗澹たる気持ちになる。
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