ローマ人の物語(12) の商品レビュー
「来た、見た、買った」これもカエサルの言葉なんだね。勉強になります。40を過ぎてからのカエサルの行動はすさまじい。また、組織化、システム化する能力は恐ろしい。そりゃ暗殺もされるわ、と妙に納得。カエサルが死して2000年以上経過するけど、こんな天才は今後も出てこないんだろうね。
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そしてカエサルが描く新秩序へ。惜しむらくは、カエサルが天才すぎた故に同胞がそれについていけなかったことか。アントニウスの首都での失態も、結局カエサルがいないと解決しなかった。翻すとこの創造的大天才は、新秩序をひとりで作ったということか。 ※9/5にまとめて入力
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ポンペイウスの残党の整理を完了し、つかの間の平和の最中でカエサルが行った改革が述べられているのだが、短期間でよくもまぁこれだけドラスティックな改革ができたなぁと驚嘆させられる。戦だけではなく、政治、経済、文化全般に対して行った施策が非常に的を得たように感じる。カエサルがでてきてい...
ポンペイウスの残党の整理を完了し、つかの間の平和の最中でカエサルが行った改革が述べられているのだが、短期間でよくもまぁこれだけドラスティックな改革ができたなぁと驚嘆させられる。戦だけではなく、政治、経済、文化全般に対して行った施策が非常に的を得たように感じる。カエサルがでてきていなかったら文明、経済、政治は数百年遅れたんじゃないか?逆にあと数年生きながらえたら、数百年進んだ現在があったのではないか?そうなると今の自分は生まれたのだろうか?など今の自分にも影響を与えたのではないかと思いを馳せる... 塩野さんもカエサル大好きなんだろうなと文章からよく伝わる。
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ポンペイウスを破り、カエサルの描いた世界を実現していく暗殺までの4年間。 カエサルの人心掌握術は本当に脱帽です
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ポンペイウス亡き後のローマ世界には、もはやカエサルに比肩する司令官などいなかった。カエサルは、まさに「来た、見た、勝った」の勢いでポンペイウス派の残党制圧を終え、ついに念願のローマの政治改革に乗り出した。しかし、その改革は、ブルータスらによる暗殺をもって頓挫し、ローマは再び混乱の...
ポンペイウス亡き後のローマ世界には、もはやカエサルに比肩する司令官などいなかった。カエサルは、まさに「来た、見た、勝った」の勢いでポンペイウス派の残党制圧を終え、ついに念願のローマの政治改革に乗り出した。しかし、その改革は、ブルータスらによる暗殺をもって頓挫し、ローマは再び混乱の時代に突入する。塩野七生の独特の文章にも、すっかり慣れてしまいました。
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中巻はあんまり楽しめなかったな。。。 カエサルがローマ平定後にやった改革がつらつら並んでいるイメージ。 割に読み飛ばして読んでしまった。
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「来た、見た、勝った」「VENI,VIDI,VICI(ヴェニ、ヴィディ、ヴィチ)」カエサル、ポンペイウスなき後のローマを再建する。政治的手腕もいうことなし。キケロとの関係も品位の差が歴然。
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ポンペイウスとの戦いに勝利し、 ローマ唯一の最高権力者になったカエサル。 ここから彼が理想とする帝政の基盤が作られていきます。 軍略だけでなく、卓越した政治能力、人身掌握術が読み取れます。 カエサルと信長では、性格からなにから全く違いますが、実行力と改革力という意味では共...
ポンペイウスとの戦いに勝利し、 ローマ唯一の最高権力者になったカエサル。 ここから彼が理想とする帝政の基盤が作られていきます。 軍略だけでなく、卓越した政治能力、人身掌握術が読み取れます。 カエサルと信長では、性格からなにから全く違いますが、実行力と改革力という意味では共通するのかなと考えてしまいます。
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事実上のローマ皇帝となり、ローマを帝國として生まれ変わらせたいカエサル。 次々と政治危機を巧みな手腕で解決し、グランドデザインを構築する。
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本屋に平積みされてるいわゆる「成功本」をいろいろと読み漁るにつれて、「成功って何?」とわからなくなり、原点にかえって歴史について、しかも歴史上の人物を中心に学んでみようと思ったのがきっかけです。 これまでの人生、私はあまりにも歴史を軽視しすぎてました(笑) 新しいことばかりを追...
本屋に平積みされてるいわゆる「成功本」をいろいろと読み漁るにつれて、「成功って何?」とわからなくなり、原点にかえって歴史について、しかも歴史上の人物を中心に学んでみようと思ったのがきっかけです。 これまでの人生、私はあまりにも歴史を軽視しすぎてました(笑) 新しいことばかりを追いかけて、先端を行くことばかり考えてました。 今ももちろんそうなんですけれど・・・。 成功本って、楽してお金をもうけるとか、そういうことが究極の目的みたいな感じなんですけど(いや、ちょっと極論ですが^^)、楽してお金をもうけてそれで本当に私は満足なんだろうか?と問うてみて、あんまり満足感を得られそうにないなあと感じたのです。 小さいお城(会社)を持てば満足? お金をがっつり稼げば満足? それでいて暇をたっぷり得られたら満足? この迷いがあるうちは、一歩が踏み出せないんですよね^^ 何世代にも渡る偉人について学びながら、少し後ろに下がって自分の人生、そして息子達の人生を考えてみたいと思います。 カエサルは最高です。
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